純情に惚れる 韓国TVドラマOST (JTBC) | |
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ミノは、スンジョンへの想いを、もう疑うことはなくなりました。
理由はどうあれ、自分の想いは真実で、今の願いはただ一つ、スンジョンと一緒にいたい・・・ただそれだけですから。生きているからこそ感じる想いなのですから。
ヨンべの意識が戻りました。
が、まだ話す事が出来ません。ナ刑事は、イラついてます。
ジュニは会社を辞めました。
幼い頃からずっと一緒にいたスンジョンと初めて離れるわけで。
少し距離を置くのも悪くないと思う・・・とスンジョン。また友達として会えると思う・・・と。
「自分がイヤになるよ。君に冷たくされても憎めない。君とは友達じゃない。この先もな。」
ミヌは、スンジョンにさりげなくアプローチ開始。
でも、スンジョンも鈍くてね。ってか、仕事の場では、それ以外の事は考えられないスンジョンなんです。真面目ですから。
ミヌは一人で盛り上がってはスンジョンに分かってもらえず、がっくり・・・を繰り返してます。
で、オ秘書があれこれ指南しようとするんですが、これがまた爆笑モノで
ミノは新製品の開発、そして販売に関して投資を受ける事が出来るようになりました。その担保に自分の財産をするほどに賭けています。
これを、ジュニは利用しようとしているんです。
ヘルミアの倒産とミヌの破産を企んでいるのです。
ミヌは、ドンウクの事件の事を探っているのですが、それがナ刑事の耳に入りました。
その理由が何か怪しんだナ刑事は、直接ミヌに聞きに来ました。
夢で見た・・・なんて事は言えません。信じて貰えないのは分かってますから。
ドンウクの着メロと同じ曲を使ってるミヌ。それもまた怪しまれる原因の一つですし、ドンウクの携帯が誰かに持ち去られた・・・とミヌが呟いた事も、もーっと怪しまれる結果となりました。一般人が知る筈の無い事ですからね。
この時、ミヌは、ドンウクの死の原因が原料問題だと聞かされました。
その瞬間、ミヌは、ジュニの事が浮かびました。
こうなると、すぐに確かめなくては気が済まないミヌ。ジュニのところに行きましたよ。
ジュニは、自分がヘルミアを辞めた事もあって、父親を警備員の仕事から手を引かせようとしていました。そして、ソウルに呼んで一緒に暮らそうと考えていたんです。
そんな時、ミヌが突然訪ねて来たんです。原料問題の事を口にしたミヌ。
ジュニ父は、不安を感じました。で、二人の話を盗み聞きしたのです。
不安は的中しました。ミヌは、ジュニをドンウク殺しの犯人だと疑っている事が分かったのです。
スンジョンは、自分のミヌに対する気持ちに疑問を感じ始めていました。
これが、上司に対する気持ちなのか、一人の男性として見ているのか、彼女には区別がつかなかったのです。
ナ刑事から、初めてその気持ちを指摘され、気づいたわけです。
で、同僚に上司としての尊敬と恋心の区別の付け方をさりげなく聞いてみました。
「尊敬と恋心の違いは、その人に頼りたいか否かだと思います。上司には頼れない。尽くす事は出来ても涙は見せられません。」
なるほど・・・とスンジョンは思いました。
ミヌは、ミヌで、スンジョンが自分をどう見てるか気になっていました。
ドンウクの心臓を移植して以来、ドンウクがしていた行動を同じようにするようになってる自分ですから。手術前とは変わったのは確かですからね。もしかしたら、ミヌを通してドンウクの面影を見ているのでは?・・・とね。
で、例のごとく、回りくどく聞いてみました。
「手術後の俺の印象は?」
たちが悪くて、無礼で・・・
「俺を見て誰かに似てるか?」
CNBLUEのチョン・ヨンファに・・・向こうが年上の俺に似たんだ
「精神面は?誰かに似てると思う?」
小学生・・・ 彼を思い出さないなら、ヨシとすべき?
「代表に似てる人なんて、そうはいませんよ。珍しい性格できれいな顔ですから。」
俺ってきれい?
「ちょっと女性っぽい顔立ちです。」
男らしいのが好みか?
