nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

湊かなえ リバース

2017-04-29 13:32:10 | 本・雑誌・ドラマ
現在ドラマが進行中の、湊かなえ原作 リバース を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
深瀬和久は平凡なサラリーマン。
自宅の近所にある“クローバー・コーヒー”に通うことが唯一の楽しみだ。
そんな穏やかな生活が、越智美穂子との出会いにより華やぎ始める。
ある日、彼女のもとへ『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が届く。
深瀬は懊悩する。
遂にあのことを打ち明ける時がきたのかーと。

設定はドラマでは冬の大雪で、原作では夏の台風という設定。
ドラマを見ているので登場人物がイメージしやすく、のめり込むのが楽でした。
ただ武田鉄矢演じる元刑事の役は出てこないので、それがドラマででどういう役割を演じるのか、それも楽しみ。
ドラマを3話まで見て感じていた方向性とはまるで違う、思わず手を叩いてしまいたくなるほど想像を超えた結末には
さすが湊さん!と思いっきり唸ってしまいました。
さわやかではないけれどホロっとする、それでい噛みしめれば噛みしめるほどに空恐ろしい、秀逸なストーリーでした。

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大崎梢 忘れ物が届きます

2017-04-25 17:15:56 | 本・雑誌・ドラマ
今回初めて目にした作家さん、大崎梢さんの 忘れ物が届きます を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
不動産会社の営業で訪れた家の主人が、小学生の頃の自分を知っているという。
驚いた自分にその元教師が語ったのは、なぜか二十年前に起きた拉致事件の真相を巡る推理だった。
当時の記憶が鮮やかに蘇る…(「沙羅の実」)。
長い日々を経て分かる、あの出来事の意味。
記憶を遡れば、過去の罪と後悔と、感動が訪れる。
謎が仕組まれた、極上の「記憶」を五つ届けます。

沙羅の実/君の歌/雪の糸/おとなりの/野バラの庭へ

表紙のほんわかとしたイラストから、同じくほのぼの系の内容を想像していたのですが
そういう意味では、もう少しヘビー系のストーリー。
それでも収まりどころはよく、読後感は悪くないのですが
途中悪いほうに考えが及んでしまい、最悪のパターンを想定しながらかなりハラハラしてしまいます。
一度読んで、んん??となって、二度読みしてあーなるほどと合点がいくような、深い物語。

大崎さんは元書店員だそうで、その経験を活かした内容のストーリーが多く
ミステリーが中心ですが、児童書も手掛ける作家さんのようです。
いくつかシリーズ物もがあるようで、また色々なパターンを読んでみたいなと思います。


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恩田陸 ドミノ

2017-04-18 21:34:39 | 本・雑誌・ドラマ
恩田陸さんの ドミノ を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。
推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。
老人の句会仲間の警察OBたち。
真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。
迫りくるタイムリミット。
もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく!
抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作。


同じ日の同じ時間帯に、主に東京駅を中心として、吸い寄せられるように集まってくる登場人物たち。
普通なら会うべくもない人間たちが、ちょっとしたきっかけで関わり合って、袖すり合いながら葛藤していきます。
それぞれの現状を憂い、歪められた運命を何とか打開し
その先に進もうともがき合うさまが、面白おかしく28角形で描かれている壮絶な物語。
なさそうであるかもしれず、気が付かないままに、現実に起こってもおかしくないかもと思わせるストーリー。

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重松清 また次の春へ

2017-04-11 13:41:21 | 本・雑誌・ドラマ
重松清さんの、東日本大震災を題材にした短編集 また次の春へ を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
「俺、高校に受かったら、本とか読もうっと」。
幼馴染みの慎也は無事合格したのに、卒業式の午後、浜で行方不明になった。
分厚い小説を貸してあげていたのに、読めないままだったかな。
彼のお母さんは、まだ息子の部屋を片付けられずにいる(「しおり」)。
突然の喪失を前に、迷いながら、泣きながら、一歩を踏み出す私達の物語集。

