大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

四天王寺式伽藍

2018年08月15日 | 四天王寺
昨日、7時14分発のバスに乗りお盆の法要のため四天王寺六時堂(重文)へ。
昨年は六時堂の東西回廊を往復するほどの行列で長時間並んだことを反省、早朝の出発としました。
お蔭様で着いた時の行列は約20人程で、そんなに長く並ばずに堂内へ入ることができました。
写真下左ー六時堂・右ー稲田桃(長径5センチ位)

稲田桃は、日本古来の野生種で、江戸時代後期にはお盆の供え物として大阪市内や京都に出荷されるなど、東大阪市稲田地区で盛んに栽培されました。司馬遼太郎記念館の庭でも多くの実が生っています。

お盆の期間中は、中心伽藍建造物の耐震改修工事が終わった四天王寺中心伽藍内を無料公開。
暑い中でしたが内部を久しぶりに一回りして来ました。
写真下ー四天王寺式伽藍配置図(右が北)

四天王寺式伽藍
南から北へ向かって南大門と中門、五重塔、金堂、講堂を一直線に並べ、それを回廊が囲む形式の一塔一金堂式。
日本では最も古い建築様式の一つ。
その源流は中国や朝鮮半島に見られ、6~7世紀の大陸の様式を今日に伝える貴重な建築様式とされている。

写真下左ー南大門・右ー中門(仁王門)

7世紀前半に創建された四天王寺は真北にとっており、古代の寺院建築が軸線を真北に設定する基本に則っている。
写真下左ー五重塔と金堂・右講堂

当時の中心伽藍の建造物は、昭和9年の室戸台風と先の戦災で焼失し、現在のものは昭和30年代再建の鉄筋コンクリート造りですが建立当時の伽藍配置を正確に復元しています。

室戸台風の時、五重塔の倒壊するのを中学校の教室から見たと亡父から聞いたことを思い出しました。
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