徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと クアラルンプル日乗 タイプーサム(令和2年2月8日、土曜日、晴れ)

2020年02月09日 | マレーシア・シンガポール
    今日はバトゥー・ケーブで行われるタイプーサムの祭りを見に行くことにした。
   朝、YMCAの1階のレストランで
       
       オムレツとトーストとコーヒーのブレックファスト・セット 14リンギット(378円)
  態勢を整えて、駅に行ってバトゥー・ケーブ行きの切符を買おうとしたら混雑するから往復切符を買った方がいいと。
  10時52分のバトゥー・ケーブ行きの列車は超満員。この時期、新型コロナウイルスが気になるので、マスクをした。
  下車してすぐに手をアルコール消毒。
  タイプーサムの祭りの人出予想は70万人だとか。濃厚接触どころではない。
  押し出されるように参道に向かうと、
            
       
       
      これからバトゥー・ケーブの階段の上に向かうためのカバーディー(山車)を担いだ信者が集まっている。
       
       カバディー(山車)を担ぐ信者というか仲間を鼓舞しようとグループが太鼓を激しく打ち鳴らす。
   一般信者、観光客は左側の列を群衆に押されるように参道を進む。
       
       階段をカバーディーを担いで上って行く信者や黄色い衣服のツボを頭上に乗せた信者が
       階段の真ん中を登って行くのが見える。大変だな~~~。
    階段の登り口は渋滞していてカバディーを担いだ信者は休憩する。最後のひと踏ん張りだ。
       
       
       
       安全のため一方通行だ。濃厚接触から逃れることもできないような密着度!
       ここに感染者がいたら瞬く間に何十万人が感染するだろうなと思うとぞっとするが、
       もう先に進むしかない。
       40分ほどの牛歩でやっと登り階段まで到着した。
        
        信者の中には履物を脱ぐ人もいるが、一方通行だから、自分の履物に再び出会うためには
        階段の上まで行って、また別の下りの列で戻って、また登りの列に並ばなければ自分の
        履物に出会えないよな~~。
   急な階段をみな安全のためゆっくり登る。将棋倒しにでもなったら大変な事故になる。
   それはみな分かっているので慎重に登る。
        
     カバディーを担いだ信者はバランスを崩さないように助手が手助けしながら階段を登りきることを
     目指す。
   やっと階段を登りきると、そこはまだまだカオス状態。
        
        
        カバディーを担いだ信者はここがゴールのようだが、黄色い衣のツボを乗せた信者は
        寺院の中まで進むのでまだまだ列は続く。
    カバディーを背負った信者は、マラソンで言えばゴール後の「ホッ」とした状態。
        
        
        
        同じ頑張ったもの同士で背中の針を外してやったり、外しているこの信者さんも背中には
        バラの花を針で背中に吊るしている。
    一方通行の信者の列はまだ続くので、戻る列に入れないので、その先の奥の院とでもゆうべき寺院まで
    進まざるを得ない。ワタシのTシャツは汗でぐしょぐしょ。途中、飲料水を売っているところで買った
    健康飲料水はすぐに飲み干してしまった。
    やっと、帰りの列に合流できて、今来た列を見ると
        
        洞窟の中だけでもこんなに人が!
    下に降りる階段にたどり着くと
        
        そこでもまだまだ続く登ってくる人々。
     カオスだ。これをカオスと言わずなんといえばいいのか?明治神宮の初もうでの列の比ではない。
        
        
        途中で一休みする信者。もう少しだ「がんばれ!」
        バトゥー・ケーブのタイプーサムはシンガポールよりキツイわ。
    お参りが終わった信者やこれからお参りする信者が剃髪する床屋の列ができている。
        
        ワタシもしてもらいたいところだが、次に生えてくる保証がない頭なので・・・・。
    相当体力も消耗したので宿に戻ることにした。
    運よく帰りの電車では座ることができた。
   YMCAに戻り、手洗い、顔洗い、うがいをしてTシャツを洗って、水だけ飲んでバタンと昼寝。
   午後5時ころ1階のレストランでTea or Coffee Time set からコーヒーを注文
        
        カッパ・エビセン(Fish Crackers だって!)。こんなに食べられるわけがない!
      午後6時過ぎまでコーヒーを飲みながら読書などする。

 クアラルンプルの日没は赤道に近いので年中午後7時25分前後だ。
 で、日が暮れたので今日はこってりしないものと探し歩いた。
 Nu Sentral  のショッピングモールに「スシザンマイ」という店があったので入ってみることにした。
 そんなに値段は高くない。メニューに載っている写真も本格的日本食のものと似ている。
 もしや、日本の名物社長の「すしざんまい」かと思った。
        
        マグロの刺身(中)はマグロ5切れで428円。
   チキンカツ丼の写真がうまそうだったのでチキンカツ丼(小)351円を注文した。
   出て来たチキンカツ丼は
        
        えっ!目玉焼き?が乗っかっている! メニューの写真と全然違う!
      すぐにスマホで日本の「すしざんまい」の会社案内を検索してみると海外には店を出していない!
      日本の「すしざんまい」とは無関係な「すしざんまい」なのでした。
      日本酒もメニューにありましたが、飲む気にはなれず、ビール小瓶2本飲むのがやっとでした。(笑)

        
       

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