うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

『図書館戦争』有川浩

2010年04月24日 19時33分19秒 | book
かなり今さらですが読みました。評判に違わず面白かった~。シリーズ全部読むっきゃないね(笑)



ほどよいラブ要素ありで楽しめた。有川さんの恋愛系の話好きです。図書館が武装して戦うって聞いただけだとリアリティーに欠けそうだけど、読んでみるとそうなった裏付けがしっかり書き込まれてて違和感はなかった。またキャラクターがそれぞれ良くってたまらない。同僚も上司も一癖ある感じなんだけど、こんな上司の下で働きたいと思った。憧れの対象になる感じ。
主人公の考えるより先に体が動いちゃうちょっと出来が悪いけどまっすぐな所も好きだし、すかっとする。



このシリーズがこれから読める楽しみが残ってるのってラッキー。図書館戦争の世界では、読書の自由は保証されてないからね(笑)読みたい本を読みたいだけ読むぞー!

本屋大賞発表!

2010年04月20日 21時54分36秒 | catch
今日は、読書好き必見の本屋大賞の発表があった。


大賞受賞作品を書いた作家さんの小説、奇跡的に読んだことある。すごーく未来的な話で、かなり頭がぐるぐるして自分には合わないと思ってその作品しか読んでない。



けどこれを機に今回は時代小説らしいので読んで見ようかなと考え中。


ちなみに今は有川浩さんの『図書館戦争』に夢中(笑)面白い。恋愛要素があってそれがツボ。読むの楽しいっ!

ふいに食べたくなる

2010年04月17日 12時18分53秒 | Diary(~2010)
普段は、カップラーメンを食べないようにしてるけどふいに食べたくなる。そういうことってあるよね~。以前はけっこう食べてる方でした。インスタント食品。


黒い豚カレーうどん。




塩分どんだけやろ?ナトリウムの量しか書いてないけど推定5グラム以上。おつゆを全部飲んだ場合だから飲まなければいいのさということで食べます(笑)

好物

2010年04月16日 14時14分23秒 | Diary(~2010)
今日は、仕事を休んで奮発ランチを食べた。こう言うと聞こえがよろしくないですが、採血などしに行った帰りにです。



空きっ腹に薬を飲んだせいか朝食抜いたのにお腹が気持ち悪くて吐きそうで、でも何か食べなきゃと思って胃にやさしそうな和食をチョイス。




私の好物がたくさんあって癒された(´∀`)
ぶりの照り焼き、揚げ出し豆腐、とろろが入ってる定食。おいしかった~、ぶり。揚げ出し豆腐もとろろもおいしかった。ご飯も白米ではなく七穀米。白米より雑穀米が体に良いと聞いてから家でもしばしば雑穀米を食しております。



魚の中では、ぶり好きです。さんまも好きだけど、ぶりの照り焼き最高だよね。マグロも好きなんだけど体に良くないイメージがついてからは微妙です。



ちなみに嫌いな食べ物はほうれん草。おひたしとか特に…。まずい。ほうれん草の味がまずいと言うとほとんどの人が理解してくれない。まずいと思うんだけど…。

『妹背山婦女庭訓』

2010年04月11日 16時57分24秒 | catch
一年ぶりに文楽観に行ってきた。青春18切符が昨日までだったので使いました。軽くピクニック気分で出かけたけど満員で辟易した。チケット取った時から席がほとんどなかったから満員なのは分かってたけど、多い!土日だから?スタッフの人になんで今日はこんなに多いのか聞いてみた。すると団体さんが入ってるからとのこと。客席が寂しい状態の時もあるから満員なのは良いことだけど、ほどよく人がいる状態がいいな(汗)席が舞台から遠かったから人形がちょこっと観にくかった。私の視力が落ちてるせいもあるけど(笑)ちゃんと予習していこうと思って図書館で本かりたけど読めず、行きの電車で最初だけ読んだ。人物関係が複雑でちゃんと整理しとかないと分からなくなる。他の名前を名乗ってるけど実は高貴な人でしたとかよくあるから。パンフレットを見ると、親切に人物関係図があった!助かった~。いつもは人物関係図なんか載ってなかったと思うんだけど…。パンフレット買って、スタンプを押すのが私の文楽観劇の定番。パンフレットは床本
ついてるし、あらすじのってるし必需品。



