nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

薬丸岳 刑事の約束

2016-07-21 21:26:34 | 本・雑誌・ドラマ
丸山岳さんの夏目刑事シリーズ、先月読んだ「その鏡は嘘をつく」 に続き 刑事の約束 も文庫化されたので読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
万引き事件を起こした少年は、得体の知れない女とひっそり暮らす無戸籍児童だった
。憐れむべき存在かと思えた少年はしかし、刑事・夏目の捜査で予想外の相貌をみせる(「無縁」)。
割り切れない事情が、時にやりきれない犯罪を生む現代。
絶望がしのび寄る乾いた世の中に、わずかな希望のありかを探る傑作短編集。

無縁/不惑/被疑者死亡/終の住処/刑事の約束

私はもし自分の家族や、身近にいる人間が犯罪に巻き込まれたら
目には目を!歯には歯を!的な報復を考えるんじゃないかと、自分で思うのですが、夏目式の場合、罪を憎んで人を憎まずですね。
犯罪はすべて真っ黒というわけでもなく、グレーの事件もあるし、不幸であるが故の悲劇もある。
丸山さんらしい少年犯罪物や、家族を思いやるあまりに引き起こされた悲劇など
夏目刑事らしいやさしさが如実に盛り込まれた、いたたまれなさやもの悲しさが漂う、何ともやりきれないストーリー集でした。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

刑事の約束 [ 薬丸岳 ]価格:777円(税込、送料無料) (2016/7/21時点)

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石田衣良 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークⅥ

2016-07-17 15:24:55 | 本・雑誌・ドラマ
ぎっくり腰2日目は、朝から痛いのなんのって!
ただ経験上2日目の痛さを乗り越えたら、3日目からは快方に向かっているのを意識できるようになるはずで
今日は埼スタ参戦をあきらめて、家でゴロゴロ安静に過ごすことに決めました。
痛みを感じずに出来ることは、テレビと読書くらい。
パソコンも結構腰に負担がかかるので、これを書くのも実は必死!

読み進めている 池袋ウエストゲートパーク シリーズも、外伝を含めいよいよ7冊目。
灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークⅥ を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
池袋は安全で清潔なネバーランドってわけじゃない。
盗撮画像を売りさばく小学5年生が、マコトにSOSを発してきた。
“まだ人を殺してない人殺し”マッドドッグ相手にマコトの打つ手は?
街のトラブルシューターの面目躍如たる表題作など4篇を収録したIWGPシリーズ第6弾。

灰色のピーターパン/野獣とリユニオン/駅前無認可ガーデン/池袋フェニックス計画

前回読んだ「赤(ルージュ)・黒(ノワール)池袋ウエストゲートパーク外伝」には
マコトが出てこなかったので、やっぱりマコトあっての 池袋ウエストゲートパーク だわと実感。
またマコトのトラブルシューターとしての働きも、徐々に頼もしさを増しているようで
それに比例するように、してやったり度も増幅していて満足度が高いです。
また今回4話目にありがちな、私の苦手な血なまぐさいグロテスク系の話がなく、穏やかな気持ちで読むことができました。
石田さんの、言葉の巧みさ、ストーリー展開の面白さ、最後の落とし、さわやかな読後感、すべて素晴らしいです。

灰色のピーターパン [ 石田衣良 ]価格:637円(税込、送料無料)

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桐野夏生 緑の毒

2016-07-15 10:46:01 | 本・雑誌・ドラマ
先日「ハピネス」を読んだ桐野夏生さんの、2011年刊行の話題作 緑の毒 を読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
39歳の開業医・川辺。妻は勤務医。
一見満ち足りているが、その内面には浮気する妻への嫉妬と研究者や勤務医へのコンプレックスが充満し
水曜の夜ごと昏睡レイプを繰り返している。
一方、被害者女性たちは二次被害への恐怖から口を閉ざしていたがネットを通じて奇跡的に繋がり合い、川辺に迫っていくー。
底なしの邪心の蠢きと破壊された女性たちの痛みと闘いを描く衝撃作。
文庫オリジナルのエピローグを収録。

