草花舎の庭を一巡して、入り口に向かっていると、石の上に、一輪のピンクの椿が、春の日差しを受け、しんとして存在していた。(写真 17日)
落ちたというより、置かれたのでは、と思わせる佇まいで。
オーバーに言えば、そこに、密やかな芸術的世界が演出されているかのように。
前庭に、この種の椿は見当たらないので、落花したものでないことだけは確かである。
謂れの分らないまま、そこに椿の一輪ある風情を、ひとり楽しんだ。
草花舎の棚の、吉岡萬理さんの花器には、同種の椿が活けてあったのだが……。
落ちたというより、置かれたのでは、と思わせる佇まいで。
オーバーに言えば、そこに、密やかな芸術的世界が演出されているかのように。
前庭に、この種の椿は見当たらないので、落花したものでないことだけは確かである。
謂れの分らないまま、そこに椿の一輪ある風情を、ひとり楽しんだ。
草花舎の棚の、吉岡萬理さんの花器には、同種の椿が活けてあったのだが……。