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「ソヨンに何をした」
と、首を絞めるビョンイン。
「何もしてない目覚めたらこの体の中にいた
」
と、ソヨン。
本当のソヨンはどこだとビョンイン。
「死んだのか生きてるのか、私も知らない。」
その言葉を聞いて、ビョンインは首を絞める手に力を込めました。殺してやる・・・と。
でもね、顔は愛したソヨンなんです。自分を微笑みながら見つめてくれたソヨンなんです。彼の生きる唯一の目的だったソヨンなんです。
殺せませんよね・・・。
手を放しました。
いつからソヨンの中にいるんだ・・・とビョンイン。
「池に落ちて目覚めた時からだ。」
何もかも知っているのか?とビョンイン。
「この女の記憶が蘇ったんだ。」
その時、兵たちが追いつきました。
ビョンインは剣を抜き、兵とソヨンの間に立ちました。
立て、死にたくないだろ・・・と手を差し伸べました。窮地を脱するまで手を取れと。
「記憶があるならソヨンはお前の中にいる。だから、生きろ。生きねばならぬ。」
ソヨンを殺すなということですね。
ソヨンはビョンインと共に逃げました。
追うのは兵とそしてキム・ジャグンの手下サルス。
ソヨンを庇っての闘いは、ビョンインにとっては不利。
深手を負ってしまいます。
必死に自分と一緒に闘ってくれ、傷を心配するソヨンに、ビョンインは本当のソヨンの姿を見たのかもしれません。
優しい眼差しになりました。
懐から例の連判状を出し、ソヨンに渡し、言いました。
これで自分を守れ・・・と。
「幼い頃私とかくれんぼをしたことを覚えているか?10数える間に逃げて隠れろ。絶対に振り向くな。」
一緒に行こうとソヨンが言いましたが、無駄だとビョンインは言いました。
嫌だ・・・とソヨン。
すると、剣を突きつけ、早く行けと言いました。ソヨンを救え・・・と。
そして、追いついたサルスに向かって駆け出して行ったのです。
ソヨンは反対方向に向かって駆け出しました。
誰の差し金だ・・・とビョンインがサルスに聞きました。
「聞くまでも無い。お前の父親だ。」
イマイチジャグンのビョンインへの言葉が信じられなかった私。やっぱりね・・・。自分しか愛さない人間なのね、ジャグンって。
ビョンインは、それに気づいていたのでしょうね。
10数えてソヨンが振り向くと、ビョンインがサルスに斬られた瞬間でした。
ビョンインの目に最期にうつったのは、まだ王宮に入る前のソヨンの姿でした。
ずっと見て来た筈なのに、何故自分はソヨンの変化に気づかなかったのか・・・とビョンイン。
泣けた~っ ホント、泣けた~っ
ソヨンも傷を負いながら、必死に逃げました。自分を守って死んだビョンインのためにも、ソヨンを絶対に生かさなくてはいけないと感じていたのでしょう。
日が落ち、真っ暗になった山の中を、ソヨンは一人ふらふらと歩きました。
ビョンインがくれた連判状を見ました。
でも、これをどうやって役に立てれば良いのか、ソヨンには分かりません。自分の目の前で自分を庇ってチェ尚宮もホンヨンも、ビョンインも死んでいくのに、自分は何も出来なかったではないか・・・と。
呆然とうずくまっているソヨンを見つけたのは、哲宗でした。
ソヨンは哲宗に抱きしめられ、子供の様に泣きました。
チェ尚宮とホンヨンは生きていました。
身重の身で何故こんな無茶を・・・と哲宗は言いました。普通の女性では考えられない事です。
「お前がいないから、来るしか無かった。停電になったように四方八方が真っ暗だった。あ・・・停電と言うのは・・・。」
と、ソヨンが説明しようとすると、哲宗は説明しなくても分かると言いました。
「私も同じだったから。」
キム・ジャグンはサルスから哲宗が生きていると報告を受けました。
ソヨンを追っていた兵たちは、哲宗率いる東匪によって追い払われていたのです。
ビョンインの死も当然報告されたでしょうが、何の反応も見せていません。
と言うか、ビョンインの死は伏せたままにしておくつもりのようです。連判状を盾にキム氏一族だけじゃなく、チョ氏一族も意のままに操ろうと考えているのでしょう。
ファジンは、哲宗の生存と、今回の一件はキム氏一族による陰謀だと書いた文書を町のあちこちに貼りました。
表向き、哲宗の死後、ソヨンは静養のために王宮を離れているということになっていたようです。
ソヨン父は、その貼り紙を持って大王大妃の元を訪ねました。
彼もソヨンは静養に行ったと聞かされていたようです。
本当の事を・・・と言うと、大王大妃はあっさり言いました。哲宗の生存を信じて家出したと。
「これは家門のためにならぬどころか泥を塗るようなものです。後世で何と言われるか。家門の名誉以外に王様を害してまで得たいものとは何ですか。」
と、ソヨン父が言いました。
「私が自ら手放すまで私の時代が終わってはなりません。」
と、大王大妃。
権力欲のみですな。
哲宗を助けた薬草取りの男、なんと、タミャンの父親でした。
タミャンから哲宗とソヨンの話を聞いていたそうです。それが無かったら、哲宗の命は無かったことでしょう。
タミャンはソヨンを救い、哲宗も救ったことになります。それは、哲宗がタミャンを見捨てなかったからでしょう。
ソヨンは哲宗とチェ尚宮、ホンヨンとともにビョンインを葬りました。
ビョンインの亡きがらは、ソヨンを見送った時のまま膝をついていました。
「ありがとう。そしてごめん。ソヨンにとっても特別な存在だった。」
ソヨンは呟きました。
王妃が本当に未来から来たのなら、結末も知っているのでしょう?と哲宗がソヨンに聞きました。
「お前は負ける。」
と、ソヨン。嘘をつく事も出来たのでしょうが、ソヨンは正直に言いました。
「だが、お前に全てを懸ける。お前にオールインした。」
では私も最善を尽くします、自分の運命にとことん逆らってやります・・・と哲宗は微笑みながら言いました。
その頃、牢に入れられたままの永平君とホン別監は、何も出来ない事を悔しがっていました。
そこにキム・ファンが差し入れを持ってやってきました。
出来ることがあったら何でもするとキム・ファンは言いました。
キム氏一族にもかかわらず、ファンは彼らを慕っていました。家門など関係なく、心から彼らを助けたいと思っているのです。
その気持ちを利用しようと考えていたホン別監は、罪悪感を覚えました。
あまりにも純粋で人を疑う事をしないファンに対して、恥ずかしいと思ったのかもしれません。
敢えてファンを突き放しました。
自分はファンを利用しただけだと言いました。一瞬たりとも友だと思ったことは無いと。
ファンはガックリして帰って行きました。でもね、ホン別監も泣いていたんです。
即位式の当日。
幼い次期王は、キム・ジャグンの威に押され、何も不平を言うことも出来ず、ただ、お人形のように座っています。
即位式は、親族も呼ばず、ごく一部の者のみで密かに執り行われることになりました。
安全のためだとジャグンは言いました。
宮中も、安全のため、兵士以外は通行禁止の措置が取られていました。
ジャグンはサルスに命令を下していました。
万が一哲宗が王宮に来たら、射殺しろと。
哲宗とソヨンは荷車に隠れて密かに王宮に入りました。
途中、ジャグンに呼び止められましたよ
危ないーっ
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