妻の浮気、病院の経営悪化、従業員との軋轢・・・・・
環境が不遇で、精神的にも抑圧されているのはわかるけど
積極的な対処はせずに、昏睡レイプを繰り返す主人公。
人間味の全くない空々しいストーリーと、屈折した男の気色悪さ。
ドロドロを粘着テープで封印し、ぐっちゃぐっちゃに叩き潰したようないたたまれない物語。
桐野ワールドだと言われれば、そんなものかもしれませんが
読んでいても、読み終わっても、気持ち悪さはぬぐえず、寒気だけが残りました。

緑の毒 [ 桐野夏生 ]価格:648円(税込、送料無料)

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黒川博行 後妻業

2016-07-08 07:54:18 | 本・雑誌・ドラマ
疫病神シリーズ 限定で読んできた黒川博行さんですが、ずっと読みたいと思っていた 後妻業 を手に取ってみました。
京都で起きた連続夫殺し事件、あれをまるで予測して書かれていたかのような内容。
この夏の映画化されることでも話題となっている、人気作品です。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
91歳の耕造は妻に先立たれ、69歳の小夜子を後妻に迎えていた。
ある日耕造が倒れ、小夜子は結婚相談所の柏木と結託して早々に耕造の預金を引き出す。
さらに公正証書遺言を盾に、遺産のほぼすべてを相続すると耕造の娘たちに宣言したー。
高齢の資産家男性を狙う“後妻業”を描き、世間を震撼させた超問題作。

まさにあの事件と同じような手口で、資産家の老人に取り入って同居を始め
事故や自然死に見せかけて、夫を殺し再婚死別を繰り返す小夜子。
そのたびにうまく資産を手に入れて、私腹を肥やして行きます。
その裏で手を組んで手引きしているのが、結婚相談所を経営する男柏木。
只今映画館で予告がビシバシ流れているので、小夜子が大竹しのぶ、柏木が豊川悦司というのが刷り込まれてしまい
最初から最後までそのキャストのイメージで、読んでしまいましたが、なかなかのはまり役だと思います。
この二人、とことん悪いヤツらなのですが、どことなく憎めない感じで
ついつい大阪弁のイントネーションで読まされてしまうのも、黒川作品のコミカルな面白さ。
最後は???な感じで終わるので、そのへんを映画でどう決着をつけてくれるのか気になります。
小夜子は69歳とのことですが、大竹さんが老け役をやったのか、設定が若くなっているのか?映画を観てのお楽しみですね。
是非観に行きたいと思います。

後妻業 [ 黒川博行 ]価格:799円(税込、送料無料)

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石田衣良 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝

2016-07-05 14:43:30 | 本・雑誌・ドラマ
池袋ウエストゲートパーク シリーズの外伝にあたる 赤(ルージュ)黒(ノワール)池袋ウエストゲートパーク外伝 を読みました。
私はⅤまで読んでこちらを読んだわけですが、書かれた順番からいうとⅡとⅢの間に位置するようです。

あらすじ・・・・
ギャンブルにはまって借金をかかえる映像ディレクター・小峰渉のもとに
池袋最大のカジノの売上金を狂言強盗する計画がもちかけられる。
計画は成功、時給の1億円が手に入ると思った鼻先で金が奪われ……。
本作は「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの外伝で
お馴染み氷高組のサルが小峰と組んで、池袋を拠点にするヤクザたちの巧妙な罠から起死回生を狙います。
息つく隙(ひま)もないスピーディな展開の末、最後にルーレットの玉がおちるのは、赤か、黒か!

