連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

至福の一杯

2012-08-09 | 庭仕事・花・木
「風がある分だけ少し楽でしょ?」冷たいコーヒーを盆に載せてデッキにオバサンが出てきた。

午後から庭の草むしりを始めた夢さん。孫達がやってくるお盆休みを前に、少し綺麗にしとかないとね。

3人の嫁さん同士で申し合わせをしたらしく、今年は休みの最終日あたりにやってくるらしい。

それぞれ予定が有るだろうし、無理しなくてもと思うのだが、集まってくれる気持ちは有難いと思わなければ。

例によって大変な思いをするのはオバサンだが、そのオバサン曰く、「来てくれる内がはななのよ」

「孫達が大きくなったら、来ようと思っても来られなくなるでしょ?だんだんそうなって行くのよ」

6人の孫達、もう上は中学生になった。早いものだ・・こっちも年を取るわけだ。

デッキの椅子を引き寄せ滴る汗を拭う。「綺麗になるわね」だろ満更でもない夢さん。  

玉のように水滴を纏ったグラス冷たさが喉にしみわたる。「うまい!」グラスの中の氷がカラッ!

最新の画像もっと見る