うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

明日から新年度

2011年03月31日 19時55分02秒 | 2011(うさぎ年)
明日から新年度ですね。




痩せた?と聞かれて機嫌が良いです。
胃の調子が悪くて痩せただけですけどね(汗)二週間ぶりに会った人に言われたのでそんな激やせはしてないんだけど、体重は減りました(笑)今まで生きてきてこんなに胃の調子が悪くなったの初めてです。






明日からのことについて上司から一時間半も話がありました。長い…長すぎる。


明日から派遣じゃなく直接雇用になるので主に増える業務内容についてでした。


それと残業ね。



制服が全員分間に合わないらしく、明日からもしばらく今の制服で…。名札だけ変わります。写真入り…写真なくていいよっっ。




後輩は入ってきませんが、人事異動は多少あるので新しい人たちと仕事できます。その辺は楽しみです。良い人だといいな。人数減るので仕事は増えると思いますが、楽しくやっていければとそれだけを願います。




明日から新しい環境に踏み出す皆さん、頑張って下さい。応援してます!特に新社会人!

舞台琉球ロマネスク『テンペスト』

2011年03月27日 14時29分20秒 | 2011(うさぎ年)
今年の野望の一つである舞台を観に行くを連休中に達成してきました!
年末に来年は舞台観に行くぜって鼻息荒く予約した舞台。


存じ上げなかったのですが千秋楽の日でした。



池上永一さんの小説『テンペスト』が原作。



仲間由紀恵さん主演で他の出演者の皆さんも素敵な方ばかりでした。生瀬勝久さん、西岡徳馬さん、山本耕史さん、安田顕さん、福士誠司さんなどなど。しびれましたねっ!!堤幸彦さんが演出。



小説を全部読んでから観ようと思ってたんだけど4巻の途中くらいまで読んで舞台を観ました。




初めて舞台を観ました!すごく感動しました。刺激を受けて興奮しました!舞台の演者の方と観客の一体感とでも言ったらいいのでしょうか、皆で共有している空気がたまらなく気持ち良かった。



初めて舞台を観たと書きましたが、一般的な演劇の舞台と比べるとかなり特殊な舞台だと思います。
映像がふんだんに使われていました。場面転換の度に緞帳が下りて、その緞帳がスクリーンになってました。沖縄の海だったり地理的な位置関係を示す地図だったり、ドラマのように普通に演技してる役者さんが映し出されて話が進んだりしました。不遇の時代はこんな風に過ごしてましたとか敵方の様子など。場面がぶつ切れになって集中できないと感じた人もいたかもしれませんが、私は全てが新鮮で楽しかったです。小説を読んでいたのですんなり理解できたのもあります。本当に原作小説に惚れ込んでます。



普通に緞帳が上がってる時も背景として全面ではなくて他の舞台装置と一緒に映像が映し出されてる時もあって空の映像はとっても良かったです。




役者さんの素晴らしい演技に酔いました(笑)一幕は笑える場面が多くて、二幕は少しシリアスでした。



朝薫のキャラが小説と少し違うのが私的には残念だったけど笑えましたね。小説では正統派男前というべき真面目な熱い男性ですが、コミカルなキャラになっててそれはそれで良い感じでした!安田顕さんが演じてはりました。



仲間由紀恵さんがすごく華奢に見えてそれが真鶴とだぶって切なさアップしました。周りの男性陣が大きかったのかしら?寧恩(男装)の時と真鶴の時で声のトーンが違ったりして凛々しくもあり、儚くもありキュンキュンしました。仲間さん目当てでこの舞台観に来たので最高でした。
隣の席のおばちゃんに、「誰を観に来てるの?山本耕史?」って言われて、「仲間由紀恵さんのファンです」と返しました!



生瀬さんの聞得大君、ナイス配役ですね。そもそも女性の役を男性があえてするのに興味があったんですが、あの濃い聞得大君を演じ切ってらっしゃいました!生瀬さん以外には考えられないって思えちゃいます。すごく楽しかったし面白かったです。ユーモアいっぱいでした。アドリブ(?)を目の当たりにして舞台ならではな事も聞得大君のシーンで体験できました。




西岡さんは、いろんな役をやってはったんですが迫力がやっぱりありましたねー。徐丁垓が特に印象に残りました。悪い感じがギラギラしてて楽しかった!ペリー(浦賀に来たあのペリー)は…ちょっと微妙だったけどね(笑)外国人を演じてるのがおかしかったんだもん(笑)