いつもの 池袋ウエストゲートパーク は、主人公マコトの一人語りで、物語が終始します。 
それがコミカルで、ひねりが効いていて、実に軽快な読み応えなのですがかなり
マコトの友達であるヤクザのサルは出てくるものの、こちらはマコトは登場せずちょっと(かなり?)寂しい。
池袋ウエストゲートパーク は、石田さんが書いているからとか、池袋が舞台だから面白いのではなく
マコトの行動力と、マコトの価値観で物事が進むから楽しいんだと改め得て認識。
それなりに面白くはあったのですが 池袋ウエストゲートパーク シリーズに抱いてしまう期待感からは、少し外れている感じでした。

赤・黒 [ 石田衣良 ]
価格:604円(税込、送料無料)


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桐野夏生 ハピネス

2016-07-01 08:01:24 | 本・雑誌・ドラマ
うまいもの会記事の途中ですが、今日はお出かけするので、その前に読書ネタを仕込んでいきますね。

桐野夏生さんの ハピネス を読みました。
桐野作品って初めてってわけじゃないけど、しばらく読んでなかったみたいで
このブログで読書感想を書くようになってから、桐野さんの名前がないみたい・・・

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
高級タワーマンションに暮らす岩見有紗は窒息寸前だ。
ままならぬ子育て、しがらみに満ちたママ友たちとの付き合い、海外出張中の夫・俊平からの離婚申し出、
そして誰にも明かせない彼女自身の過去。
軋んでいく人間関係を通じて、徐々に明らかとなるそれぞれの秘密。
華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚を暴き出す。
人気女性誌「VERY」連載時から話題沸騰の衝撃作!

不倫あり、秘密あり、見栄と虚栄で塗り固められたママ友の付き合い。
80年代に一世を風靡した金妻の、平成タワマンバージョンといった感じの物語。
グループに所属することに、居心地の悪さを感じながら
グループから阻害されることへの、恐怖との葛藤。
どこまでが真実で、どこからが虚構なのか、互いにわからず詮索し合う仲。
まともそうな人が実は壊れていて、周囲から違和感を抱かれるような人が実は一番まともだったり?
現実離れしていたり、無理のある設定もあって、突っ込みどころはありますが
幼稚園入園前後の子を持つ母たちの、ドロドロ劇は怖いもの見たさ的醍醐味があって楽しい。

ただいま続編が連載中とのことなので、そちらこも気になりますし
しばらくぶりに触れた桐野ワールド、この機会に他の作品も読んでみようかな。

ハピネス [ 桐野夏生 ]価格:777円(税込、送料無料)

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石田衣良 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークⅤ

2016-06-27 15:25:24 | 本・雑誌・ドラマ
池袋ウエストゲートパーク シリーズ第5弾 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークⅤ を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
今日も池袋には事件が香る。
風俗スカウト事務所の罠にはまったサンシャイン60階通りのウエイトレス。
伝説のスターが設立を夢見るロックミュージアムの真実。
集団自殺をプロデュースするインターネットの“クモ男”-。
ストリートの「今」を鮮やかに描くIWGPシリーズ、切れ味がさらに増した第5弾。

スカウトマンズ・ブルース/伝説の星/死に至る玩具/反自殺クラブ

池袋を中心に起こる、たいしたことがなさそうでいて、結構重大な事件の数々。
頼まれるたびに、逃げ出したいのに、結局放っておくことができなくて
ついつい関わり合いになってしまう、トラブルシューター、マコトの物語。
欲がなく、情けだけで解決していくマコトの姿は、池袋の大岡越前とも言えるヒーローっぷり。
世の中様々な人がいて、様々な職業があって、みんな様々に生きているんだな~と、考えさせられます。
このシリーズすべて短編集で、それぞれに表題作が一番ディープなのですが
すべてのシリーズで、ちょっとひねりが似ているかも?
今回の「反自殺クラブ」も、途中で方向性がなんとなくわかっちゃいました!

