連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

都合の悪い時は予防線を張る

2005-05-20 | 一人の時間
「おっ、来た来た」階段にオバサンの足音がする。
素早くパソコンを、関係の無い画面に切り替える夢さん。

右手の指にシャーペンを挟み、しかめ面で何かを考えてる振り。
「あら、パソコンやってるの?」顔を覗かせただけで、オバサン行っちゃった。シメシメ

「あぶねぇ、あぶねぇ」マリの散歩に行かされるとこだった
仕事の帰りに、ビデオを借りてきた夢さん、昔懐かしい「頭上の敵機」早く見たいのだ。

「早く見ちゃって、シャワー浴びて、それから飯だな」時間が無いよ、早く出掛けてくれ!
そのうち野球も始まっちゃうしさ、予定がいっぱいの夢さんだ。

「おっ!」 オバサンとマリが出掛けた気配。やったな夢さん。 
階下に駆け下り、水割りを作ってまた急いで掛け戻る。あーぁ夢さん、こぼすなよ。