nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

中町信 模倣の殺意

2013-04-26 13:29:49 | 本・雑誌・ドラマ
午前中病院でレントゲンを撮り、骨は9割方戻っているのでこれで終わりにしましょう、と言っていただき
骨折して82日目、一応今日で通院にピリオドを打つ形となりました。
ただまだ完全復活とは言い切れないので、絶対に転ばないこと、捻らないことを条件に自転車も復活です。
病院から帰ってきて早速、約3か月ぶりに自転車に乗ってみました。
漕ぎだしの強めのひと漕ぎの時に踵に痛みが来ましたが、漕ぎ始めたら特に違和感はなし。
でもやはりスピードを出すのはためらわれるし、車とすれ違う時にちょっと恐怖心がありますね。
そのまま、以前は3日に一度は出掛けていた大型スーパーへ、3か月ぶりに行ってみました。
すごく新鮮でドキドキでしたが、何だか閉じこもっている間に物欲がなくなってしまったのかな?
食料品や日用品以外のものに全く食指が動かず、何を見てもあまりときめかず、自分でもかなり意外な心境でした。
まあそんな気持ちが今後も続けば節約にもなるし、いい傾向かもしれません。

話変わって、新しい作家さんを開拓して読んでみたのでご紹介です。
すでに2009年に亡くなられている 中町信 さんの 模倣の殺意 を読んでみました。
昭和46年に執筆された、著者の初めての長編小説だそうです。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。
遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。
坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は
彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。
一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、調べを進める内に
坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり
坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。
著者が絶対の自信を持って読者に仕掛ける超絶のトリック。
記念すべきデビュー長編の改稿決定版。

ミステリーですが40年も前の作品ということで、何とものんびりとレトロチックなストーリー。
古い作品にありがちな時刻表トリック、カメラはもちろんフィルム、電話は場合によっては交換手が取次ぐといった内容。
また今のように、個人情報云々といった考えがない時代なので
ちょっと突っ込めば、一個人がいろんな情報を引き出せるというのもまたおもしろく
白黒ドラマの世界を思い浮かべてしまうような、懐かしい心境で読みました。
そして意表を突くトリックに見事騙されましたが、読み終えた途端悔しくて
伏線探しのために、必ずもう一度読んでみたくなる・・・そんな作品でした。

中町作品、気に入ったのですぐにあと3冊買い足しました。
独特の世界を忘れないで読み進むために、このまま一気に読んでしまおうと思います。

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