ぶらぶら人生

心の呟き

土筆の坊や

2008-03-24 | 散歩道
 土筆は、春の日差しをいち早く感じ取って、地上に頭をのぞかせるらしい。
 その姿は土色に近く、ぼんやり眺めていては見つからない。気づいたときには、スギナと呼ばれる、杉に似た緑色の草となっている。

 今春も、か細いスギナを見つけて、もう土筆の時期は過ぎ去ったのかと落胆した。 先日(22日)、草花舎へ出かける道すがら。
 まだ、大丈夫だった。
 スギナの周辺に、土筆を見つけることができたのだった。(写真)
 思わず頬が緩んだ。
 一旦気づくと、不思議なことに、そのあたり一帯に、土筆の坊やが見つかるのだった。しかし、すでに、頭部のほうけたようなものが多く、食用としては役に立たないのだろうと思った。

 土筆を摘んで、自分で料理したことがない。
 来春の楽しみにしておこう。もう少し早い時期に見つけて、若い土筆を料理してみたいものだ。元気でいて、来年の春にめぐりあえますように!

 大阪池田に住む妹夫婦は、ひとり娘の幼かった頃、春休みに帰ってきては土筆を摘み、大阪へ持ち帰っていたものだ。驚くほど沢山の土筆を摘んでいた。その嵩も、料理すればわずかなものになるらしかった。
 余分なことだが、土筆摘みに余念のなかった姪も、近々家庭を持つらしい。
 春の食卓に、彼女の摘んできた土筆の料理が並ぶのだろうか。若い人の日常には、そんな長閑なゆとりはないのかもしれない。
 昨年、久しぶりに家に立ち寄った姪に、お得意な料理を尋ねたところ、
 「ハンバーグなら大丈夫かな?」
 と、笑っていた。
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3月の庭 (タンポポと雑草)

2008-03-24 | 草花舎の四季
 草花舎の庭に限らず、植物の芽吹きは、地面から始まるように思う。
 木々の梢は裸木が多く、冬さながらなのに、地面はいち早く春めき始める。

 草花舎の庭に、タンポポが逞しく咲いていた。周囲には、オオイヌノフグリの薄紫色の小さな花や、ハコベの白い花、名を知らぬ花なども、地面を覆って一面に咲いていた。(写真 22日)
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3月の庭 (クリスマスローズ園)

2008-03-24 | 草花舎の四季
 3月いっぱい、草花舎が閉店になるので、22日はお天気もよく、散歩がてら出かけた。
 <クリスマスローズ園>といえばオーバーだが、庭の一角に色の異なるクリスマスローズが咲いていて、そう呼んでみたくなった。(写真 22日)

 クリスマスローズの名が示すとおり、季語としては冬。
 が、歳時記の説明によると、
 <日本で、この名で栽培されている春咲きのものは、近似種のレンテンローズ>と呼ばれるものなのだそうだ。
 本来のクリスマスローズより、花色の種類が多いようだ。

 草花舎では、花の少ない冬の庭に咲き始め、今も咲き続けている。
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