ルクソールのカルナック神殿に入ると、
その巨大な像や列柱に圧倒されます。
何だか自分達が小人になったような感覚になる建造物群。
カルナック神殿は何人ものファラオ(王)により寄進された、
祭殿や神像からなり、
エジプトの黄金時代をかい間みることができます。
中でも太陽神ラーと合体したアムン神を祭る、
アムン神殿はエジプト最大規模の遺跡。
ピラミッドの時代からおよそ1000年を下り、
B.C.2000年の頃はテーベ(現在のルクソール)が首都となました。
この神殿の造営が始まったのはB.C.1500年頃からと言われています。
古代エジプト人は、古くから文字を使った人々でした。
この象形文字の数々は、少し意味がわかるようになると、面白く眺められます。
上の写真、円の下に十字のある模様は、
「永遠の命」を表現しているものだということです。
神殿内のあちらこちらで、
まだ発掘途中の遺跡群が見られます。
古代テーベの街は、後にローマ軍によって破壊され、
B.C.27年には大地震に見舞われ(諸説あり)、
建築物は大きな被害を被ったとも言われています。
瓦礫の上に、また民家が建てられて、しだいに街は姿を消していきました。
現在では、カルナックをはじめとする、いくつかの神殿や葬祭殿、そして墓にのみ
当時の面影をみることができます。
永遠の命・・
○に☨となると、女性をあらわす記号にみえますが、
もしかして、もともとが象形文字から取ったものかもしれませんね。
コメントをありがとうございます。
>もしかして、もともとが象形文字から取ったものかもしれませんね。
なるほど、初めて気付きました。そのように見れば、確かに女性をあらわす記号ですし、その意味も「女性」に通じますね。
大発見です。ありがとうございます。