「女性はそうです。彼は男らしくてイケ面でした。」
「顔よりも、心が綺麗な人でした。いつも見守ってくれた。嬉しい時より辛い時や悲しい時に傍にいてくれた。」
そう話すスンジョンは本当に優しい表情をしていました。
それを見て、ミノは、切なくなりました。ドンウクと過ごした時間は、到底自分が太刀打ちできない長さですから。思い出も何倍も多くありますから。
ヨンべの病室にジュニ父が現れました。
「絶対に口を割るんじゃないぞ。家族の事を考えるんだ。分かったな?」
静かにそう話して、病室を出て行こうとしたジュニ父。
怯えながらも、ヨンべは、ジュニ・・・と呟きました。回復して喋れる日が来るのも近いと感じたジュニ父です。
この時、ジュニも、ヨンべの動向を探らせようとしていました。
そこに、父から話しがあると電話がかかったのです。でも、さほど重要だとは思わず、後にしてもらいました。
「ご飯はちゃんと食べるんだぞ。」
それが、父との最期の会話になってしまいました。
ジュニ父は息子の罪を全て被って自殺してしまったのです。
ドンウクの携帯の電源が入ったと知ったナ刑事たちが、ジュニの実家に駆け付けた時、既に遺書を残してジュニ父は亡くなってしまっていました。
ジュニが帰宅すると、きちんと食事の用意がしてあって、父からの手紙がありました。
自殺すると言う内容でした。
出来の良いジュニが、自分のように力の無い父親の為に苦労が絶えなかったことを詫びていました。ドンウクの事故の事も全て知っていて、それを自分が背負って逝く・・・と。
お前は安心していい。これは私の遺言だ。絶対に人には知られるな。お前の胸の中に閉じ込めておけ。分かったな?・・・。
お前は辛い事があると食べたモノを吐くだろ。冷蔵庫にお粥を作って入れてある。温めて食べろ。
最期まで息子を深く深く愛していた父親でした。
ジュニは、病院に駆け付け、父の遺体に縋って泣きました。
唯一の味方が居なくなってしまいました。
お葬式にスンジョンが現れました。
彼女も必死の思いで来たのです。
これまでのジュニから受けた恩を考えると、やはり無視することはできませんでした。
辛い時、ドンウクの他にジュニもいてくれた事を思い出したのです。
「お別れに来たの。おじさんとあなたに。友達で居られるほど私は強く無い。あなたの言うとおりだわ。もう私たちは友達にもなれない。今までありがとう。」
そう言って立ち去って行くスンジョン。
その後ろ姿をぼんやりと見つめるジュニ。追う事も出来ませんでした。
一人泣くジュニの姿が痛々しくてねぇ・・・。泣けましたよ。
ミノは、犯人がジュニ父だったと聞いて、何か不審なモノを感じました。
トラックではねた?・・・と聞いて、そうじゃない気がすると思い、ナ刑事を訪ねました。
ジュニ父は犯人じゃない、トラックも違う気がする・・・と訴えました。
「胡散臭いと思うだろうが、よく聞け。実は俺の中には別の人間がいる。とにかく、俺の直感はずば抜けて鋭い。」
勿論、ナ刑事に殴られただけでした。信じられませんよね、こんな言葉。
こんな事があっても、スンジョンの仕事ぶりは変わりありません。
それがいっそうミノには痛々しく映りました。
で、スンジョンの家の近くの階段で待っていました。
帽子で顔を隠せるし、水分補給の水もある、肩を貸す男もいる、思い切り泣け・・・と、ミヌ。
「俺の心が9歳のままだとしたら、君は弱いくせに強がってるおませさんだ。子供じみた大人もむかつくが、大人びてるのも問題だ。だから、君を見てると腹が立つ。腹が立つほど可哀相だ。」
ミヌに傾く心を初めて意識したスンジョンだったかも。
でも、ドンウクが亡くなってまだ時間が経ってないのに・・・とナ刑事に言われた言葉が頭をかすめました。
だから、意味が分からない・・・とそのままスルーしようとしたんです。
帰ろうとしたスンジョンを、ミヌは抱きしめました。スンジョンがそう出るだろうとミヌは予想していたんです。
「辛い時はそう言え。泣きたい時は泣け。でなきゃ、心が壊れるぞ。」
それでも、違うとふりほどこうとするスンジョン。
「じゃぁ、君を見てる俺が辛いってことにする。だから、慰めてくれ。」
「よく頑張った。」
そう言って、ミヌが髪を撫でた時、もうスンジョンは我慢できなくなってしまいました。
初めて、ミヌの前で心から泣きました。声を挙げて。
ジュニは、父の死を思うと、これまで以上にミヌへの憎しみが湧いてきたようです。もう怖いモノは無い・・・そんな感じです。
父の残してくれたお粥も食べました。
ヘルミアの新商品の開発が暗礁に乗り上げてます。
何かと費用と時間がかさみ始め、投資家も投資を渋り始めました。
で、説得のために、投資家に会おうとしたミヌ。
ところが、現れたのは、なんとジュニ。
温かさを微塵も感じさせないジュニの目。冷徹さがいっそう鋭くなった感じです。