中山七里 切り裂きジャックの告白

先日読んだ　連続殺人鬼カエル男　と一緒に娘から借りた、中山七里さんの作品　切り裂きジャックの告白　を読みました。

あらすじ・・・・（「BOOK」データベースより）
東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。
やがてテレビ局に“ジャック”と名乗る犯人から声明文が送りつけられる。
その直後、今度は川越で会社帰りのＯＬが同じ手口で殺害された。
被害者２人に接点は見当たらない。怨恨か、無差別殺人か。
捜査一課のエース犬養刑事が捜査を進めると、被害者の共通点としてある人物の名前が浮上したー。
ジャックと警察の息もつかせぬ熾烈な攻防がはじまる！

連続殺人鬼カエル男　と刑事が被っていて、ほんのちょっと引きずった話の展開になっています。
ドナーカード＆臓器移植がテーマになっていて、今回も世の中に一石を投じた作品。
前回の展開で学んでいるので、今回はどういうどんでん返しがあるんだろうと
先を予測しながら、作者との心理合戦のような読み進め方が楽しめました。
犯人が誰かではなく、その殺害理由がちょっと泣けてくる感じで
猟奇的作品の中に、ほろりとするシーンが散りばめられていて、最後、唸りたくなりました。
先月ドラマ化されていたようで、観ればよかった、残念。

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