nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

小杉健治 家族

2013-06-26 15:42:35 | 本・雑誌・ドラマ
今月文庫になったばかりの本、小杉健治さんの 家族 を読みました。
小杉作品は初めて手にしましたが、ミステリーから時代小説まで幅広い作品を世に出している作家さんで、もう圧巻の作品数。
火曜サスペンス劇場や土曜ワイド劇場などにもたびたび登場し、実に多くの作品がテレビドラマの原作となっているようです。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
ホームレスの男が盗み目的で住宅に侵入し、認知症の老女を殺害したとして逮捕された。
男はこの事実を認め、裁判員制度での裁判がはじまった。
裁判員のひとり谷口みな子は、自身の経験から、この事件を老女の息子の依頼による殺人ではないかと疑っていた…。
大いなる家族愛を描く、感動の法廷ミステリー。テレビドラマ化作品、待望の文庫化。

家族への愛、絆、認知症、介護、老いの行き着くところ・・・・など、誰にも降りかかる親の老いがテーマですが
裁判員裁判が始まったころに書かれた作品で、裁判員たちの心理描写にもスポットが当てられた作品です。
親の老いと介護については、私も年齢的に日頃から気になっている話題ですが
殺人事件の裁判の方は、一般庶民には果てしなく遠い世界にあるような話だと思っていたけれど
よくよく考えてみたら、私たちも裁判員として関わる恐れがあるということに、これを読んで改めて気付きました。
決して正解の出ない難しいテーマですが、やはり家族同士は互いに愛情で結ばれていて
特に親の側から見れば、いくつになっても子供は愛おしいものというのは不変なんだと感じました。
最後は切なくて感動だけど、う~~ん、裁判なのに情に流されすぎかも?という感じで、少々納得できませんでした。
あと、裁判員裁判って、裁判期間が短いだけにやっぱり怖いです。

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