トン汁/おまじない/しおり/記念日/帰郷/五百羅漢/また次の春へ

単行本としては2013年の3月に出された作品で、特定の地名は出て来ませんが、それぞれに被害にあった海辺の町がモチーフ。
現地で被災し身内や仲間を失った少女、長く会っていなかった友人の近況を気に病む主婦
故郷に残した家族が被災した中年男性、支援物資が相手に重荷になったのではと気遣う家族、などなど・・・
重松さんらしい綿密で正直な気持ちの吐露に溢れていて、短編集ですが、ひとつひとつの話がずっしりと重く
一日一話で胸がいっぱいになり、一気に読むことができませんでした。
誰が悪いわけでもないのに、多くの犠牲を払った大震災は
どこまで行っても、何かが変わっても、決してハッピーエンドにはなりえず
ひたすら運命のせいにするしかないやるせなさが、読後も重く漂います。

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雫井 脩介 検察側の罪人 上・下

2017-04-05 21:27:09 | 本・雑誌・ドラマ

雫井 脩介さんの 検察側の罪人 上・下 を読みました。

あらすじ・・・・上(「BOOK」データベースより)
蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は
今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。
最上に心酔する若手検事の沖野は厳しい尋問で松倉を締め上げるが、最上の強引なやり方に疑問を抱くようになる。
正義のあり方を根本から問う雫井ミステリー最高傑作!

あらすじ・・・・下(「BOOK」データベースより)
23年前の時効事件の犯行は自供したが、老夫婦刺殺事件については頑として認めない松倉。
検察側の判断が逮捕見送りに決しようとする寸前、新たな証拠が発見され松倉は逮捕された。
しかし、どうしても松倉の犯行と確信できない沖野は、最上と袂を分かつ決意をする。
慟哭のラストが胸を締めつける感動の巨篇!

かつてない、検察サスペンス。
過去に時効になった事件の犯人とされる人物が現れ、当時の罪を償わせるために途方もなく予想外のことが起こります。
正義と真実、罪と償い、真犯人と冤罪、あらゆる事柄が複雑にクロスして、行きつく先が全く読めないストーリー。
被告と、被害者と、検察と、弁護士、登場人物すべての立場に感情移入してしまい、オロオロする自分がいました。
最後、落としどころとしては妥当の結末でしたが、もう少しスカっとさせてもらいたかった!

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西加奈子 円卓

2017-03-26 18:04:53 | 本・雑誌・ドラマ
西加奈子さんの 円卓 を読みました。
観てないのですが、2014年に芦田愛菜ちゃん主演で映画化された作品です。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
公団住宅で三つ子の姉と、両親、祖父母に愛されて暮らす「こっこ」こと渦原琴子は
口が悪く、偏屈で硬派な、孤独に憧れる小学三年生。
こっこの日常は、不満と問題と驚きと発見に満ちている。
世間の価値観に立ち止まり、悩み考え成長する姿を、活きのいい言葉でユーモラスに温かく描く。
光溢れる感動傑作。

小学3年生のこっこの周りには、個性の強い様々な人物がいて、様々なことが起こります。
世の中では普通のことが、こっこにとっては普通ではないまぶしさを秘めていたり
一般的にはネガティブに感じることが、羨望の的になる特別なことに見えたり。
小学3年生の目線で描かれる世界は、大人の感覚とはかなり違う世界。
こっこの住む世界も相当不可思議だけど、西さんの言葉の選び方も何とも独創的で
なんとなく、さくらももこさんの「コジコジ」を連想しながら読んでしまいました。
みんな違ってみんないい・・・最終的な感想は、そんな感じ。

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有川浩 旅猫リポート

2017-03-22 13:56:29 | 本・雑誌・ドラマ
有川浩さんの話題作 旅猫リポート を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。
それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。
『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで“最後の旅”に出る。
懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。

サトルと猫のナナとサトルの友人と叔母が、主な登場人物。
ナナとともにワゴン車で旅に出たサトルが、逢いに行った友人たち。
サトルの生い立ちと思い出の掘り起こしが、それぞれの登場人物の視点で描かれていきます。
一番面白いのが、ナナの目線による語り口。
実に軽快で説得力があり、幾分冷めたまなざしにグンと引き寄せられ
サトルとナナが本当に語り合っているような、リアルな展開。
新たな共通の思い出を作りながら、信愛を深めていくサトルとナナ。
そして旅が終わりに近づくにつれ、少しずつ明らかにされていく真実。
サトルがとった行動と、ナナがとった行動。
まるで忠犬ハチ公のような、ナナの忠猫っぷり。
終盤は、じわじわじわじわ涙腺が緩み続けます・・・・
映画で観たいなと思える、素敵な胸キュン物語。

