nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

中島京子 花桃実桃

2017-01-21 12:32:30 | 本・雑誌・ドラマ
最近ちょっとヘビーなものを読んでいたので、少し気が抜ける緩いものをと思い
中島京子さんの 花桃実桃 を選んで読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
43歳シングル女子、まさかの転機に直面すー会社勤めを辞め、茜は大家になった。
父の遺産を受け継いだのである。
昭和の香り漂うアパート「花桃館」で、へんてこな住人に面くらう日々が始まって…。
若くはないが老いてもいない。
先行きは見通せずとも、進む方向を選ぶ自由がある。
人生の折り返し地点の惑いと諦観を、著者ならではのユーモアに包んで描く長編小説。

父親から受け継いだ3階建て全9戸の古アパートに住む住人たちと、大家になった茜のお話。
目次が号室になっていて、1室ずつ話が進んでいきます。
とにかく住人たちがそれぞれに個性的で、やたらドタバタが起こりますが
すべてが何となくほっこりと収まっていく、ホームドラマ仕立て。
庭に咲く植物や木々、南に面しているお寺と墓地という、のどかな光景も
ホンワカをさらに助長させてくれていて、読んでいて心和む物語です。

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桐野夏生 顔に降りかかる雨/天使に見捨てられた夜

2017-01-14 21:04:55 | 本・雑誌・ドラマ
 

昨年11月に読んだ桐野夏生さんの「水の眠り灰の夢」の、後日談となる「村野ミロシリーズ」から
顔に降りかかる雨 と 天使に見捨てられた夜 の2冊を読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
顔に降りかかる雨
親友のノンフィクションライター宇佐川耀子が、一億円を持って消えた。
大金を預けた成瀬時男は、暴力団上層部につながる暗い過去を持っている。
あらぬ疑いを受けた私(村野ミロ)は、成瀬と協力して解明に乗り出す。
二転三転する事件の真相は?
女流ハードボイルド作家誕生の’93年度江戸川乱歩賞受賞作。

天使に見捨てられた夜
失踪したAV女優・一色リナの捜索依頼を私立探偵・村野ミロに持ち込んだのは、フェミニズム系の出版社を経営する渡辺房江。
ミロの父善三と親しい多和田弁護士を通じてだった。
やがて明らかにされていくリナの暗い過去。
都会の闇にうごめく欲望と野望を乾いた感性で描く、女流ハードボイルドの長篇力作。

「水の眠り灰の夢」に登場する村野善三は義理の父親にあたり、その作品当時はまだ幼女だったミロでした。
そのミロが、夫に自殺されたというわけあり30代という設定で
傷心のまま、父から譲り受けた探偵事務所を気が付いたら始めていたという展開。
ミロは仕事はそこそこ頑張るものの、生活はどちらかといえば自堕落で、
住んでいるのは、様々な職業や訳ありの人種がひしめき合う、新宿二丁目の古いマンション。
計画性はないわ、やめていたタバコは再び始めるわ、男にはだらしないわ・・・・で、いわゆる颯爽とした探偵像とは正反対の人格。
最初は探偵業に抵抗があったミロが、依頼を受けて困難に立ち向かううちに
プライドとやりがいを見出していく様子が、丁寧に描かれながら進んでいくハードボイルドストーリー。
ストーリーは重く暗く、どうひいき目に観ても決してさわやかではないのですが
地雷のように敷き詰められた伏線が少しずつ解きほぐされていき、最後まで飽きずに読ませてくれました。

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サンドラ・ブラウン コピーフェイス~消された私~

2017-01-07 21:13:55 | 本・雑誌・ドラマ
NHKのドラマ10でやっていた コピーフェイス を、観ていたのですが
初回と2回、最終回は見たものの、途中を見逃してしまったので原作を読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
私は別の女性の運命を生きることになった。
あの恐怖の瞬間からー飛行機墜落後、収容された病院で上院議員候補夫人と取り違えられたTVリポーターのエイブリー。
形成手術によって夫人の顔に変貌した彼女の耳には病床で聞いた「夫を殺す」の一言が残っていた。
この家族は何かが狂っている…夫人になり代わったエイブリーを待っていたのは驚愕の真相だった。

他人の顔で生きることになった女性の苦悩と、その背景に広がるスリリングな事件を描いた物語。
全800ページにも及ぶ長編で、持つ手が重くて疲れました(笑)
原作とドラマ、登場人物の家族構成や職業などの設定は大幅に違っていますが結末は同じ流れです。
でも原作の方が細かい部分にも突っ込みがあり、よりリアル感が強く、ハラハラ感が強まる感じで
ありえそうにないことにも強く納得してしまう感じで、感情移入を何度も繰り返しながら引き込まれていきました。
連ドラとはいえ6回シリーズだったのもあり、かなり端折ってある感じだったので
この作品に関しても、観てから読むという順番でよかったなと思いました。
ドラマを観た方も、ぜひ読んでみてください。

