大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

法然上人像

2021年05月05日 | 四天王寺
先日、歯科からの帰り道、四天王寺へ墓参り。
阿弥陀堂隣接の納骨堂の西側に「法然上人像」があったことに今まで気が付きませんでした。
極楽門のすぐ近くにある「親鸞聖人像」や「弘法大師像」と比べると少し小さく目立たない感じです。

阿弥陀堂の隣に建てられたのは、この阿弥陀堂が法然ゆかりの寺院を巡る法然上人二十五霊場の一つになっているからでしょう。
像の台座には、「 月影の 至ぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ 」の歌が刻まれています。
法然上人の和歌(浄土宗の宗歌)で、阿弥陀如来のお慈悲のみ光はあまねく一切の人々をお照らし下さるが、その光をながめなければ、お慈悲に気づくことが出来ない、との意味。

四天王寺の現在の宗派は和宗で、天台宗に属していた時期もあったが元来は特定宗派に偏しない八宗兼学の寺であった。
八宗兼学・・・日本の仏教の8つの宗派(下記)の教義を併せて学ぶこと。
  天台宗(最澄)・真言宗(空海)・日蓮宗(日蓮)・曹洞宗(道元)・臨済宗(栄西)・浄土宗(法然)・浄土真宗(親鸞)・時宗(一遍)

境内はコロナのためがらんとしており、いつも賑わう墓参者も少なくひっそりとしていました。
コメント
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