岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

今日のねぎ畑 その2 言うことを聞かない婆さん達

2019年06月29日 | 百姓

令和元年6月29日(曇り後雨)

本日2回目の投稿です。

実は近所の婆さん達のねぎが余り出来が良くなくて色々とアドバイスしているんだけどサッパリいう事を聞かない。と言うか自分のアドバイスを理解できないのか、アドバイスした時は解かったというんだけど忘れてしまうのか良く判らない?

ネギの苗は自分から購入して定植しているので品種は早生種の「ホワイトスター」を提供しているので自分の夏ネギを同じです。

婆さんA

この婆さんは自分の小田道Bと同じタイミングで苗を提供していますが、自分の小田道Bのねぎと成長差が著しいね。あまり土寄せを急がないように言ってあるんだけど、がっちり土寄せしてしまいます。なので成長が遅くなってしまいますね。

小田道B                         婆さんA 同じ品種でこの違いって凄いでしょ

 

婆さんB

こちらは小田道Cと同じタイミングで苗を提供していますし、提供後に直ぐ定植していました。毎年、定植場所を変えてるしそれなりに考えて定植しているけど、「土寄せを急がないで」と「ねぎは肥料食い野菜だから肥料をタップリ遣ってね」と言ってあるけど、ねぎが太るまで待ちきれなくて土寄せしてしまう。自分と同じでねぎの株元に肥料は見えるけど土を被せていないのでねぎが肥料を摂取出来ないでしょ!自分はコーティング肥料を使ってるので溶けない肥料は株元で白く見えるけどいずれ溶けて行くんだけど、婆さんの肥料は促成の肥料なので土を被せないと肥料迄根がたどり着けないので肥料を吸えないんですよ。

自分の畑をよく見ていて自分が土寄せすると真似して土寄せしたりしているけど、自分はネギの成長を見て土寄せしているんで婆さんの畑と違うんだけど、明日はこの婆さんは土寄せを始めるよ?

 

小田道C                         婆さんBのねぎ 肥料を遣ってるように見えるが?

 

こちらは婆さんCのねぎです。自分の小田道Dと同じ時期です。この婆さんにも肥料を遣ってねと言ってあるんだけど定植は自分が引っ張り君でやってあげたけど、畝造りで肥料は散布していなかったので肥料を遣ってねと言ってあったのですが、後から見てみたらいつの間にかガッチリ土寄せしています。生長点も埋もれているので成長が遅くなりますね。

小田道D 自分のねぎも除草剤で疲れているんで良くないですが 婆さんCの畑はこちら。ネギが小さいのにガッチリ土寄せしています。

 

婆さん達はいずれ冬までねぎが大きくなれば良いので慌てないですが、大きなねぎになるにはここから5か月かかりますね。

自分とのねぎの成長が全く違うんで婆さんたちが言うには、自分は商売人なので出来が良いというが、同じ品種で定植タイミングが同じでも成長が違うのは肥料の違いもありますが、土寄せのタイミングの違いなんだよね。土寄せについては毎年、言ってるけど学習してくれないね。そこで自分で栽培しているのにも関わらず私の出来たねぎを買っていくのは如何かな?頑張って良いねぎを作ればよいと思うけど、何故かもう予約が入ってる状況って何だろうかな?

隣の嫁さん(自分より若い)は昨年、自分のアドバイスで自分より立派なねぎを作ったけどね。

人の話は良く聞くべきだというお話です。

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2 コメント

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Unknown (けん)
2019-07-02 12:25:11
同品種・同定植日でこの差。。。この写真、作物はやっぱり農家の腕次第であることを示す非常に面白いデータになりますね!
肥料は自分のイメージですと化成株元に落としても降雨で溶けた肥料成分が下へ流れて結果的には吸えると思うのですが、どうでしょうか??何にせよ毎回首元まで止土されてはネギも可哀そうですね。。
先日除草剤についてコメントさせて頂きましたが、コンボラルは成分でいけばゴーゴーサン+トレファノです。粒剤なので散布が手間ですが雑草多い小口の畑には使えると思っています。
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土寄せの持論 (岳仁)
2019-07-02 23:09:47
けんさん こんばんわです。自分はネギの栽培スキルはまだまだでプロの農家さんの足元にも及びませんが色々と試しながらの栽培です。ただ、生育の差が出るのはネギの性質を理解しないで栽培すると差が出てくるという見本かなと思ったので記事にしてみました。
以下は自分の持論ですよ。婆さん達は先ずは根の位置が分かっていないですね。ねぎの根は時間経過ともに株元から離れていきますので追肥は株元から離れたところに散布すべきです。また、根は空中では肥料を吸えないので覆土は必須です。けんさんの仰る様に肥料が溶けて土にしみ込めばねぎは肥料を吸えますが、当地は今年、6月にほとんど雨が降らない干ばつだったので肥料が解けなかったんですよね。なので生育も遅れていますね。それからねぎの生育は根の量で決まるという持論です。自分は土寄せは極力回数を減らします。その理由はネギの根って思った以上に伸びていて株元からかなり離れたところまで根の先端が伸びていっていますので土寄せでは根を切ることになり根にダメージを与えてしまいます。つまり、根を切ると肥料を吸えなくなったり病気の基になります。こまめに土寄せしている婆さん達は株元に近いところで土寄せしているんで根を切る回数が多いから成長が遅い要因だと思ってます。
コンボラルの情報をありがとうございました。草が多くて雨上がり後の草が立ち上がってくるタイミングでの散布は効果を挙げそうですね。
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