うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

2008年を振り返って

2008年12月30日 23時55分20秒 | catch
 けっこういろんなことがあったなぁと思う。就活もそうだし、入院したり、学校の友達と遊びに行ったのも今年が初めてだったかも。あとは、文楽に親しめた!!卒論に関係してるってのもあるけど、純粋に楽しかった。学生生活では「卒論」!!

 まず、就活はかなり昔のことのように感じる。手帳を見返すと頑張ってたなぁと思う。四月から社会人ってのもあんまりぴんときてないし…。

 入院は、まさかこんなに入院するとは思いもせず一番予想外の出来事でした。初めての入院に手術でした。大きな病気もせず過ごしてきたので入院しなきゃだめだってなった時はショックだったし、病気だって分かった時もショックでした。そんなに致命的な病ではないのでちゃんと付き合っていきたいと思います。

 学校の友達と遊びに行ったのは、授業が夜だから学校帰りに遊びに行けないし、バイトが忙しくてなかなか日が合わなかったけど、京都に二回も一緒に行けました!今までご飯を食べに行ったことはあったけど、外に遊びに行ったのは多分初めて。楽しかったなぁ。
 文楽は、今年のはじめに初めて劇場に観に行って、何回か観に行きました。鑑賞教室に行ったり、大夫さんのお話聞いたりするにつれてますます興味がわいた。それにあまり分かってなかったことが分かるようになって楽しかった。もっと若い人に観てもらいたい。ぜひ劇場で観て聴いてほしい。卒論がきっかけだけど、趣味のようなものになりつつあります。

 卒論も今年を振り返る上では外せないけど、まだ提出してないので終わったら改めて振り返りたいと思います。

 バイトは、人がたくさん辞めて入れ代わりが多かったのではないかと思う。それまでが学校を卒業するまで働く人が多かったからそう感じるのかもしれない。人不足が慢性化してて、大学四年間働くことになるけど一番楽しくない年かもしれない。あと、入院でけっこう休んじゃったのであんまり働いてない年かな?

 読書は、あんまりできてないなぁ。趣味なのに…(>_<)もっとたくさん読みたかったなぁ。好きな小説ばっかりじゃなくて広くいろんなの読みたいっていつも言ってるけど、今年もあんまり広くは読めてない。学生最後なのになぁ。



 年始の目標で痩せるっていうのを掲げてたはずだけど達成できてなかったり…(汗)でも、食べなきゃ痩せることが分かっただけよしっ!TOEICのスコアも上げたいって書いた気がするけど、上がってません。


 学生生活最後っていうのをもっと意識すれば良かったかなぁ。まぁ、あと三ヶ月残ってるし、(入院するかもだけど)有意義に過ごしたいです。



 あれよあれよという間に不景気になってびっくりです。他には、大河ドラマの「篤姫」が印象的です。総集編も終わって寂しい。今年一年じっくり観ました。女優の宮崎あおいさんが好きで観始めたけど、ストーリーが気になり早々に小説を読破。いろんな所で現代の女性も共感できるのがヒットの一因と言われてるけど、私もそうかなぁと思う。篤姫さんの生き方にまず惚れる。すごくかっこいいというか感銘を受けた。それに俳優さんが皆さん素敵でした☆



 今年も明日で終わりかぁ…。ざっと振り返ってみましたが、今年の反省を踏まえつつ来年は社会人になる節目の年なので頑張りたいです。

決起?

2008年12月26日 21時33分54秒 | student(university)
 今日は、人文学科でしてる自主ゼミ(卒論に向けて調べたことなどを発表してました)がありました。


 この時期なので調べたことといっても膨大だし大体の見通しがついてるので、卒論の目的とどんな内容かを簡単に発表した。あともう少し頑張ろうって感じになった。あとは、試問がいつかなとか、締切とか、今年やり残したことやらいろいろしゃべった。


 もう皆に会える日もあまりないと思ったから、会えて嬉しかった!8人中私を入れて6人来てた。


 皆頑張ってたので、私も頑張らなきゃなぁと感じた。昨日、卒論指導があって家に帰ってからもちゃんとやったから、明日もバイトしてからちゃんとやります。今日は、できてませんが…(汗)


 卒論発表会をしようって話になりました。書いたものを自分と先生しか読まないのも寂しいから。簡単なレジュメを作ってやりたいねということだった。



 他に、今日の集まりとは関係ないけど、昨日の卒論がらみの話を書きます。先生に再びあらすじが分かりにくいって指摘されたから友達が学校来てたら読んでもらおうと思ったら来てなかった。そしたら、良ければメールしてくれたら読むよって友達が言ってくれたので昨日送って、今日ちゃんと指摘を書き込んだものを返してくれました。


 友達も卒論忙しいのにわざわざ時間を割いて、私の拙い文章を読んで指摘してくれました。その優しさに感謝してます。

「百瀬、こっちを向いて。」中田永一

2008年12月15日 08時41分37秒 | book
 今年もそろそろ終わりなので、本もいろいろランキングが出たり、今年読んだ本で良かったものをいろんな人が言ってる。その中で、この本を知って面白そうだなと思って読みました。


 私の嗅覚は正しかった!私の好きな感じの小説です。私の好みなので、もちろん青春小説。高校生が主人公の恋愛のお話で、短篇が四つ入ってます。

 私は、タイトルにもなってる『百瀬、こっちを向いて。』が一番スキです。
 先輩(男)が二股をかけてて、彼女に疑われてるから、二人目の彼女と付き合ってるふりをしてほしいと主人公の男子(クラスでは目立たない、女子との接点0)は頼まれる。でも、本当に彼女を好きになってしまって…という話。
 好きになって、でも付き合ってるふりしてる彼女は先輩が好きなわけで、主人公はこんな気持ち知らなければよかったって高校で唯一できた友達に言う。けど、その友達が僕はその気持ちを知りたい。ってきっぱり言う。そのあたりがなんとも言えず好きです。


 他の話もとりたててクラスでは目立たない子が主人公で、切なくなったり、かわいらしく思えたりします。



 文章を読んでて、普通なら漢字にするような言葉をひらがなのまま書いてるところが多くて、ちょっと読む時にひっかかりました。


 心があたたかくなる恋愛青春小説です!

