ぶらぶら人生

心の呟き

町内を歩く

2012-10-13 | 身辺雑記
 地区の文化祭が、11月に行われる。
 その際、今年も、うどんのお店が設けられることになっている。それに先立ち、班長は、各家庭に<うどん券>を持参し、予約をとりまとめることになっている。

 そこで私は、今日、18軒の家を回った。
 外で遊んでいた子どもたちが、物珍しそうについてきた。
 「今度は、どこへ行くの?」と尋ね、ゆき先を告げると、先回りしては、呼び鈴を押してくれた。

 些細なことにも興味津々、幼子の瞳は、何でも吸収しそうな輝きを放っている。
 その羨ましいほどの輝きを、頼もしく眺める。
 私だけでなく、大人が失ってしまったものが、幼子たちの瞳にはある。
 
 同じ団地に住みながら、平素の付き合いは、都会並みに希薄である。
 久々に近所を訪ねて、知らなかった情報や消息も得た。
 近年、幼子が増える一方で、団地ができたとき以来の住民は、例外なく30年を加齢したことになる。
 人々の身上に、いろいろな変化があっても、不思議ではない。
 

 帰途、道野辺に咲くコスモスを眺めながら、<年年歳歳花相似たり 年年歳歳人同じからず>の詩句を口ずさんでいた。

    
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