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東野圭吾 雪煙チェイス

2016-12-22 15:03:11 | 本・雑誌・ドラマ
東野圭吾の雪シリーズの新作 雪煙チェイス を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。
彼のアリバイを証明できる唯一の人物ー正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、竜実は日本屈指のスキー場に向かった。
それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事・小杉。
村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる!
どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。

雪シリーズは、比較的緩めの娯楽作品に仕上がっているので
読むのが楽で、忙しい合間にもサクサク読めて好きです。
今回もおなじみのコンビ、根津昇平と瀬利千晶のコンビが登場し、事件の解決に一役買っていました。
探す、逃げる、見つかる、かわす・・・という展開が、雪煙チェイスというタイトルそのままでハラハラ感たっぷり。
しかし一度容疑者として浮かび上がると、たとえ無罪であっても、一切の弁明は許されず
アリバイの証明者を探すのも一苦労だし、本庁の言いなり、上司の言いなりというのも、日ごろ読んでいる作品に共通しているようで
この事態が事実に近いものであるなら、ちょっと恐ろしくも感じます。

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宮木あや子 雨の塔

2016-12-17 22:54:44 | 本・雑誌・ドラマ
「校閲ガール」の記憶も新しい宮木あや子さんの 雨の塔 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
その岬には資産家の娘だけが入れる全寮制の女子大があった。
衣服と食べ物は好きなだけ手に入るが、情報と自由は与えられない。
そんな陸の孤島で暮らす4人の少女ー高校で同性と心中未遂を起こした矢咲、母親に捨てられた小津、妾腹の子である三島、母親のいない都岡。
孤独な魂は互いに惹かれあい、嫉妬と執着がそれぞれの運命を狂わせてゆく。
胸苦しいほど切なく繊細な、少女たちの物語。

この世の果て/桜の海/深夜の月/浅葱の鳥/歌のつばさ/夕日の丘/いつかのこと/サルヴェイジの森/終息の断崖/雨の塔

元気で明るい「校閲ガール」と、同じ感覚のイメージで読み始めたのですが
作風が全く違うというか真逆ともいえる、ひっそりと忘れ去られたような世界を描いた物語。
金銭的に恵まれていても、家族の縁に薄い少女たちが閉じ込められている、岬の学校。
少女たちがそこに集うのは勉学のためではなく、世間から隔離された状態のままに大学卒業の資格を得るため。
授業は出席してもしなくてもとがめられることはなく、欲しいものはたいてい手に入る陸の孤島。
衣食住の自由はあっても、テレビとニュースからは遠ざけられ、電話と郵便にはチェックが入ります。
そんな暮らしの中、4人の少女たちがそれぞれに惹かれ合い、反発し合い、詮索し合い、必死でもがきます。
暗く重いストーリーですが、文章が美しくて、実に耽美的で、どこまでも謎めいていて
上流階級の暮らしも垣間見れて、殺伐とした中にもなぜかうっとり。
覗いてはいけないものを見てしまったような、せつないハラハラ感。
私がまだ少女だったら、きっとお気に入りの一冊になったであろうと思われるような、秘密めいた少女小説でした。

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おもてなしの冬暦 haru-mi 冬

2016-12-12 21:51:07 | 本・雑誌・ドラマ
毎年この時期に、付録のカレンダーを求めて雑誌を探します。
リビング用には、市販の気に入ったカレンダーを買うことはありますが
トイレ用として、雑誌についている程度のサイズ感と軽い紙質のカレンダーが欲しいのです。
候補にしていたのは「私のカントリー」か「LEE」でしたが
立ち見をした感じでは、今回はどうもそれぞれの雑誌自体に魅力が感じられず
それでもあえてカレンダー欲しさに買ってしまうのは、本末転倒な気がして
いろいろ悩んでいたら、栗原はるみさんの haru-mi を発見!
もちろんこの雑誌自体好きだし、今回は特に冬野菜たっぷりの献立が満載で惹かれます。
ということで来年のトイレのカレンダーは、こちらについている 日々の花12ヶ月カレンダー に決定です。
本末転倒せずに納得のお買い物ができました。



12ヶ月の花の写真



 

同じモチーフの写真を使ったポストカードもついています
四季のお花で綴られたカレンダーは、常に明るい気持ちになれていいですね。

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東川篤哉 探偵少女アリサの事件簿

2016-12-11 20:59:06 | 本・雑誌・ドラマ
12月は、普段はのんびりの私もさすがに忙しくて
そこそこ食べ物ネタはあったものの、写真もうまく撮れていなかったりで、更新も滞ってしまいました。
映画も観に行けてないし読書も進まず、12月も3分の1過ぎましたが、ようやく今月読んだ本の1冊目のご紹介。
東側篤哉さんの、新しい探偵シリーズ 探偵少女アリサの事件簿 です。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
誤発注した大量のオイルサーディンとともに、勤め先のスーパーをクビになり、地元で『なんでも屋タチバナ』を始めた、俺、橘良太。
三十一歳、独身、趣味はナシ、特技は寝ること。
すこぶる平凡な俺が、なんと殺人鬼の濡れ衣を着せられてしまう!
そんな折、俺の前にわずか十歳にして自らを探偵と信じる無垢で無謀な美少女・綾羅木有紗が現れたー。
殺人鬼の疑いを晴らすため、俺はしぶしぶ有紗と事件を調べはじめるが…。
溝ノ口で事件のあるところに、天才美少女探偵あり!爆笑必至のユーモア・ミステリー。