いろどり年賀

2008年12月09日 11時47分12秒 | catch
 ついに買うことができました。


 ことの始まりは11月です。駅前などで年賀状の出張販売してる所で「色つきのはないんですか?」と尋ねると、売り切れと言われました。


 翌日もまた別の出張販売のところを通りかかったので、同じ質問を投げ掛けました。すると、その日声かけたのが私が初めてだったらしく、わざわざ電話して色つきのがあるかどうか尋ねて下さいました。それで、あるけど手元には今ないから別の日に受け取る約束をしたけど、時間を決めてなかったからすれ違いになって受け取れず…。


 入院が間近に迫ってて駅前に出る用事もなかったので、退院して今日、郵便局まで受け取りに行ってきました☆入院中に書こうと思ってたんやけどね。



 私のためにわざわざ電話して、いろどり年賀を買えるようにして下さった郵便局の方に感謝です。いろどり年賀がすごく欲しかったので…(汗)。



 年賀状、最近の若い人はあまり書かないって言われてるけど、縁をつなぐ素敵なものだと思うので心を込めて書きたいです。

リレー小説 完

2008年12月07日 22時13分46秒 | student(university)
 昨日、学部の友達四人でやってたリレー小説が完結した。起承転結を四人で分担して、全員が「起」書いて隣に回すっていう感じだったので4作が同時進行でした!「結」の締切が昨日で、「結」を書いたら他の3人にメールする約束でした。それまでは、前の子からきたメールに継ぎ足して次の子にメールする形でした。


 私が「起」を書いたのを友達3人がそれぞれ承・転・結を書いて昨日完結したのを初めて読んだ。なかなかデンジャラスな展開をしてて、びっくりです。一人四百字程度という縛りがあるからあんまり細かいことは書いてないけど、他の私が承や転を書いたのも予想外の展開してて面白かった!!



 私は、高校生の女の子二人と転校生の男の子一人が出てきて、女の子の一人がその男子に一目惚れしたっていう「起」を書いたのですが、3人の関係が複雑になって最終的にはホラーなというかダークな終わりになってました(汗)



 四百字なのでキャラの細かい背景がなくて、他の子が書いた部分をどう解釈するかも自分の裁量で、それも面白かった。具体的には、女子大生のモノローグで進んでる話にヤツという男子に久しぶりに会って気まずいということが書かれてて、二人の関係やヤツという人物については細かいことが書かれてなくて、でも主人公がヤツに惚れ直したとあったので、主人公がヤツに告白して振られたことにして、ヤツの性格は勝手に私が作って、書きました。
 あとは、文体をそれぞれの話に合わせるのも楽しかった。この後の展開どうしようと悩むこともかなりあったけど、全体としては楽しかったなぁ。


 他には、前に書かれたことを巧く後の方の子が使って書いてるのは上手いなぁと思った。「起」でおじいさんに憧れてこの職業に就いたということを「結」で迷った主人公がおじいさんの言葉を思い出すというようにおじいさんが登場する。



 他の3人がどういう感想を持ったのか早く聞きたいっっ!!

「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ

2008年12月02日 11時38分17秒 | book
 話題になってて前から気になってたので読みました。


 変わった小説だということは承知していたつもりだけど、読みおわってすっきりしない。謎めいてたことはちゃんと明かされるけど、もやもやというか後に残る。


 内容については言ってしまうと面白さが多分減るので省きます。キャシーという女性が自分の幼い頃のことを育った施設を含めいろいろ思い出しているという形で話が進みます。


 久しぶりに読んだ翻訳ものです。もともとかなり読むジャンルが限られてるので…(汗)。


 小説としては長めだと思うけど、友達や先生との関係など実に細かく語られるので飽きることはないです。しかし、私の中ではやや消化不良かもしれない…。何か現実離れし過ぎて私はこの小説から何を受け取ればいいのやらよく分からない。


 うーん、難しい。

「戦場のガールズライフ」吉川トリコ

2008年12月01日 10時50分58秒 | book
 小説家の豊島ミホさんが勧めてはったので読んでみました。初めて読む作家さんです。


 タイトルに『戦場の』ってついてるけど、ほんとの戦場ではなく、高校の同級生四人が卒業して二年後くらいにルームシェアをすることになる。そこで個性ばらばらなものだからいろいろ起こるという話。


 解説で豊島ミホさんも書かれてるけど、この小説には、パワーがある。四人中三人がかなり個性的で好きに行動するっていうのもあるけど、とってもパワフルな小説。いろんな事件が巻き起こるけど、みんな全然違う見方をしてたりする。


 四人を紹介すると、珠子は書店でバイトする平凡な女の子で、希奈子はファッション大好きな楽天家、由美はロリータファッションに身をつつみバンドの追っかけの毒舌の美少女で、美深は、ホステスしてるけど家事もばっちりできるお母さんみたいな面もあるっていうかなり濃いキャラ。


 さくさく読めるけど、四人の友情が深まるみたいな単純な話じゃなく、それぞれうまく行かないこともあったりする。

 元気ない時におすすめです。