本日は、通し狂言『妹背山婦女庭訓』。せっかく通しでやってるので1日通しで観た。やっぱり1日通して観るのはキツい。体力いる。朝の8時過ぎに出発して帰宅は23時回る。うとうとしちゃった場面もあった(汗)



『妹背山婦女庭訓』は、大化の改新の藤原鎌足と蘇我入鹿の話がベースになってて、今年は平城遷都1300年もあって奈良が舞台のこの作品が選ばれたみたい。



一部は、舞台からやや遠い席で私は、雛鳥ちゃん(ヒロイン)を観たかったのでちょっぴり遠くて残念だったけど、良かったです。ロミオとジュリエットのような話で互いの家の対立で添えない2人が、お互いを思いながらも死んでしまう。切ないです…。最初は、互いの家が対立してるなんて知らずに出会って一目惚れ状態。吉野川を挟んで両家は隔てられてて、川を一切渡って行き来してはいけない(謀反防止)から会うことも叶わなくて観客の心を鷲掴み。それぞれの親子の情も訴えてくるものがある。我が子を死なせなければいけない親の苦悩。文楽定番要素盛りだくさん!卒論で取りあげた作品と作者が同じで勝手に親近感を抱いた(笑)春ならではの桜のセットも綺麗だった。件の2人が川を隔ててそれぞれの庵にいる場面、は「妹山背山の段」で床も左右両方にあって分かれて語る。通常床(大夫さんと三味線が座る)は舞台に向かって右側にしかない。今日劇場に入ったら左にもあったからなんでやろうと思ったけど、妹山と背山に分かれて語る為だった。作品ごとに趣
向が凝らしてあって面白い。




二部は、恋の三角関係。2人の女の子が男性をとりあう。姫と酒屋の娘さん。橘姫の着物が可愛くてまずぐっときた。位の高い女の子の着物のかわいさは私的文楽観劇チェックポイント。頭の飾りもキラキラ揺れて好き。ヒロイン=赤の着物って感じなんだけど、橘姫は、白地に赤、水色、山吹色の模様が入ったかわいい着物を着てた。恋人が黒地の着物だったから2人の姿は良い感じだった。一番好きな段は道行きの段。1人の男性をめぐって追い掛けてきた3人を面白く描いてる場面。まず、大夫さんと三味線さんの人数が多くて迫力があったのと、三味線さんに注目する場面が長かったからかなり聴きながら三味線さんたちに注目。二部はわりと前の方で床に近かったから。全員で同じ旋律を弾いてる時もあるし、そうじゃない時もあって面白かった。そして弾いてるお顔の凛々しいこと(笑)素敵~。心中物だと道行って死にに行く2人の逃避行だけど、このお話ではそうじゃない。道行は、舞があって3人揃って舞う場面は良かった。




あとは、ひたすらお三輪ちゃん(酒屋の娘さん)が2人を追い掛けていくんだけど可哀そうで…。最終的に嫉妬に燃えるんだけど、嫉妬に狂った女の血が恋する人の敵を倒すために必要で(文楽ではしばしば敵を倒すために血が必要になる)、自分の血が役立つと知って嬉しいと言う。それで最後に一目会いたいって言いながら絶命する。お三輪ちゃん、哀れやなと思いながら終了。
恋のお話ばかりだったけど彼女たち皆一途でかわいいなと思った。



人間以外の動物、狐、虎なども文楽では登場するけど、今日はバンビちゃんが登場!!鹿。矢に射たれるんだけど…。バンビちゃんの血が必要で…。他には黒い馬が登場して跨った時はおおっと思った。



他の注目ポイントは、大夫さんの見台の模様が素敵だった。見台は、大夫さんの床本(脚本)を置く台で、いろんな模様のがあるんだけど、波と飛んでる鳥(たぶん)が描かれてる見台を使ってらっしゃる大夫さんがいて、素敵だなと思った。黒地に金で描かれてて、浮世絵みたいなザザーンって波と鳥は飛んでるカモメのイメージ。
大夫さんの語ってる言葉に情緒溢れるものがあって日本の昔の美しいものが感じられて良かった。




笑える場面もありつつ、堪能した!!!ベテランの大夫さんの語りはやっぱり何か魅力があったし、3人遣いの人形の動きも素晴らしいし、三味線の音色の迫力もあった。なんとなくベテランの大夫さんの語りは心地よい。よく分かんないけど…。
文楽を満喫した1日でした。