徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと クアンタン日乗(令和2年2月18日、火曜日、スコール一時曇り)

2020年02月19日 | マレーシア・シンガポール
    朝から激しい雨だ。
    これじゃ、外にも出られない。
    まっ、ワタシの場合、ここに3泊するので、雨で観光できなくても問題ない。
    今日は久しぶりに「お絵かき」でもするか~~とスケッチブックを出して準備だけはした。
    9時半頃、朝食。
        
        朝食はセット・メニュー方式で、今朝は「ウエスタン・スタイル」
    朝食後、ロビーに置いてある新聞を見たら
            
           マレーシアの中国語新聞にも「東出」君の不倫問題が報じられていた。
    もちろん1面はコロナウイルス問題で、この「東出」問題は芸能欄だがね。
    そうそう、今月末から来月上旬にかけてクアラルンプルでこちらの舞台俳優たちの『羅生門』が上演される
    そうだ。忘れなかったら見に行こう。
 11時ころ、雨が上がったので、部屋の掃除時間が終わるころまで散歩に出た。
       
        宿泊しているホテルの外観。
    少し歩いて行くと川沿いに遊歩道ができている。
       
       川向うの島にKUANTANの看板。ここの島にはマングローブが茂り
       自然探索ボート・ツアーもあるようだが、観光客のいない今はやっていないようだ。
       
       昨日見たタワーはまだ完成していなかった。周りがトタンで囲まれている。
     近くの遊歩道から釣りをする人を発見。ここなら蚊に刺されなくていいかな~~?
     と、ワタシが見ているとオジサンは餌のエビを付けて頑張って一投。
     釣れました~~~~!人が見られている時に釣れてオジサンはホッとして
         
      話しかけてきましたが、ワタシは言葉がわかりません。
      釣れたのはナマズの仲間の10センチくらいの魚でしたので、オジサンはこんなの持ち帰れないよと
      (釣り人がよくやる手、笑)、リリースしたのでした。
      2投目は
         
         こんどは白身の魚でした。これも10センチくらいの魚でしたが、これは持ち帰るようです。
         Apa ini ikan nama ?(この魚の名前は何ですか?)と出鱈目なマレー語で訊くと
         「ナンたらカンたら」と言った。ワタシはそれをオーム返しに言って分かったふりをする。
         分かったふりをするワタシの手なのだが、その単語をすぐに忘れてしまった。
     そこからまた歩いてしばらく行くと
          
          
          ヒンドゥー寺院に行き着く。
       『迷い方』に載っているクアンタンの「見どころ」の2つのうちのひとつ。
          マリアマン寺院だ。 
       もうひとつは昨日行ったスルタン・アフマド・1世モスクだから、
       もうこれでクアンタンの「見どころ」は完了だ。(笑)
    ここのマリアマン寺院の前にはサッカー場ほどの広さの芝生がある。
    帰ろうとしたら、その芝生から
       
       大きなトカゲが出て来た。 えっ、このトカゲどうするつもりなんだ?! なんだなんだ!と
    すると
       
       無謀にも道を横切ろうとするではありませんか!
       クアンタンの車のスピードは半端ではないから、ワタシはトカゲがひき殺されるのではないかと思った。
       案の定、一度は危うく轢かれそうになったが、トカゲは案外身のこなしが早くてクビが瞬時に後ろまで
       回るしジャンプ力もある。そうやって身を守った。
       そして、このトカゲ、もしかしてしょっちゅう道を横断しているんですかね~~~。
       
       次に来る車の間隔を見計らって、横断に成功して中央分離帯に置いてある花壇の下に
       潜りこんだのでした。
       やれやれ目の前でひき殺ろされ内臓が飛び出たところを見なくて、ホッとしたよ。
       で、また遊歩道を歩いていると空に
         
         あれっ? 白頭鷲じゃないか?
         
         
         白頭鷲だよ。一眼レフがあればな~~~。でもこんなところで見ることができて良かった。

     さっきの釣りのオジサンはもういなかった。

   遊歩道から町の歩道に戻って、昼飯を考えながら歩いていると、そうだ、このあたりに
   この町で有名なチーズケーキ専門店があったことを思いだしてグーグル・マップで調べた。
   すぐ近くにありました。行列ができるほどの人気店なのだそうだ。
   だから入り口と出口が別々で入り口には列を作るようテー張ってあります。
   午後1時近くでしたが、並んでいる人は無く、店内で2,3人が注文しているところでした。
   たまにゃ~~ケーキも悪くないだろうと入って並びました。
   ショーケースには種類はそんなに多くはありませんがチーズケーキがあります。
   この店を有名にしたマンゴーチーズケーキが見当たりません。
   売り切れなのかと思ったら、ワタシの前の客が「マンゴーチーズ3個」と注文したら
   店の奥から皿に載ったマンゴーチーズケーキが運ばれてきたのでした。
   おっ、あるじゃん!ということで
   ワタシはマンゴーチーズケーキ 1個 と バーント・チーズケーキ1個、それとアイスコーヒーの大を
   注文しました。
   「ここで食べます」と言えば、トレーに乗せてくれます。
   食べるのは店内ではなく隣のオープンエアーの庭です。
      
      「kULA CAKES」(クラ・ケーキ)というのがお店の名前で、庭にはテーブルやベンチが置かれ
      壁には古い自転車や
      
      葛飾北斎の富岳百景の絵も
      
      右がマンゴーチーズケーキ(227円)、真ん中がバーント・チーズケーキ(354円)。
      ちゃんと陶器の皿です。クアンタンは風の強い町です。だから風でケーキが飛ばないようなのかな?
      それとストローはプラスチックではありません。紙のストローなんですね~~~。
      環境に配慮したケーキ屋さんなんだと感心しました。
      働いている人はみな若い人で、庭も時々見回りに来て、食べた後の皿を片付けたりしてます。
      マンゴーチーズは上品でおいしゅうございました。マンゴーをもう少し食べたいと思わせるところが
      おいしく思わせるのかな~~~。
      マンゴーチーズを食べ終え、バーント・チーズも終盤に来た頃、突然、雨が降り出しました。
      2組いた客は「車の中で食べよっ」とマイカーに避難しましたが、「歩き」のワタシは避難するところは
      木の下の壁ぎわしかありません。
      チーズの皿とコーヒーを持って壁ぎわのベンチに立って雨をよけながら最後まで完食しました。
      (飯代より高いケーキを食べているんだからギブするわけにはいきません。)

    食べ終え、折りたたみ傘は持っているので、商店の軒先を雨に濡れないように歩き、
    もう少しでホテルというところまでたどり着きました。
    ホテルは道路の向こう。激しい雨の中
        
        車は水しぶきを上げて行き交います。
        道を横切るのは無理なので、雨が止むまでの持久戦ということで軒下で待つこと1時間。
        別に急いでいないしね~~。
        やっぱり、雨が止みました。(笑)
     水たまりを避けながら、車を避けながら無事ホテルに到着。
    ほんのちょっとの散歩のつもりがもう午後3時だ。

   夕方も雨が降った。

   雨が小降りになったので傘を持って昨日と同じオープンエアーの中華屋へ。
        
        今日は麺にした。これはなんだ? ワタシも予想もしなかった。この色!
        福建面(Hooken mee)だそうだ!
        いやはや、食欲を失わせるような色だが、オイスター・ソースなんだろうね。甘い味でした。
        この福建面は10リンギット(270円)、今日もビール2本で合計43リンギット(1161円)
      そろそろワイン飲みたいな~~~。
    
          
         

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