昨日、人生で初めて歌舞伎を観に行って来ました!!!
京都南座にて、秀山祭三月大歌舞伎を観てきました。
演目は、『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』『猩々』『熊谷陣屋』。
前から一度歌舞伎を観たいなと思ってて、新聞で記事を発見。これは行くしかないと思って行きました。
演目の中に『熊谷陣屋』が入ってて、大学の卒論で調べたことがあったからそれも良いとっかかりでした。知ってる話があるとちょっと入りやすいよね。
ちなみに私と同じく初めて観る友達と行きました。
あいにく雨がぱらつくお天気でしたが、歌舞伎、面白かったです。
南座の雰囲気も良かったです。情緒があって、着物を着てるお客さんも多くて、日本の伝統に触れたなとしみじみ感じました。
やっぱり3つの演目の中では、『熊谷陣屋』が一番良かったです。私の個人的な思い入れがあったからかもですが。
歌舞伎に関しては、あまり知識がなかったので、図書館で本を借りて、行きの電車の中でぱらぱらと予習。とりあえず、話の筋とか舞台の作りなどの知識をかじってみました。
私は、文楽を何回か観てるのでそんなに抵抗なく入れたかなと思います。
ただ、生身の人間が演じているのは、やっぱり人形と違うし、男の人が女の人も演じる女形さんの演技を初めて目の当たりにしたので、女の人にしか見えない立ち姿や声音は素直に驚きました。
役者さんの名前とか全然分かんないけど、贔屓の役者さんがいればもっと楽しいんだろうなと思います。
あまり演劇自体を観に行かないけど、私の場合選ぶ基準は何の演目かがわりと大きな部分を占めているので、役者さん基準で観に行くものを決めるのって憧れる。
話を戻して、感想ですが、やっぱり生身の人間の迫力ってすごいなと思いました。花道からの登場も初めて見たけど、客席が近い人はいいだろうなと思いました。登場よりも花道を使ってはけていく時の方が面白かったかなと思います。いろいろ型があるようなので。
正直、「忠臣蔵」の方はあまり話の筋が理解出来てなかったので、省きますが、次の演目の『猩々』は、ジャンルが違って舞踊劇で目で楽しめるものだったので初めて観る私でも楽しめました。
後ろに大夫さん(語りの人)?、三味線、鼓、笛などの方たちがずらっと並んで、真っ赤な長い髪の2人の舞を観ました。多分、相当の鍛錬が必要なんだろうなと思いながら観ました。扇を使ったりかけあいのような動作があったり、素晴らしかったです。
『熊谷陣屋』
熊谷直実の役者さんが迫力というか何かすごいなって感じました。感覚的な感想ですが・・・。強いというか豪快な直実を体現されてて素敵でした。
他には、母親が2人出てくるんだけど、その2人がじっとしてる場面があるんだけど、微動だにしなくてすごいなと思ったり、悲しみを表現してる所が印象的でした。他の人物が話したりしてるからなんだけど、静止するのって動くのと同じくらい大変だよね。
決め台詞??「一枝を折らば一指を・・・」(←うろ覚え)の台詞を聞けてテンション上がりました。首実検の場面で、直実が義経に自分の判断(院の子を助ける為に自分の子を身代わりに殺した)が正しかったか問う。切ない場面です。
一番は、直実の出家の場面。出家して旅立つ場面がラストなんだけど、その演出が変わってました。幕(おにぎりせんべいの柄:正式には定式幕というらしい)が閉まって、花道に直実が立ちつくす。そこに袖から三味線さんがさっと出てきて、ギターみたいに足台に片足をさっと置いて立ったまま三味線を弾く!!!三味線、立ったまま弾くのにびっくり。
三味線の音色にのせて悲しみとか無常とかいろんなことを感じつつ、直実が花道からはける。
他に注目すべきは、『熊谷陣屋』に限り舞台が文楽と同じ作りだったこと。
歌舞伎は、通常は舞台には役者さんが出て、役者さんが台詞を言いますよね?