福士さんは、真鶴の兄役だったのですが、お兄さんってこういう人だったんだなって体現してくれたように感じました。小説読んで性格とかは分かってたけど具体的なイメージが私の中で出来てなかったんだと思う。嗣勇(真鶴の兄)は、男だけど女形となって踊りを王宮でする仕事をしていてその女性的な外見や所作が私の中にイメージ出来てなくて、それを舞台で観た時に嗣勇がいる、嗣勇ってこんな人だったんだなって納得させられるというか、小説から抜け出て現れたって感じですごく好きになりました。福士さんは、純情キラリのイメージが私の中で強くて、女っぽい役をしっかりやってらして新たな面を見られたなと感じました。


真鶴が恋する薩摩の侍、朝倉雅博を山本耕史さんが演じてて、凛々しいわーと思いました。山本さんの武士の姿って既視感あるけど、それが逆に安心するしやっぱりかっこいいっ!歌ってるシーンが唯一山本さんだけたびたびあって歌声が響いてました。真鶴とのシーンにぐっときました。



最後の花が咲いてる鳳凰木のシーンはすごく印象に残りました。真っ赤な花をつけた鳳凰木が、咲いてない時の緑を前に見てるだけにすごく目に焼き付きました。そして二人の再会とあれば、感情高ぶりました。



他に印象的なシーンは、最初の真鶴の父が亡くなりガジュマルに雷が落ちて、勾玉を探し当てて真鶴から寧恩に早替えするシーン。まずここでぐっと心をつかまれました。雷の演出とさっと寧恩になってる所にびっくり。
徐丁垓の辻(遊廓)で女性をはべらせてる場面も毒々しくて印象に残ってるし戦いの場面も良かったです。
聞得大君の予言というか未来を占ってるシーンもおどろおどろしくて迫力ありました。



舞台ってこんな感じなんだっていうライブ感、刺激、興奮を目一杯感じることができました。
ライブ感が一番ドキドキしたし、皆で共有している感じにしびれたっ!私の文章力では書ききれないですが魅力溢れる舞台でした。
席は遠かったけど大満足。



舞台ビギナー(隣のおばちゃんの言葉)ですが、初めてお芝居の舞台を観て、こんなに素晴らしい娯楽が世の中にはあるんだと感じました。


また素敵な舞台を観に行きたいです。






余談ですが隣のおばちゃんは、劇団四季の『オペラ座の怪人』で初めて舞台を観て、今回が二回目の舞台鑑賞らしい。しかも岡山から!遠い!
私もミュージカル観たい!

『テンペスト上』池上永一

2011年03月22日 19時23分21秒 | book
はまりましたねー。めちゃくちゃはまりましたねー。舞台の予習のつもりだったけど、本当に小説として面白い!物語の世界を満喫!!
ロマンあふれる琉球歴史小説。力強く生きる女性の物語。篤姫以来の興奮です!!女性の一生を描いてるところもツボです。
深夜3時まで読み耽ってしまいました。



性を偽り男性として政治の世界へ飛び込んでいく真鶴の才気あふれる活躍、王妃や側室たちの女の戦い、真鶴の恋、薩摩や清との政治の駆け引き、兄の妹・真鶴を思う気持ちなどなどとにかくめちゃくちゃ面白い。


最初、文字が二段組になってたのでちょっと量多いなと思ったけどぐいぐい引き込まれました。



琉球独特の言葉が読みにくいけど、慣れたら大丈夫でした。



政治の話がこんなに面白いと思ったのは初めてかもしれません。琉球の歴史について全く知らなかったけど、王朝の組織や薩摩や清を相手にした駆け引きは読ませます。こちらを立てればあちらが立たぬというような場面も何度か訪れる。清と薩摩を相手に答のないところに答を作っていく。



真鶴がとにかく政治の世界で手腕をふるう。その姿はかっこよくて、女の子なのに国が良くなるように男性に負けない活躍をする。望んで女を捨てて役人になるけれどやっぱりキュンと胸を締め付けられるようなこともある。恋する人のところへ飛び込んでいけない。精一杯気を張って男性としつ役人としてふるまうけど、ふっと心が折れそうになる時もある。



政敵にいろんな罠をしかけられたり、踏みにじられたりそれでも志を貫く真鶴を応援せずにはいられない。その強さや国を思う信念に胸を打たれる。


真鶴のことばかり書いてきましたが、周りの人物も素敵なのです。
同僚の朝薫、兄の嗣勇、薩摩の侍朝倉雅博、敵キャラだけど聞得大君、徐丁垓。特に敵キャラの猛烈な個性にはなんとも言えない魅力があります。濃いー。




大小さまざまな事が次から次へと起こってページをめくらずにはいられません。真鶴が流刑になるシーンで上巻が終わっていて、えー島流しにされてどうなるのって場面で続きが気になる気になる。