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早見和真 イノセント・デイズ

2017-03-15 15:37:07 | 本・雑誌・ドラマ
早見和真さんの イノセント・デイズ を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
田中幸乃、30歳。
元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。
凶行の背景に何があったのか。
産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄
そしてあまりにも哀しい真実。
幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…
筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。
日本推理作家協会賞受賞。

不幸な生い立ちから殺人事件を起こしたとされる、田中幸乃の人生をなぞりながら真実に迫っていく物語。
凶悪犯だと思っていた女が、読んでいくうちに自分に自信がないばかりに
世間に心を開けないでいる、心優しい女性だということが浮き彫りにされていきます。
彼女の生い立ち、過去にかかわった人々、被害者の遺族とされる男に100%非がないのか?
死刑執行までに、真実の究明が間に合うのか?間に合わないのか?
そして最後にたどり着いた、あまりにも悲しく救いがたい真実・・・・

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碧野圭 菜の花食堂のささやかな事件簿

2017-03-12 12:24:24 | 本・雑誌・ドラマ
ちょっとほっこりするものを求めて、碧野圭さんの 菜の花食堂のささやかな事件簿 を読みました。
碧野圭さんってあまり聞かないお名前ですが、ドラマ化された書店ガールシリーズが有名ですよね。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。
オーナーの靖子先生が優希たちに教えてくれるのは、美味しい料理のレシピだけじゃなく、ささやかな謎の答えと傷ついた体と心の癒し方…?
イケメンの彼が料理上手の恋人に突然別れを告げたのはなぜ?
美味しいはずのケーキが捨てられた理由は?
小さな料理教室を舞台に『書店ガール』の著者がやさしく描き出す、あたたかくて美味しい極上のミステリー!書き下ろし。

靖子先生が営む菜の花食堂と、そこで月に2回開催される料理教室に集まる人々のエピソ-ド。
ささやかな悩みからちょっと深刻な悩みまで、1を話すだけで10を知る先生の人柄でさわやかに解決されていきます。
中には読み手としては腹立たしく、もう少し徹底的にやり込めちゃってもいいのにと思う題材もありますが
そこはあくまでさりげなく・・・誰をも傷つけないという作風で癒されます。

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嘘つき女さくらちゃんの告白

2017-03-07 21:30:03 | 本・雑誌・ドラマ
青木祐子さんの 嘘つき女さくらちゃんの告白 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
盗作疑惑が持ち上がる中、美人イラストレーターsacraが失踪した。
彼女の幼馴染みでライターの朝倉は、クラスメイトや恩人、恋人など
sacraに関わってきた人々にインタビューすることで彼女の真実に迫ろうと考える。
盗作、経歴詐称、結婚詐欺など、息をするように繰り返した嘘の果てに姿を消したsacraは今、どこで何をしているのか。
そして、彼女が本当に欲しかったものとはー?

先日読んだ 愚行録 同様、すべてがインタビュー形式の騙りで成り立っているストーリー。
ひと月も置かないうちに、同じような小説を立て続けに読んでしまったわけだけど、この形式の小説って流行っているのかな~?
確かにこれだとネタを小出しにできるし、隠したいことは隠しておけるし
オブラートに包もうが、嘘で塗り固めようが、話は進んでいくので
読者を欺いたり伏線を張るには、都合のよい書き方かもしれませんね。

しかし主人公のさくらの言動は、単なる嘘つきではなく
口から出た瞬間に、単なる出まかせが本人の中で真実になってしまうという、異常性を持ち合わせた女。
性格が悪いというより、思考回路がねじ曲がっているとしか言いようがなく
それでいてめちゃくちゃ美人だということで、世間が次から次に都合よく騙されていき
被害者が逆に加害者のように扱われるという、落としどころのない話の繰り返しに、読んでいてもイライラがMAX!
とにかくどんな形で終わるのか、ひたすらそれを求めて、気分の悪さを我慢しながら読んでしまうのですが
最後までさくらちゃんは偉大でした、ここまでくればあっぱれ!

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