文楽では、人形は台詞を話さないので、上手に大夫さんと三味線さんがいて、大夫さんが地の文も台詞も語り、物語が進みます。
『熊谷陣屋』では、文楽と同じように上手に大夫さんと三味線さんが一人ずついて、語ってはりました。もちろん、役者さんも台詞を言うし、大夫さんも語る方式でした。文楽と歌舞伎を混ぜた感じ?これは歌舞伎では一般的なことなのかしら?観た時に、文楽と一緒だと思ったんだけど。
舞台の作りで言うと、大きく丸く床が回転するようになっていて、場面転換でぐるんと回る様はすごかったです。
同じ時期に同じ演目で歌舞伎と文楽とやってたら両方観に行ったら面白そうだなと思いました。メジャーな作品だったらありそうだけど。『仮名手本忠臣蔵』『義経千本桜』『菅原伝授手習鑑』とか。調べたら過去にやってたりするのかしら。
また観たい演目があったら、歌舞伎観に行きたいな。それまでにもう少し歌舞伎に詳しくなってたいな(笑)
京都南座にて、秀山祭三月大歌舞伎を観てきました。
演目は、『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』『猩々』『熊谷陣屋』。
前から一度歌舞伎を観たいなと思ってて、新聞で記事を発見。これは行くしかないと思って行きました。
演目の中に『熊谷陣屋』が入ってて、大学の卒論で調べたことがあったからそれも良いとっかかりでした。知ってる話があるとちょっと入りやすいよね。
ちなみに私と同じく初めて観る友達と行きました。
あいにく雨がぱらつくお天気でしたが、歌舞伎、面白かったです。
南座の雰囲気も良かったです。情緒があって、着物を着てるお客さんも多くて、日本の伝統に触れたなとしみじみ感じました。
やっぱり3つの演目の中では、『熊谷陣屋』が一番良かったです。私の個人的な思い入れがあったからかもですが。
歌舞伎に関しては、あまり知識がなかったので、図書館で本を借りて、行きの電車の中でぱらぱらと予習。とりあえず、話の筋とか舞台の作りなどの知識をかじってみました。
私は、文楽を何回か観てるのでそんなに抵抗なく入れたかなと思います。
ただ、生身の人間が演じているのは、やっぱり人形と違うし、男の人が女の人も演じる女形さんの演技を初めて目の当たりにしたので、女の人にしか見えない立ち姿や声音は素直に驚きました。
役者さんの名前とか全然分かんないけど、贔屓の役者さんがいればもっと楽しいんだろうなと思います。
あまり演劇自体を観に行かないけど、私の場合選ぶ基準は何の演目かがわりと大きな部分を占めているので、役者さん基準で観に行くものを決めるのって憧れる。
話を戻して、感想ですが、やっぱり生身の人間の迫力ってすごいなと思いました。花道からの登場も初めて見たけど、客席が近い人はいいだろうなと思いました。登場よりも花道を使ってはけていく時の方が面白かったかなと思います。いろいろ型があるようなので。
正直、「忠臣蔵」の方はあまり話の筋が理解出来てなかったので、省きますが、次の演目の『猩々』は、ジャンルが違って舞踊劇で目で楽しめるものだったので初めて観る私でも楽しめました。
後ろに大夫さん(語りの人)?、三味線、鼓、笛などの方たちがずらっと並んで、真っ赤な長い髪の2人の舞を観ました。多分、相当の鍛錬が必要なんだろうなと思いながら観ました。扇を使ったりかけあいのような動作があったり、素晴らしかったです。
『熊谷陣屋』
熊谷直実の役者さんが迫力というか何かすごいなって感じました。感覚的な感想ですが・・・。強いというか豪快な直実を体現されてて素敵でした。
他には、母親が2人出てくるんだけど、その2人がじっとしてる場面があるんだけど、微動だにしなくてすごいなと思ったり、悲しみを表現してる所が印象的でした。他の人物が話したりしてるからなんだけど、静止するのって動くのと同じくらい大変だよね。
決め台詞??「一枝を折らば一指を・・・」(←うろ覚え)の台詞を聞けてテンション上がりました。首実検の場面で、直実が義経に自分の判断(院の子を助ける為に自分の子を身代わりに殺した)が正しかったか問う。切ない場面です。
一番は、直実の出家の場面。出家して旅立つ場面がラストなんだけど、その演出が変わってました。幕(おにぎりせんべいの柄:正式には定式幕というらしい)が閉まって、花道に直実が立ちつくす。そこに袖から三味線さんがさっと出てきて、ギターみたいに足台に片足をさっと置いて立ったまま三味線を弾く!!!三味線、立ったまま弾くのにびっくり。
三味線の音色にのせて悲しみとか無常とかいろんなことを感じつつ、直実が花道からはける。
他に注目すべきは、『熊谷陣屋』に限り舞台が文楽と同じ作りだったこと。
歌舞伎は、通常は舞台には役者さんが出て、役者さんが台詞を言いますよね?
文楽では、人形は台詞を話さないので、上手に大夫さんと三味線さんがいて、大夫さんが地の文も台詞も語り、物語が進みます。
『熊谷陣屋』では、文楽と同じように上手に大夫さんと三味線さんが一人ずついて、語ってはりました。もちろん、役者さんも台詞を言うし、大夫さんも語る方式でした。文楽と歌舞伎を混ぜた感じ?これは歌舞伎では一般的なことなのかしら?観た時に、文楽と一緒だと思ったんだけど。
舞台の作りで言うと、大きく丸く床が回転するようになっていて、場面転換でぐるんと回る様はすごかったです。
同じ時期に同じ演目で歌舞伎と文楽とやってたら両方観に行ったら面白そうだなと思いました。メジャーな作品だったらありそうだけど。『仮名手本忠臣蔵』『義経千本桜』『菅原伝授手習鑑』とか。調べたら過去にやってたりするのかしら。
また観たい演目があったら、歌舞伎観に行きたいな。それまでにもう少し歌舞伎に詳しくなってたいな(笑)