私があんまり読まへん恋愛小説。この本は、同じ著者の『図書館内乱』に出てくる本が現実に飛び出してきて、さらに出版社の垣根を越えて出版された本。
この小説が、多くの恋愛小説とちょっと違うのは、彼女が難聴であることやと思う。そないにそこばっかりに注目して読まんでもええとは思うけどね。本書を通していくらかのいわゆる耳に障害がある人に対する間違った認識を正すことが出来た。具体的には、耳が聞こえへん=手話が使えるみたいな思い込みや、耳が聞こえへんっていう障害は、コミュニケーション障害でもあるということに初めて気付かされた。そして、言葉がいかに大切さなのか一言の重みみたいなものが伝わってきた。
もう一つこの小説で特徴的やなぁって思ったのが、彼の方が関西弁でしゃべってること。彼らが互いに知り合うきっかけはインターネット上でのメールのやりとりやねんけど、書き言葉にも関西弁が使われとった。話し言葉では私も日常で使ってるけど、書いてある関西弁を読む機会ってあんまりない。特に小説なんかはあんまり読んだことない。このメールで彼が使ってる関西弁がすごく心地よかった。まぁ、好きな人に向けて書いてんねやから当然かもしれんけど。と同時に怒ってるシーンではけっこうな威力を持って関西弁が飛んでた。
読みたいなって思ってた本じゃなくて、気分で手に取った本やけど、すごい集中して読めた。電車の中でかなりこの本の世界に浸れた。思いがけず面白い本に出会えてラッキー!そもそもは有川さんの『図書館戦争』の方が興味あったんやけど、内乱の方しかその場になかったし、気分でこの本の方を選んだ。一日で読破!
この小説が、多くの恋愛小説とちょっと違うのは、彼女が難聴であることやと思う。そないにそこばっかりに注目して読まんでもええとは思うけどね。本書を通していくらかのいわゆる耳に障害がある人に対する間違った認識を正すことが出来た。具体的には、耳が聞こえへん=手話が使えるみたいな思い込みや、耳が聞こえへんっていう障害は、コミュニケーション障害でもあるということに初めて気付かされた。そして、言葉がいかに大切さなのか一言の重みみたいなものが伝わってきた。
もう一つこの小説で特徴的やなぁって思ったのが、彼の方が関西弁でしゃべってること。彼らが互いに知り合うきっかけはインターネット上でのメールのやりとりやねんけど、書き言葉にも関西弁が使われとった。話し言葉では私も日常で使ってるけど、書いてある関西弁を読む機会ってあんまりない。特に小説なんかはあんまり読んだことない。このメールで彼が使ってる関西弁がすごく心地よかった。まぁ、好きな人に向けて書いてんねやから当然かもしれんけど。と同時に怒ってるシーンではけっこうな威力を持って関西弁が飛んでた。
読みたいなって思ってた本じゃなくて、気分で手に取った本やけど、すごい集中して読めた。電車の中でかなりこの本の世界に浸れた。思いがけず面白い本に出会えてラッキー!そもそもは有川さんの『図書館戦争』の方が興味あったんやけど、内乱の方しかその場になかったし、気分でこの本の方を選んだ。一日で読破!