nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

芦沢央 罪の余白

2017-01-27 13:54:47 | 本・雑誌・ドラマ
娘に借りて、芦沢央さんのデビュー作 罪の余白 を読みました。
2015年には映画化もされた作品ですが、残念ながら私は観ていません。
大好きな内野聖陽さん主演なのに、どうして観ていなかったんだろう??
芦沢央さんは女性で1984年生まれ、こちらのデビュー作で2012年、第3回野性時代フロンティア文学賞受賞を受賞されました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまうー。
安藤の娘、加奈が学校で転落死した。
「全然悩んでいるようには見えなかった」。
クラスメートからの手紙を受け取った安藤の心に、娘が死を選んだ本当の理由を知りたい、という思いが強く芽生える。
安藤の家を弔問に訪れた少女、娘の日記を探す安藤。
二人が出遭った時、悪魔の心が蠢き出す…。
女子高生達の罪深い遊戯、娘を思う父の暴走する心を、サスペンスフルに描く!

プロローグでいきなり、安藤の娘が学校のベランダから飛び降りて死ぬという展開。
大学に勤める安藤と、同じ大学に勤めるアスペルガーの疑いのあるの早苗との絡みも、同時進行していきます。
あらすじを読んだ感じでは、ガンガン攻めていく復讐劇かと思っていたのですが
意外にゆっくりじんわりと進んでいき、つい先走ってしまう読み手としての気持ちが、かきむしられるようなもどかしさ。
終盤の犯人が追いつめられていく恐怖と、誰も知らなかった真実が明かされていく様はもうドキドキでしたが
もう少し徹底的にガツンとやって、スッキリした気分にさせてほしいと思う結末でした。

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