うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

『冒険に出よう』安藤美冬

2013年01月28日 19時39分58秒 | book
昨年読んだ本。
さくっと読めました。

「ノマド」 っていう働き方やそういう人たちに興味があって安藤美冬さんを知りました。それから情熱大陸観て、Twitterフォローしてついに著書発売で期待MAXで読みました。

面白い!

本としての作りも面白かった!
蛍光ペンでマーカーしてあったり、注釈がついてたり。
実際の体験に基づいて書かれてて、それが成功体験じゃなくて失敗したこともありのままに綴られてて、すぐに実践出来そうな事もあったし、背中押されました。


読んだ時期が合格直後だったので「チャンスの神様がやってきたら、躊躇せずにつかみにいく。」は胸に刺さりました!


他にもTwitterの使い方や、すぐに取り入れられそうなアイデアがちりばめられていて、一つ一つが端的で短くまとまっていたので読みやすかったです。
オススメ本の紹介などもあったので、読んでみたいと思います!


ポジティブで情熱が詰まってる。だけど、ずっとポジティブに進んできた訳じゃなくてつまずいたり失敗したり怖いって気持ちと闘いながら仕事に向き合う姿勢は素敵だなと思いました。

『ふがいない僕は空を見た』窪美澄

2013年01月02日 20時51分34秒 | book
昨年末に読みました!『晴天の迷いクジラ』の窪さんです。


映画にもなってる窪さんのデビュー作。

私は、『晴天の迷いクジラ』の方が好きだけど、『ふがいない僕は空を見た』も面白かった。
最初は性的な話というかコスプレとかの話で引いちゃったんだけど、その背景には抱えてる事情があってすぐに解決できる問題ではない。それでも生きていかなくちゃいけない。

普通の男子高校生、主婦、周りの同級生たちの視点から描かれる。
それぞれの話ごとに中心になる人物が変わってて、時間軸も進んでいくんだけど見えてなかった周りの人たちが抱える過去や今置かれてる状況が書かれてて読み進めるのが面白かった。


それぞれが置かれてる状況ってけっこう辛い現実なんだけど、読後感悪くないし、勇気がわく。


助産院で働くお母さんの姿も新鮮でした。命が産まれる現場=希望に溢れてるってイメージだったけどもちろんそんな簡単な事ではなくて、経営していく事や安全にお産をしてもらう為には大きな病院に運ぶ事もあって、そんな現実味を帯びた話だから勇気をもらえたのかもしれない。



窪作品2作品目だけど、けっこう好きです。次は、『クラウドクラスターを愛する方法』読みたいなー。