今日は、午前中が購読と浄瑠璃の言葉についての講義で、午後からは先生が技芸員さんにこの作品についてや最近どんな作品をされたかなどを聞いて、実演がありました(o^o^o)
購読は、内容の解釈で掛詞や和歌を踏まえた表現であることや言葉の意味などを教えて頂いた。
浄瑠璃の言葉は、文法の先生が作中の自称詞(一人称)と対称詞(二人称)についてお話して下さいました。当時は身分が大きく影響してて、中には武士しか使わないものもありました。「拙者」は武士しか使わなかったらしいし、話す相手が目上か目下かでも使う言葉が変わってました。若干眠かったけど、篤姫から例をひいての説明に一気に覚醒!!篤姫を欠かさず観てる私には興味深く、登場人物の上下関係も頭に入ってるから分かりやすかった。江戸時代末期だからやや変化してるみたいで、篤姫は、ドラマの中で自分を一貫して私(わたくし)と呼んでるらしくそれには根拠があるというのを示して下さり、考証をちゃんとして作ってるんですねという先生のコメントに関心しきりでした。
午後からは、素浄瑠璃(人形なしで語りと三味線だけ)を聴いた。先生と狐忠信(狐が化けてる)について話してる時と顔が全然違ってて、大夫さんの鬼気迫る語りに見入ってしまった。三味線弾きさんも口を一文字に結んで弾いてはって気迫に圧された。距離が近いから余計に目に見えへん何かがぶつかってくるような感じがした。
この場面の語りや三味線の工夫についてもお話を聞きました。「狐」っぽくする工夫がいろいろしてあるということでした。三味線の弾き方も語りも狐が出てくる話はこんな風にするていうのがあって、ふむふむって感じでした。知らないことばかりだから大夫さんや三味線弾きさんの口から直接解説を聴けて楽しい
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苦労する所や、聴き所なんかも聴けたし
人形は今日は観られないと思ってたら、観られました☆いろんな型を説明しながら実演で観せてもらった。他には狐ならではの(狐が化けてるからその片鱗みたいなもの)仕草や、耳が動くかしらの耳が動くところや、着物を一瞬にして脱いで髪もばさっとほどける所とかいっぱい観せてもらった。3人遣いの息ピッタリなところはすごいなぁと思った。いつ観ても3人で一体の人形を遣うってすごいなぁと思う。耳が動くのは、たぶん普通に舞台で観てたら分からないと思いますっておしゃってて、しかも舞台中に耳を動かすのは1回だけ!!というレアな場面をみせてもらっちゃった
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狐忠信は、手と足がキツネっぽく作られてるのがあってそれも初めて見たから面白いなって思った
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狐の遣い方も観せてもらって、犬じゃなくて狐に見せるためのポイントなどを聞かせてもらった。狐は、ぬいぐるみみたいな感じだけど、一度人形遣いさんの手にかかると妖しい雰囲気の狐に見える。
舞台下駄(主遣いの人が背を高くするために厚底の下駄をはく)をはいてはる所ってほとんど見たことないから新鮮やった。舞台の時は、足元はまったく見えないからね。
2日目も楽しかった
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いよいよ明日は三業(大夫・三味線・人形)一体となった実演が観られますっっ!!静御前に会えるっ!