「うそうそ」畠中恵

　待ってました！しゃばけシリーズ第５弾！！

　今回は、あの病弱な若だんなが旅に出るっていうんだからどんな騒動になるのかと思ってたら案の定いろいろ起こって…、面白かったです☆


　昨日、テレビでドラマが放映されたはず。すごく観たかったけど、入院中で消灯21時だから観れず…(泣)

　体を丈夫にするために湯治の旅に出る若だんな。旅のしょっぱなから守り役の兄やたちがいなくなるし、人さらいにさらわれるしで次々と騒動が巻き起こる。何がどうなってるのか分からないけど、徐々にいくつかの事が絡み合ってるのが分かります。


　それぞれが正しいと信じるものに従って行動するものだから、意見が合わなかったり…。人間くさい悩みを持ってる姫神さまがいたり…。妖ももちろん出てくるけど、侍や若だんな、雲助の人間味にあふれてる考え方とか思いがあって、とても共感できます。


　若だんなはいつものように寝込むけど、なんとか騒動は解決します！


　雲助というのが、卒論の本で出てきて人名だと思ってたけど、この本読んで、旅人の荷物持ったり、籠で人を運んだりする人のことを言うってのが分かった。この本も浄瑠璃も江戸時代だしねー。

　江戸時代の町人の空気が好きです。