反自殺クラブ [ 石田衣良 ]
価格:604円(税込、送料無料)


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石田衣良 電子の星 池袋ウエストゲートパークⅣ

2016-06-21 14:44:15 | 本・雑誌・ドラマ
池袋ウエストゲートパーク シリーズ、第4弾 電子の星 池袋ウエストゲートパークⅣ を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
アングラDVDの人体損壊映像と池袋の秘密クラブの関係は?
マコトはネットおたくと失踪した親友の行方を追うが…。
通り魔にギャングの息子を殺されたジャズタクシー運転手に告知された悲惨な真実とは?
「今」をシャープに描く、ストリートミステリー第4弾。切れ味、スピード、さらに快調。

東口ラーメンライン/ワルツ・フォー・ベビー/黒いフードの夜/電子の星

間にいろいろ挟みながら、少しずつ読み進めているシリーズの第4弾です。
このシリーズはフルーツ屋のマコトが、池袋で起こる大小さまざまな事件を解決していくという短編集で
前作の「骨音」同様、日常にちょっとばかりアクセントがついたような軽い話から始まり
次第にどんどんと重たくなっていって、最後にドカンとディープな話がやってきました。
内容がどんなにディープでも文章が軽快で、笑いも誘って来るのが石田マジックですが
今回ばかりは途中で本当に気持ち悪くなり、かなり読み飛ばしました。(流れが分かる程度に)
もちろんハラハラさせるだけで、最悪はやってこないのですが、実にリアルでドキドキしました。
ありえそうにない話でも、あり得そうな気がしてくるのが、このシリーズの不思議です。
13年くらい前に書かれたものですが、世の中にも若者の行動パターンにも全く古臭さは感じられず
ケータイがスマホになったくらいで、今も当時も日本の景気はいまだ上向くこともなく沈んだまま。
これを読み始めてから、たまに行く池袋の街に、マコトや仲間たちが今も歩いているようなそんな気分を味わっています。

電子の星 [ 石田衣良 ]価格:586円(税込、送料無料)

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橘玲 タックスヘイヴン

2016-06-11 14:29:38 | 本・雑誌・ドラマ
話題作、橘玲さんの タックスヘイヴン を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。
自殺か他殺か。
同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。
金融洗浄、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ…。
名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは?
国際金融情報小説の傑作!

500ページ強の長編の上に登場人物も多く、難しい金融用語が飛び交い、桁外れの大きなお金が行ったり来たり・・・
舞台が日本、韓国、シンガポール、タイ、マレーシアと転々としていき、物語の基本事項を整理するのさえ至難の業。
敵か味方か、裏の首謀者はだれか、次はだれが狙われるのか、色々な要素が複雑に絡んだ面倒なストーリー。
スリル満点だったけど、読み終わってもいまいち呑み込めた感がなく、もう一度読まないと納得できないもやもやが残っています。
しっかりとした流れやすべての人間関係を明白にとらえるために、映画化されると嬉しいなと思います。

タックスヘイヴン [ 橘玲 ]価格:831円(税込、送料無料)

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石田衣良 骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ

2016-06-04 21:12:02 | 本・雑誌・ドラマ
石田衣良さんの、池袋ウエストゲートパークシリーズ第3弾 骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
世界で一番速い音と続発するホームレス襲撃事件の関係は?
池袋ゲリラレイヴで大放出された最凶ドラッグ「スネークバイト」の謎とマコトの恋のゆくえは…。
現代のストリートの青春を生きいきと描き、日本のミステリーシーンに新しい世界を切り拓いた、ご存知IWGP第3弾!
ますます快調のTV化話題作。

骨音/西一番街テイクアウト/キミドリの神様/西口ミッドサマー狂乱

3作目ということで、主人公マコトの性格、行動パターン、周囲の人間関係など
背景が呑み込めてきたので、入り込みやすくはなってきたのですが、1話目の骨音がいきなり血なまぐさくって出だしで食傷気味・・・
そのあと2話目3話目はサクサク読めましたが、最後の西口ミッドサマー狂乱はかなりディープでした。
池袋が舞台のドラッグの話ですが、その10数年後に、まさにその池袋で
ドラッグによる車の暴走事件が起きたことの記憶も新しい今、なんか最近の話のようで結構リアル感がありました。
まだまだシリーズは続くので、追々読んでいこうと思います。

骨音 [ 石田衣良 ]価格:637円(税込、送料無料)

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