nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

湊かなえ 豆の上で眠る

2017-07-16 10:47:09 | 本・雑誌・ドラマ
湊かなえさんの新文庫、楽天ブックス週間ランキング1位の 豆の上で眠る を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
小学校一年生の時、結衣子の二歳上の姉・万佑子が失踪した。
スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。
必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。
喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微かな違和感を抱き続けている。
-お姉ちゃん、あなたは本物なの?
辿り着いた真実に足元から頽れる衝撃の姉妹ミステリー。

小3の姉が失踪し、2年後に突如戻って来て、そこから12年間抱き続けてきた妹結衣子の姉に対する違和感。
現在の結衣子が母の見舞いのために実家に戻ったのを機に、昔の資料を読みなおし回想し、真実にたどり着くに至るという物語です。
湊作品ですから、読んでいて心地悪く落ち着かないのは常ですが、結論の予想が全くつかず、よりモヤモヤ。
何も知らず少女時代を過ごした結衣子の、負ってしまった犠牲は計り知れないものがあるわけで
読み終わった後に気付く空恐ろしさ、大きな嘘と小さな嘘の重ね合わせで、人生を狂わされた家族の物語。

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井上剛 悪意のクイーン

2017-07-12 15:42:58 | 本・雑誌・ドラマ
井上剛さんの 悪意のクイーンを読みました。
ついつい読んでしまう、ゾクゾクっとするイヤミス系です。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
幼子の母亜矢子の最近の苛立ちの原因は、ママ友仲間の中心人物麻由による理不尽な嫌がらせ。
コミュニティ唯一の独身女性時恵や旧友志穂を心の支えとしつつも、無関心な夫、育児疲れもあいまって
亜矢子は追い詰められ、幸せな日常から転落していく。
その破滅の裏側には、思いも寄らない「悪意」が存在していた…。
不世出のストーリーテラーが新境地を拓いた、傑作心理ミステリー!

マタニティー時期に出会った麻由に誘われるがままに、付き合いが始まったママ友仲間数名。
支配する側とされる側に分けられ、精神的抑圧が渦巻く世界の中で
居心地が悪いのに逃れられず、唯一の理解者時恵を頼りながら、付き合いを続けていく亜矢子。
自覚がないのに人を傷つける女、それを取り巻くうわさ、恨み、妬み、女の執念・・・・
人間の心の中にうごめく汚いものが、ギュっと集約されたホラーストーリー。
どこまでも空恐ろしく、後味が悪く、この暑い時期にヒヤっとするにはぴったりの一冊です。

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ピエール・ルメートル 悲しみのイレーヌ

2017-07-09 15:01:33 | 本・雑誌・ドラマ
昨年読んだ その女アレックス に登場するヴェルーヴェン警部のデビュー作品であるとともに
ルメートル自身のデビュー作でもある 悲しみのイレーヌ を読みました。

あらすじ・・・・
奇怪な連続殺人をめぐる物語がたどりつく驚愕の真相。
若い女性の惨殺死体が発見された。パリ警視庁のヴェルーヴェン警部は、部下たちと捜査を担当することになった。
殺人の手口はきわめて凄惨で、現場には犯人のものと思われる「おれは帰ってきた」という血文字が残されていた。
やがて第二の事件が発生するとともに、過去の未解決事件との恐るべきつながりが浮かび上がる。

とにかくいくつもの殺人が次から次に展開され、ほぼ猟奇的な文章で成り立つこの作品。
怖いものが苦手の私にとって、まさに試練としか言いようのない苦行でした。
しかも その女アレックス を読んでいたので、この作品の行きつくところも分かっていて、より辛かったのですが
それでも読むのを止められなくなるほど、途中思わぬ仕掛けに唸らされて
もう一度最初から読みなおしたくなったりと、練りに練って凝りに凝った作品でした。

その女アレックス 悲しみのイレーヌ どちらも未読な方は、こちらの作品から読むことをお勧めします。 

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薬丸岳 誓約

2017-07-03 22:16:14 | 本・雑誌・ドラマ
このところ何にも書くことがなくて、読みためておいた読書ネタから放出中!
薬丸岳さんの 誓約 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
家庭も仕事も順風満帆な日々を過ごしていた向井聡の元に、一通の手紙が届く。
「あの男たちは刑務所から出ています」。
便箋には、ただそれだけが書かれていた。
送り主は誰なのか、その目的とは。
ある理由から警察にも家族にも相談できない向井は、姿見せぬ脅迫者に一人立ち向かうが。
故郷、家族、犯した罪…。葬ったはずの過去による復讐が、いま始まる。

