目から鱗。
学校では、本当の自分がいて人は仮面をかぶって生活してるって習った。多分現代文の評論とかで。
社会に出たら出たで、仕事中は仕事用の仮面をかぶれ、心が折れないように。
お客様は自分に怒ってるんじゃなくて、会社の社員っていう立場の私に怒ってると思えと言われたり。
本当の自分っていうのがいて、友達といる時、会社で働いてる時、それぞれにいろんなキャラを使い分けてる。
そういう理解をしてたんだけど、この本読んだら目から鱗!
まず、本当の自分なんていない。
個人とは、これ以上分けられない存在individualを明治時代に翻訳したもの。「個人」というものの歴史にふれつつ「分人」という考え方が示されていきます。
分人は、本当の自分なんていなくて、いろんな分人の集合が自分。親といる時の自分、友達といる時の自分、友達の中でもAさんといる時とBさんといる時ではそれぞれ違う分人がいる。
分人は、相手との関わりの中で生まれてくる。個人が、1だとすれば、分人は分数とも書かれていて、すごく腑に落ちる。
分人という概念に対して名前が付けられてなかったから理解できていなかっただけで、分人って名付けてきちんと順序だてて説明されるとすっと受け入れられる。
全然難しくない易しい文章で書かれてるので読みやすいです。
本当の自分はこんなんじゃないって思って必死に本当の自分を探そうとしたり、いじめられて苦しい思いをしている人には特に読んでほしい。
分人っていう考え方を知ることで少しは生きやすくなると思った。
とても良い本と出会えました。
以前読んだ本(『自分の強みをつくる』伊藤春香)も違った視点で見ることが出来るかもしれないなぁ。
平野さんの小説も読んでみたい。
学校では、本当の自分がいて人は仮面をかぶって生活してるって習った。多分現代文の評論とかで。
社会に出たら出たで、仕事中は仕事用の仮面をかぶれ、心が折れないように。
お客様は自分に怒ってるんじゃなくて、会社の社員っていう立場の私に怒ってると思えと言われたり。
本当の自分っていうのがいて、友達といる時、会社で働いてる時、それぞれにいろんなキャラを使い分けてる。
そういう理解をしてたんだけど、この本読んだら目から鱗!
まず、本当の自分なんていない。
個人とは、これ以上分けられない存在individualを明治時代に翻訳したもの。「個人」というものの歴史にふれつつ「分人」という考え方が示されていきます。
分人は、本当の自分なんていなくて、いろんな分人の集合が自分。親といる時の自分、友達といる時の自分、友達の中でもAさんといる時とBさんといる時ではそれぞれ違う分人がいる。
分人は、相手との関わりの中で生まれてくる。個人が、1だとすれば、分人は分数とも書かれていて、すごく腑に落ちる。
分人という概念に対して名前が付けられてなかったから理解できていなかっただけで、分人って名付けてきちんと順序だてて説明されるとすっと受け入れられる。
全然難しくない易しい文章で書かれてるので読みやすいです。
本当の自分はこんなんじゃないって思って必死に本当の自分を探そうとしたり、いじめられて苦しい思いをしている人には特に読んでほしい。
分人っていう考え方を知ることで少しは生きやすくなると思った。
とても良い本と出会えました。
以前読んだ本(『自分の強みをつくる』伊藤春香)も違った視点で見ることが出来るかもしれないなぁ。
平野さんの小説も読んでみたい。