うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

2007年の目標~スポンジ~

2006年12月31日 18時29分23秒 | Diary(~2010)
 最近考えてたんやけど、いろいろなことに興味を持ち、吸収する。でいきます←メインの目標
 自分の好きなことや、興味のあることだけじゃなくて、まず何に対しても、自分から扉を開いて、知ろうとする、学ぼうとする姿勢を身につけることを目指す!自分の好きなことばっかり追いかけてたらあかんなぁと思うから。視野が狭くなるし…どんな話題に対しても、ある程度は会話の出来る人になりたい。私は、興味ないから、知らんからってどんどんシャットアウトしてたら小さい人間になってしまうと思う。幅の広い人間になりたいそれに、世の中には、まだまだ私の知らん面白いことがたくさんあると思う。

 その他に、やり遂げたいことは、
 ・バイトの時給を上げる。半ば意地。目指せ800円。
 ・TOEICで点数上げる。まずは、650点。
 ・海外旅行に行く。日本を飛び出したい。違う国を体感したい。
 ・外見に気を遣う。今までゼロに近いほど何もしてなかったから。中身を磨くのも大事やけど、外見も大事。
 ・本をたくさん読む。本にお金を惜しむな!いろんなジャンルに挑戦。
 ・料理できるようになる。りんごの皮も剥けないレベルを脱する。自立への一歩。実家暮らしで親に甘えてる。


 ちっともしなかったなんてことにならないように努める。

今年を振り返って

2006年12月31日 17時52分08秒 | Diary(~2010)
 今年最後の日なので、今年を振り返ろうと思う。今年の目標は、やると決めたことは、やる。でした。そして、具体的には、フランス語を真面目に勉強する、英国へ旅行する、ジャズとクラシックに入門する、日本文化を学ぶ、意志の強い人間になるなどでした。
 音楽に親しめてないし、日本文化にも意識的に親しんでない。だから、この二つは、まったくできてないそして、できたことの一番は、英国旅行。今年の一番の思い出です。そして、フランス語は、前期はあんまり頑張ってなかったけど、後期はきちんと勉強に取り組めたと思う。車の免許も取れた意志の強い人間になれたかどうか少々不確かやけど、英国へ旅行することを実現できたことは、一つの自信になった
 
 今年は、バイトもいろいろあったけど、なんとか今日まで続いてたり…私の大好きな読書では、自分の興味のある本は、たくさん読んだ。逆に言うと、それ以外の本は、あまり読んでない。大学の勉強は、まだ後期のテストやレポートが残ってるけど、集中講義にも通ったし、私としては合格点を与えられるくらいには、取り組んだと思う。
 総じて、自分の好きな、あるいは興味のあることには、積極的にこなしてきたけど、それ以外のことに対しては、積極性が欠けていたかなと思う。

 全然年末って感じがしないけど、振り返りました。

「些末なおもいで」埜田杳

2006年12月18日 15時44分51秒 | book
 第二回野性時代青春文学大賞受賞作!
 この賞は、青春小説が好きな私としてはまさに大注目の賞なのです。第一回の受賞作も最初の方読んだけど、ちょっとテンポになじめず、買わずじまい…。
 しかし、今回は著者が女の人で年齢が私の一つ上でかなり近いことで興味津々。前回は男の人で確か高校生が受賞されたんやったと思う。私は、自分と年齢が近い作家さんがわりと気になります。

 さて、本書は、世界がしっかりとあって、すごく引き込まれた。文章の感じも好き。硬質な感じ。大学への行きしの電車で途中まで読んだあとも授業やのに気になってた。檜山と矢鳴とキューピーさんっていう女の子の三人の高校生の話。
 著者が伝えたかったことを本当に私が感じ取れてるかはちょっと自信がない。けど、檜山と矢鳴のような関係は素敵やなって思えたし、キューピーさんのはっきりしてるというか強さというか、そういうような所も好き。
 主人公の男の子が語り手なんやけど、、自分のことを「私」って言うてるのが、新鮮やった。他には、夜の街を海にたとえてある描写があって、そこも気に入った。多分、他の小説でも夜の街を海にたとえてあるの読んだことあると思う…タイトルはあやふややけど。

 次回作に期待大!注目したいと思う。

「ねこのばば」畠中恵

2006年12月08日 22時11分57秒 | book
 しゃばけシリーズ第三弾!!待ちに待った文庫化です。妖たちの力をかりて若だんなが事件を解決して、期待通りに面白かった。
 普段は、まったく時代小説読まないけど、これはそんなに構えなくても読める。
 面白かったけど、犯人が人を殺してしまったのにあんまり悪いことだと思ってなかったっていう話もあって、そこはなんだかなぁって思った。
 百珍本っていう本が登場してて、料理はまったく出来ない私ですが、ちょっと読んでみたいなって思った。百珍本は一つの食材の百通りのレシピが書いてあるというかなり興味をひく代物。しかもほんとに存在していたらしいので考えた人はすごいよなぁと感心する。機会があれば読みたい。

「見えない誰かと」瀬尾まいこ

2006年12月07日 15時17分58秒 | book
 発売されるまで小説やと思っとった(汗)しかしいざ店頭で帯を見ると初エッセイの文字があった。小説でなくとも瀬尾さんのエッセイにも興味があったので、購入。
 一つ一つが短くて読みやすい。ほんまにすぐ読めた。学校に関するものが多かったのはまぁ当然(瀬尾さんは教師なのだ)として、その他のことについての話も瀬尾さんの考え方や感じ方がうかがえて気分がちょっと上向くような面白さがあった。校長先生や教頭先生、バイト先のパートのおばちゃんなどについての話から人との関わり方みたいなものについてヒントがもらえたと思う。

「卒業」重松清

2006年12月05日 14時08分07秒 | book
 久しぶりに重松さんの小説を読みました。たぶん一年以上読んでない。この小説読みたいなぁと思ってて文庫化を機に読んでみた。もともと好きな作家さんやからすぐに読めた。この本は、短篇集なんやけど、どの話も読み終わりが良かったなって心の中で語りかけたくなるような感じやった。中学生や小学生の子が出てくる話では、いじめ、自殺などが出てくる話があった。ずっとそういう問題は起きてたけど、最近すごいたくさん起きてるから、小説なんやけど私の中ですごいひっかかった。
 親が死ぬっていう話もあるんやけど、私の年齢ではいつか親が死ぬっていうのは実感としては感じにくい。親はいて当たり前で、私の前からいなくなるなんてことは、死んでなくてもすごい恐ろしい。
 人が生まれてくることには感動があるけど、死んでいくことにもそれと同じくらいの重い意味があると思った。