うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

最近のベランダ菜園

2010年07月25日 10時55分10秒 | agriculture
ピーマンを何個か収穫し、ルッコラはアブラムシにやられ、バジルが順調に育ってます。ネギも順調。バジルはコンビニにあった安ーい育てるキットのやつだけど生命力が強いのか植えかえるとみるみる元気になった!



ミニニンジンを作れるムック本を買って栽培中。種まいて双葉の状態なんだけどどうにもひょろっとしてて心配。




朝顔はぐんぐん伸びてまきまきなってます!種からまいたやつは2分の1の確率で発芽。本葉が出てきました。目指せ、グリーンカーテン!!近所の朝顔はもう花が咲いてて焦るぜ。




水やりも朝すでに暑くて大変だけど、頑張って小さいジョウロでしています。

『愚者のエンドロール』米澤穂信

2010年07月25日 10時53分44秒 | book
行きしに『氷菓』を買って読みおわりそうだったので帰りしに本作を買った。古典部シリーズの第2弾。




前作と少し毛色が違った。前作が1つ謎解きしたらまた新たな謎が持ち上がるという感じでいくつかの独立した出来事の連なりだったけど、今回は一つの事柄に対する様々な角度からの検討があってようやく謎が解ける話だった。あるクラスの文化祭の出し物であるビデオ映画の脚本が途中で中断してしまい、その映画(ミステリー)の犯人は誰だったんだろうかと思案する。あらすじはざっくり言うとそんな感じなんだけど読後感があんまりすっきりしない。『氷菓』の方が好きだなー。今回の方がより推理小説の要素が濃かったのもあるけど、とりあえず古典部シリーズはまた気が向いたら続作を読むとしよっと。現在第5弾まで刊行してるんだけどね。




今作では、主人公ホータローが自分の推理力のようなものに自信を持つんだけど、すぐにひびが入る。自分は普通の人間で取り立てて秀でた能力なんてないと思ってたのに人から指摘されて自分への評価を改める。けっこう大きな変化じゃんと思ってたら、たちまち打ちのめされるけど…。自分を客観的に見るのって難しいよね。





夏の読書ちゃくちゃく進行中(笑)

『マラソン1年生』たかぎなおこ

2010年07月24日 15時02分57秒 | book
コミックエッセイです。マラソンに興味があったので読んでみました。ほのぼの系で面白いよ。



マラソンに興味を持った著者がウォーキングから始めて、ホノルルマラソンを完走するまでの約1年間の成長の軌跡。ハーフマラソンに参加したり、練習の後のビールが最高だったり、失敗も描かれててマラソンに興味のある人に参考になる情報もある。マラソン大会の参加の仕方や、便利グッズの紹介など。




マラソンには苦手意識があるけど、この本を読むとマラソン楽しそうで、チャレンジしたくなった(笑)

『氷菓』米澤穂信

2010年07月24日 14時52分19秒 | book
今注目してる作家さん。さっそく『ボトルネック』に続いて2冊目に着手。



日常の謎を解いていくお話。しかも高校生が主人公。読みやすいです。古典部という部活が舞台なんだけど、何する部活かよく分からない…。先輩がいなくて廃部の危機という部活。文化祭のために文集を作ることになり、そのタイトルが『氷菓』。夏にぴったり!だけど、その文集をめぐる謎を解明していきます。




主人公がやる気ないのが他と違って面白いなーと思った。彼が中心になって謎解きをするのにいまいち乗り気じゃない。少しずつではあるけどゆるーい彼が変化していっててそれもちょっと面白い。積極性が出てくる(?)というか…。部員が何人かできるんだけど、周りもキャラ濃いです。恋愛的な展開は今のところなく…、謎解きが話の中心。推理していく過程が面白いです!




シリーズで文庫になってるのでさっそく第2弾を読み始めました。
さらっと読めてしまったのでこの流れで読んでいきます。

招待状

2010年07月11日 17時07分00秒 | catch
友人から結婚式の招待状が届きました。何度か受け取ったことがあるんだけど、素敵なものが届きます。



招待状自体が例外なくまず可愛い。今回のはキラキラでした。そして切手もめでたい仕様になってていつも鶴の模様。郵便局で言ったら買えるのかしら?返信用のハガキの切手もハート模様でかわいいのだ。




キリスト教式って書いてあったので、ウェディングドレス姿が見れますっ!!それだけでテンション上がります。ドレスだといいのになーと勝手に思ってたので(汗)
自分が結婚するっていうイメージは全くわかないけど、ドレス姿は憧れる~。白無垢よりもドレスに憧れがあります。
早くも友人のドレス姿に期待が高まります(笑)楽しみー、旦那さまはどんな人かしら?
幸せな気分になれました。




私も素敵な人と出会いたいなー(笑)




結婚って現実味が全然なかったけど、そういう歳にさしかかってる?まだ早い?晩婚化の傾向からいけばやっぱり早いのかしら?
とにかくお式が楽しみ~!!!

『光待つ場所へ』辻村深月

2010年07月10日 23時14分49秒 | book
初めて読んだ辻村深月さんの小説。なかなか面白かった~。短編3作が収められてる。青春小説だー。



新しく読んだ作家さんの小説が面白いと得した気分になる!米澤穂信さんに続いて他作品も読みたいなと思った。




3作とも毛色が違って楽しめた。「樹氷の街」と「しあわせのこみち」が好きかな…。
「しあわせのこみち」と「チハラトーコの物語」は主人公が自分の胸のうちを語る場面が多かった。恥ずかしさだったり、冷めた目で自分のことを客観的に見てたり何かがはじけたり。女の子が主人公。やや彼女たちの語る胸のうちを理解できない場面もあった。でも、終わりはどちらもハッピーエンドで一歩踏み出した感じだったので清々しい。



「樹氷の街」は、中学生が主人公で合唱コンクールが大きなポイントになってる。合唱コンクールあったなぁと懐かしくなりつつ、彼らの進路の話とか友達関係だったり楽しく読めた。キャラがなかなか良くて男子も女子も良い感じ。特に倉田さんが良い味出してるかな、と。実際友達だったらちょっと大変かもしれないけどね(笑)よく泣くし、我が強いし。でもそこが憎めなかったり(笑)



ぜひ他の作品も読みたい。

『チェリー』野中ともそ

2010年07月04日 17時26分26秒 | book
不思議な話だった。私にしては珍しくアメリカが舞台のお話。ショータとモリーの恋の話だと思って読み始めたら想像してたのとは少し違った。魔女のようなとびきりお茶目で子どもみたいなショータのおばあちゃんくらいの歳のモリーとショータが恋に落ちるのは間違いないんだけど、恋人のような感じはあまり受けない。「恋人」というよりももっと強い絆でつながってるような気がした。ショータが回想する形で書かれてて、モリーのいた土地をこいびとと訪れていることからモリーとの恋は過去のものだと分かるんだけど、それでも素敵な思い出として祥太の心にしまってあるものじゃなくて、過去のものになってない。それが印象に残った。こんなこともあったなって懐かしむんじゃなくて、久しぶりに訪れたモリーとの思い出の場所でモリーが語りかけてくる。それに心を動かされる祥太は、こいびとがいてもモリーとの強い絆はそのままなんだなあと感じさせた。



タイトルのチェリーの通り、さくらんぼが名産のアメリカの田舎でのモリーを中心とした人と人の絆が良かった。家族じゃなくてもお互いを思いやったり助けたり助け合ったり…そういう人と人との関係がこの小説を読んで素敵だなと感じた。



さくらんぼを加工したお菓子がたくさん出てきて食べたくなった(笑)