うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

『あまからカルテット』柚木麻子

2014年04月30日 14時56分31秒 | book
ずっと気になっていた柚木さんの小説、初めて読みました。

『ランチのアッコちゃん』が話題になってた位に、よし、柚木さんの小説読もうと思い立ち手に取りました。


親友の女子4人組の話なんだけど、面白かったです!4人ともばらばらな性格なんだけど、気が合ってピンチには助け合える関係がいいなぁって思いました。女子ならではの感じがすごくしました。


食べ物がそれぞれの話に重要なアイテムとして出てくるんだけど、どれも美味しそうでお腹が空きます。
食べ物が絡むちょっとした謎を協力して解いていく過程も面白いし、恋や仕事、家庭の問題も親友たちがいれば乗り越えていける。
また、大人になっても成長したり、周りから学ぶことがあるんだなと感じさせられました。
ちょっとずつ成長する4人の姿に私もまだまだいろんな経験をして学んでいけたらなと思いました。

またこの4人の物語が読みたい。

同年代の女性たちが主人公で、とても読みやすかったです!

柚木作品、次は何を読もうかな。

『自分のために生きる勇気』白木夏子

2014年04月07日 18時33分00秒 | book
今の気分にびびっとくる本だと思い、衝動買いに近い感じで手に取りました。

書評というか紹介文を目にして、実際に本屋で目次を見て、私が知りたいことが書いてあるって感じました。

著者の白木さんについては、前からエシカルジュエリーの会社を経営されているということだけは知っていました。


起業家や起業に私は憧れというか、
かっこいいなという気持ちがあります。

この本の要素は大きく2つに分かれます。
1つは白木さんご自身の起業するまでや、起業してから現在までの歩みがざっくりと分かるようになっています。なぜこの道を選んだのかということや、白木さんの思いや考え方にふれられます。
なぜジュエリーを選んだのか、その中でもエシカルジュエリーなのか。選んだというよりは、エシカルジュエリーでなければならなかった必然性の理由が分かります。
起業するまでの考え方や、なぜ興味を持ったのかという過程は面白かったです。

やはり、白木さんが経験されてきたこと自分の目で見てきたことが白木さんを作っていて、経験するってとても素晴らしいことだなと思いました。聞くだけじゃなく経験することの大切さを感じました。
もう1つは、白木さんがこれまでの経験から学び身につけてきた自分の人生を生きるための勇気を持つ方法を具体的に書いてあります。
私が知りたかったことが書いてあると前述しましたが、それは「心の鍛え方」です。

私は、気分の切り替えが得意ではないという自覚があります。失敗やネガティブな思考を引きずってしまい、そのことが頭から離れず、他のことが出来ないという具合に。そして、切り替えがうまく出来るようになりたいと願っています。
また、メンタルを強くしたいとも思っています。
走るのも精神的に強くなりたいっていう理由もあります。

この本には具体的に切り替える方法について書かれています。切り替えるだけでなく、いかに心の安定を保つか、心の持ちようについてです。
この本で紹介されていることが私に合うかは分からないけど、1つずつやってみて合うようなら取り入れようと思います。
心は鍛えられる、筋トレと同じ。と書かれていて、心を鍛えるなんて出来るのかなと少し疑問を持っていたので、それが出来るって書いてあって落ち着きました。意思の強さだったり、気持ちの切り替えは、生まれ持った性格の一部で変えられないんじゃないかと思う気持ちもあったからです。



あとは、英語。話せるようになりたいなと思いました。日本だけじゃなく世界中の人と自分の言葉でつながれるってやっぱり素敵!
仕事に英語は直接は必要ないけど、大学出てからまったく英語にふれてないから、また英語にふれて、話せるようになりたいと思わされました。

他に個人的にひっかかったのは、「フェイストゥフェイスを大切にしている」という白木さんの1つの軸です。インターネットが発達し、その力は必要だけど本当に大切なことは対面で伝える、また、対面でじゃないと伝わらないものがあるということです。
これは、私も同感です。どんなに遠かろうが時間がなかろうが対面で直接話すことの価値は、はかり知れません。

私は、今学校でグループワークをよくします。皆で話し合って意見をまとめ、資料を作り、発表します。授業以外の放課後などに集まってしなければいけないこともあります。
そんな時にバイトなどで集まれない
、めんどくさいからという理由で、LINEで話し合うということをしているグループがありました。
それって自分の真意が本当に伝わる?話し合いにならないよね。
グループワークの意味ないよね。

そういう私もネットツールで話し合ったことはないけど、グループ内で役割を分担してしまって話し合いはほとんどなく、自分の分担だけこなしてそれを集めて形にするということはやってます。

話がそれましたが、やはり対面で直接会話することで言葉以上のものが伝わったり、お互いにすぐに反応を確かめあえたり、信頼できたりと会うことの効果は高いと私も強く思います。



1人で全部しなくていい、他人の助けをかりるということが書かれていて、はっとしました。
1人で全てやらなきゃいけない。他人の力をかりてはいけないと思いがちです。不得意なことは得意な人にやってもらう、分からないことは人に尋ねたらいいんだって書いてありました。
1人で全てやらなきゃって強迫観念?みたいなものがあったけど、うまく人に頼れるようになりたいなと思いました。