娘を殺された女性から、過去を清算するための援助を受ける代わりに、犯人に対する復讐を誓わされた男の物語。
人を殺しても被害者がひとりの場合は死刑にはなりにくく、数十年で戻ってきてしまう現実。
犯罪被害者の家族の気持ちは、何年経とうが拭い去られるものでもなく、憎しみと悲しみは永遠に続きます。
また一度罪を犯したあと、立ち直って真っ当に生きて来た者にも、さらなる償いが必要なのか?
向井を脅迫している、影の人物は誰なのか?
一筋縄ではいかない複雑なサスペンス仕立てになっていて、とにかく先へ先へとかき立てられていきます。
ある程度先が読めたという気になっていたのですが、最後には想像以上の真実が待ち構えていました。
話の組み立てに無理やり感も否めませんが、犯罪の重さに見合うところの、罪と罰のバランスについて重く考えさせられる一冊です。


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宮木あや子 校閲ガール ア・ラ・モード 

2017-07-01 11:20:22 | 本・雑誌・ドラマ
石原さとみ主演で連ドラ化された、ワーキングエンタメ 校閲ガール の第2弾 
校閲ガール ア・ラ・モード  が文庫になったので早速読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
出版社の校閲部で働く河野悦子。
彼女の周りの人たちにもそれぞれ悩みや驚くべき過去が!他社から引き抜きオファーを受けたファッション誌編集者・森尾。
彼氏に仕事を理解してもらえない、カタブツ文芸編集者の藤岩。文学賞落選で荒れる作家に対応する、悦子の天敵(!?)貝塚。
同僚のお洒落男子、エリンギ似の部長、悦子を気に入るベテラン作家など個性的な面々が大活躍。
仕事への活力が湧くワーキングエンタメ第2弾。

第一話 校閲ガールのまわりのガール・森尾
第二話 校閲ガールのまわりのガールなんだかボーイなんだか・米岡
第三話 校閲ガールのまわりのガールというかウーマン・藤岩
第四話 校閲ガールのまわりのサラリーマン・貝塚
第五話 校閲ガールのまわりのファンジャイ
番外編 皇帝の宿

今回は、校閲ガールのくくりではありますが、主人公河野悦子さんはあまり登場しません。
校閲ガールを取り巻く実に個性的なメンバーたちに、スポットが充てられています。
まずドラマから入ったので、そもそも一作目から
登場人物の年齢やポジション設定が、ドラマと違うので多少の違和感はありますが
ドラマの配役を思い浮かべながら読めるので、イメージがリアルに浮かんで楽しめました。
ストーリーには、テレビドラマで引用されたエピソードも含まれていて、なんとなく懐かしい気分になれます。
読みやすくて、読後感もよくて、ふわっとしあわせになれる1冊です。

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真梨幸子 イヤミス短篇集

2017-06-27 15:22:37 | 本・雑誌・ドラマ
娘に借りた本の中から、真梨幸子さんの イヤミス短篇集 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。
「覚えている?会おうって約束したこと」。
その声から蘇る、憧れだった美少女の顔。
それはノストラダムスが人類滅亡を予言した一九九九年七月の出来事だった(「一九九九年の同窓会」より)。
他人の不幸は蜜の味。
甘い六篇が詰まった著者初の短篇集。

「一九九九年の同窓会」……ノストラダムスの大予言の世紀末にかかってきた一本の電話。
「いつまでも、仲良く。」……ダイエットに成功して生まれ変わった私が戻る場所は。
「シークレットロマンス」……どこの会社にも知られざる、そして秘められた恋がある。
「初恋」……居酒屋にあった「ルサンチマンノート」。そこで懐かしい名前を見つけた。
「小田原市ランタン町の惨劇」……遊びだけのはずだった女。だけど気になる最後のメール。
「ネイルアート」……入り込んでしまったネットの匿名掲示板。名無しの女はだいたい怖い。

イヤミスとは、読んでイヤーな気持ちになるミステリーのことを指していて
この短篇集の作者真梨さんや湊かなえさんなどが、イヤミスの女王と呼ばれています。
他人の不幸は蜜の味という、悪趣味な分野のお話のことですが
後味がよくないくせに、結局癖になってしまうというドロドロの魅力を秘めていて、私は結構好きな分野。
こちらの短篇集、いかにもありえそうな話で、なんだか自分に降りかかってきそうな気もして来て
結構ゾクゾクさせてくれて、読後のたまらないもやもや感を存分に楽しめました。

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東野圭吾 虚ろな十字架

2017-06-25 12:29:07 | 本・雑誌・ドラマ
東野圭吾さんの新文庫 虚ろな十字架 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。
数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。
中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。
一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていたー。