先週は『テンペスト』で頭がいっぱいでした。

『憂鬱なハスビーン』朝比奈あすか

2011年03月06日 20時48分13秒 | book
『月曜日の朝へ』が面白かったので朝比奈さんの他の小説を読もうと思い、かりてきました。

感想書くの難しいです。



薄い本だったのですぐ読めたのですが、少々つかみにくい小説だなと感じました。内容が難しいとかではなく、いざあらすじ言ってって言われたら言語化して話すのが難しい。
ちょっと読むのに体力いる感じ。弱ってる時は読めない。




暗いというか精神的に落ちてる主人公で、主人公のことを理解できるようなできないような…。そこら辺が難しかった。



世間一般から見れば幸せに見える彼女は、今何か満ち足りない気持ちで過ごしている。
立派な大学を出て、一流企業で働いて、今は弁護士の夫を持ち、広いマンションで暮らしている。だけど、満ち足りていない。そこがきちんと描かれてるんだけど説明できない。



自分の信じてきた価値観に裏切られてだけどそれでも新しい日はやってくるわけで…。
裏切られたあとどうやって生きていったらいいか見つけられていないから彼女は憂鬱なハスビーンなのかなと思う。
ちょっとずつ疲弊して、でも冷静に周りの人のこと見てて、周りが悪気ないって分かっててもきついこと言ったりしちゃう。



自分の信じてた価値観では対応できなかったりそれに裏切られるというか脱落(挫折)したあと、どうやっていくのかって難しいと思う。
彼女の場合は、競争の中でどんどん上を目指していくことに価値を見出だして小学生の時の塾のクラス分けから始まって、それから社会に出たあとも出世することで突き進んできたけど、ふとしたことから仕事がうまくいかなくなる。左遷のように異動になって適応障害になってしまう。だけど結婚して会社を辞めてその後の日常が描かれてる。ずっと競争に勝って生きてきた彼女がこれからどう生きていけばいいのか探して彷徨ってる感じかなー?それだけじゃないんだけど、うまく説明できない(汗)




リアリティーがすごくあるような気がします。心の動きというか内面がよく描かれてます。



主人公のレベルまで疲弊していなくてもちょこっと分かるってなるようなことがここには書いてあると思う。




朝比奈さんの小説に惹かれる理由はその辺りにあるのかもしれない。2冊目だけど親和性をどちらの小説からも感じる。



『憂鬱なハスビーン』は感想言うの難しいけど、とっつきにくい訳ではなかったので朝比奈さんの小説、別の作品も読みたいです。

『かんたん短歌の作り方( マスノ短歌教を信じますの?) 』桝野浩一

2011年03月05日 23時36分38秒 | book
短歌ブーム?ことばブーム?(私の中で)継続中で俵さんの著書に続き入門書第2弾。



桝野さんは名前だけ知ってる感じです。本屋さんの短歌コーナーで立ち読みして面白そうだったので選びました。弾けてるというか突き抜けてる!!装丁も漫画家さんのイラストでポップです。



雑誌の連載をまとめたもので毎回読者が投稿したものを紹介しながら短歌を作るためのエッセンスを伝授してくれる。
実際の短歌を添削する点は、俵さんの短歌入門書と同じなんだけど、ぶっ飛んだ感じがそこかしこに溢れてますの。また、桝野さんの独自の短歌観というかこういう短歌を目指したいというのが打ち出されてるのも特徴。例えば、しらふで口にできる言葉だけを使いましょう(古語を推奨しない)、五七五七七のリズムを大事にしましょう(字余りをあまり推奨していない)などなど。
最後に常連投稿者さんの作品集がありますの。ちょっとお得な感じがしますの。

ちょっぴり桝野さん風で書いてみました。本書の中に、度々語尾が「ますの」の文が頻出しますの。


短歌入門書は読んでも短歌集は読んだことない(汗)でも、詩集より敷居が低いイメージがしますの。



俵さんのが正統派短歌入門書としたら、この本は型破り短歌入門書といったところ。短歌入門書という面だけじゃなく、読み物として純粋に面白い!桝野さんの精神的な落ち込みが反映されていたりするところも他の本にはないよねー。




桝野さんも本書の中でおっしゃってますが、短歌に限らず「ことば」で表現することに関して何かしらヒントをもらえる本だと思います。



桝野さんの人柄が感じられてとてもパンチのきいた一冊になってると思います。

首つながりました

2011年03月01日 20時45分17秒 | 2011(うさぎ年)
昨日、知らせてくれる予定だったのですが今日知らされました。



4月からも今の職場で働けます!良かった。今は派遣なのですが、直接県に雇ってもらえます。ただし臨時職員で一年限り。この辺ビミョーですよね。



とりあえず今働いてるメンバー全員が面接受けて全員採用らしい。
1人異常に仕事が出来ない子がいて、彼女も受かったことに皆びっくり。これからも一緒に仕事するわけね…。




とにかく4月からは今より少し良い待遇で働けます。