さっくり読めてしまいました。ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作。
装丁の絵がきれいで、ジャケ買いじゃないけどなんとなく小説の世界観が出てる気がする。
暑い部屋でタンクトップにショーパン、扇風機にあたりながら読みました。
なんと、小説の中の季節は冬で雪もけっこう降ってて冷たいひんやりした空気が漂ってました。冬に読むべきか。
高校生3人が話のメインなんだけど、恋愛や友情っていう枠で定義出来るような関係ではなくって、大事件も起きないんだけど、3人の関係が少し近づいて最後に変容する様は読んでいていやじゃない。
読むまでは、言葉にしてしまうとはっきりと人と人の関係が決定づけられてしまうような気がしてたけど、そうでもないのかなとこの小説を読んで感じました。好きだっていう想いを告げてしまうとそれを言う前の関係には戻れないような感じに。だけど、そんなことないんだなって。いろんなことを受け容れて前に進んでいってるんだなって感じられました。
3人それぞれに抱える想いや問題があるんだけど、それでも笑えるのって素敵。
難しい感情というか関係をうまくすくいとって描いてる感じがしました。
雪の描写が印象に残った。
あまり雪の降らない地域に住んでるので、雪が積もってること自体が私にとっては珍しかったし、新雪の感じとか吹雪とかいろんな雪があって面白かった。著者は北海道の人で、雪は慣れてるのかな?と思ったり。「スノードームの中にいるみたいだ」っていう文章があって、一瞬でその景色が想像できて気に入りました。
冬に花火をする場面があって、それもけっこう好きです。手持ちの花火大好き。私もやりたい(笑)バケツに水じゃなくて雪入れてさ。
私たちは滑稽でいびつかもしれなかった。けれど、それでもかまわないと思った。
笑いたいやつは、笑え。
で最後しめくくられてて、潔さに胸をつかれました。読後感、すっきり突き抜ける感じ。
次回作、期待!
装丁の絵がきれいで、ジャケ買いじゃないけどなんとなく小説の世界観が出てる気がする。
暑い部屋でタンクトップにショーパン、扇風機にあたりながら読みました。
なんと、小説の中の季節は冬で雪もけっこう降ってて冷たいひんやりした空気が漂ってました。冬に読むべきか。
高校生3人が話のメインなんだけど、恋愛や友情っていう枠で定義出来るような関係ではなくって、大事件も起きないんだけど、3人の関係が少し近づいて最後に変容する様は読んでいていやじゃない。
読むまでは、言葉にしてしまうとはっきりと人と人の関係が決定づけられてしまうような気がしてたけど、そうでもないのかなとこの小説を読んで感じました。好きだっていう想いを告げてしまうとそれを言う前の関係には戻れないような感じに。だけど、そんなことないんだなって。いろんなことを受け容れて前に進んでいってるんだなって感じられました。
3人それぞれに抱える想いや問題があるんだけど、それでも笑えるのって素敵。
難しい感情というか関係をうまくすくいとって描いてる感じがしました。
雪の描写が印象に残った。
あまり雪の降らない地域に住んでるので、雪が積もってること自体が私にとっては珍しかったし、新雪の感じとか吹雪とかいろんな雪があって面白かった。著者は北海道の人で、雪は慣れてるのかな?と思ったり。「スノードームの中にいるみたいだ」っていう文章があって、一瞬でその景色が想像できて気に入りました。
冬に花火をする場面があって、それもけっこう好きです。手持ちの花火大好き。私もやりたい(笑)バケツに水じゃなくて雪入れてさ。
私たちは滑稽でいびつかもしれなかった。けれど、それでもかまわないと思った。
笑いたいやつは、笑え。
で最後しめくくられてて、潔さに胸をつかれました。読後感、すっきり突き抜ける感じ。
次回作、期待!