東野さんはありとあらゆる視点から書いてくるので、クセとかパターンがなく、本当に先が読めない作家さん。
今回は身内を殺された遺族の視点に立っての、犯人に望む死刑判決がテーマ。
当事者の気持ち、一般人が思うところの死刑にまつわる考え方、死刑廃止論者の言い分。
争点は色々あれど、殺人罪の罪の償いとして
遺族の死刑求刑に対する思いに勝る、正論はないのではないか、と思っていたのですが
生きて償うという考え方もあるのだなと、少しだけですが気持ちが揺らいでしまいました。
東野作品、やはりすごいです。

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島本理生 波打ち際の蛍

2017-06-22 13:59:48 | 本・雑誌・ドラマ
先月、島本理生さんのナラタージュを読んだ後、娘に貸そうか?とメールしたら
ナラタージュを含め島本作品はほとんど持ってる、と返事が来て
逆に何冊か借りることになり、その中から 波打ち際の蛍 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。
ある日、カウンセリングの相談室で植村蛍という年上の男性に出会い、次第に惹かれていく。
徐々に生活を取り戻し始めた麻由だったが、もっと彼に近付きたいのに、身体はそれを拒絶してしまう。
フラッシュバックする恐怖と彼を強く求める心。そんな麻由を蛍は受け止めようとするが…。
リアルな痛みと、光へ向かう切実な祈りに満ちた眩い恋愛小説。

昔の男から受けたDV体験から、精神的に病んでしまった主人公が出会った、新しい恋人。
文章もストーリーもそして主人公も、強く握ったらパリッと壊れてしまいそうな繊細な作品。
心を透明にして、そーっとそーっと読んでしまいました。
デリケートな内容のわりに、沈むことなく、前向きに進んでいけるようなストーリー展開。
もっと若かったらキュンキュン・・・ってなると思うけど、この歳になると絵空事感が付きまとうのがどうも残念。

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西加奈子 しずく

2017-06-16 10:01:19 | 本・雑誌・ドラマ
西加奈子さんの短編集 しずく を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
恋人の娘を一日預かることになった私は、実は子供が嫌いだ。
作り笑顔とご機嫌取りに汗だくになっても、ぎくしゃくするばかり…。
ふたりのやり取りを、可笑しく、そして切なさをこめて描く「木蓮」。
恋人同士が一緒に暮らしたことから出会った二匹の雌猫。
彼女たちの喧嘩だらけの日々、そして別れを綴る表題作。
ほか、日だまりのように温かい「女ふたり」の六つの物語。

ランドセル/灰皿/木蓮/影/しずく/シャワーキャップ

女ふたりの物語集ということでしたが、切り口が様々なのはさすが西さん!
一筋縄ではいかない発想の多角性と、心理描写が鋭く小気味よい文章が魅力の作家さんです。
でも結局結論が出ないままの、後味がさわやかとは言えない作品ばかりで
とらえ方次第なんでしょうけど、どれもスカッとしないので、読み終わってさらにモヤモヤ・・・・

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しずく (光文社文庫) [ 西加奈子 ]価格:540円(税込、送料無料) (2017/6/15時点)

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池井戸潤 アキラとあきら

2017-06-10 12:05:35 | 本・雑誌・ドラマ
池井戸潤さんのいきなり文庫 アキラとあきら を読みました。
文庫なのに1000円を越すお値段で、700ページ強の分厚い文庫、持って読むのも重くてひと苦労でした。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。
生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。
やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。
逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まったー。感動の青春巨篇。

2017年7月9日(日) WOWOWにて最速ドラマ化決定! 
WOWOWプライム「連続ドラマW アキラとあきら」
出演 : 向井理 斎藤工 小泉孝太郎 田中麗奈 賀来賢人 木下ほうか 堀部圭亮 
松重豊 瀧本美織 永島敏行 尾美としのり 石丸幹二
2017年7月9日(日)毎週日曜よる10時より放送 ※全9話 (第一話無料放送)

容赦なく理不尽を振りかざす池井戸作品の中にあって、今回はなかなか人情重視の金融物語。
頭脳明晰、人当たり良好、視野が広くバランス感覚にも優れ、人間性も素晴らしい、ふたりのアキラとあきらがタッグを組んで
お互いに与えられた試練に対して、できるだけ平静に対処し、最良の方法を模索していきます。
テーマはヘビーですし、一筋縄ではいかない人物や組織も登場しますが
これまでの作品が北風と太陽の北風部分を描く作品なら、これは明らかに太陽を描く小説で、気持ちが前向きになれました。



この厚みの割に、サクサク痛快に読めました。

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アキラとあきら (徳間文庫) [ 池井戸潤 ]
価格:1080円(税込、送料無料) (2017/6/10時点)


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