名探偵、溝ノ口に現る/名探偵、南武線に迷う/名探偵、お屋敷で張り込む/名探偵、球場で足跡を探す

アリスのコスプレが好きな、10歳のお金持ち少女有沙が、便利屋家業の良太と組んで活躍する冒険談。
10歳の少女が推理した話を、良太が横取り気味で解決していきます。
烏賊川市シリーズの、鵜飼守夫と助手の戸村流平と同じような名コンビ。
物語に登場するのが、川崎市の南武線沿線の中原区と高津区あたり。
まさに娘が住んでいる辺りが舞台で、駅名や地名にも親近感が湧きます。
毎回人が殺されますが、すべてギャグパターンで解決されるので
軽い気持ちで、のんびり読み進めるのにぴったり!
逆に先を知りたいばかりに、睡眠時間を削ってのめり込む、という流れにはなりにくい本ですね。

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緒川怜 冤罪死刑

2016-11-27 21:37:35 | 本・雑誌・ドラマ
緒川怜さんの 冤罪死刑 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
三年前に発生し、犯人逮捕で終結したはずの少女誘拐殺人事件。
しかし、冤罪スクープを狙う通信社記者と、正義感に燃える女弁護士が事件を洗い直すと、意外な新事実が。
死刑判決、小児性愛、ハニートラップ、偽証、老刑事の告白ー。
どんでん返しの連続の後、幾重にも張られた伏線が鮮やかに回収される、会心作!

いきなり、リアルに再現された死刑のシーンから始まり、早々に心臓がバクバク・・・・
導入部分がかなり難解で、専門的な表現も多く、いくつかの事件が別々に展開され、どれとどれがどう結びつくのか?
文章自体も堅苦しく、ノンフィクションのレポかと思うほどで、とっかかりに苦労しました。
しばらく読み進めて、軌道に乗って来て、面白くなったと思った矢先。
ハタと気が付きました!テレビドラマで見た作品だったと・・・
そこからは配役も思い出され、伏線も、結末も分かってしまったから
ドキドキが一気に急降下してしまい、ちょっと勿体なかったです。
ストーリーもオチもよく練られているけど、ムリクリ感も禁じえず、もう少し唸らせてもらいたかった!

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東野圭吾 新参者

2016-11-24 10:35:41 | 本・雑誌・ドラマ
先にドラマを観てしまったので、なかなか読めずにいた東野圭吾さんの 新参者 でしたが
ドラマから6年が経ち、だいぶん記憶も薄れてきたのでそろそろと思い、手に取ってみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。
手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。
「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。
大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。

煎餅屋の娘/料亭の小僧/瀬戸物屋の嫁/時計屋の犬/洋菓子屋の店員/翻訳家の友/清掃屋の社長/民芸品屋の客/日本橋の刑事

事件や被害者にかかわりを持ったかもしれない人々の間を、加賀が丁寧に回って歩きます。
殺人事件を扱ったストーリーだというのに、展開はどこまでも温かく
人形町という街が描き出す、人情と家族愛に溢れた心和む物語。
加賀は事件の捜査をしながらも、しっかりと家族を繋いでいきます。
そして最後は犯人に行きつくのですが、それですら家族愛が渦巻いていて
人が殺されているというのに、ここまで温かいストーリーはないだろうと思える物語です。

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綿矢りさ しょうがの味は熱い

2016-11-14 21:19:05 | 本・雑誌・ドラマ
17歳のとき最年少タイで文藝賞受賞、19歳で芥川賞を史上最年少で受賞した綿矢りささん。
当時、高校生の日記風とか、あえて読むほどでもないとか
ずいぶん酷評が多かったので、結局スルーしてしまっていた作家さんでしたが
一度読んでみたくて、こちらを手に取りました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
結婚という言葉を使わずに、言いたいことを言うのは難しい。
「私たちこれからどうするの」-いつも疲弊している絃と同棲して一年近くになる奈世。
並んで横たわる二人の思考は、どんどんかけ離れてゆく。
煮え切らない男と煮詰まった女。
トホホと笑いながら何かが吹っ切れる、すべての迷える男女に贈る一冊。

しょうがの味は熱い/自然に、とてもスムーズに

完ぺきを望む男と、抜け感が魅力の女は、基本的に生活スタイルにズレがあり
愛があっても、相性が悪いと苦労するのではと悩む二人。
それでも女は相手に合わせることに必死になり、男は追いつめられていきます。
膿を出し尽くし、どうしても交わらない議論を重ねた後
いったん距離を置いた二人は、再び一緒に暮らすことになっていくのですが・・・・
きっとこの先も波瀾万丈なんだろうなと思わせる、世の中の結婚あるあるがたっぷりと詰まった物語。



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