令和3年7月28日(雨のち曇り)
さっきも記事を揚げましたが、これから百姓の爺に戻るので今年の山旅の記録を揚げておきます。
台風8号は気象庁とNHKの天気予報では当地の上空を横切って日本海に入るとのことでしたが、雨もさほど降らず、風もなく、これで台風とは如何なものかと思います。ワープしたのかな?台風はいつの間にやら日本海で温帯低気圧になったらしいけど、意味がサッパリ分からない?
では、今期の山旅の情報を揚げておきたいと思います。今回は南アルプスの聖岳です。登山日は7月18日です。聖平のキャンプ場を一寸薄暗い朝4時に出発して朝の涼しいうちに登りたいと思っては早立ちにしました。テントを出ると隣のテントは既に無くなっていました。隣は一人の山ガールで若くて20代かなと思いましたけど、テントを張ったときに水場の話をしただけで特には親しくはしませんでしたけどね。
自分はテントは張ったままでザックに水とカメラを入れて登りました。朝はテントは夜露で濡れているし、重い荷物を山の上まで担ぎ上げるのは如何なものかと思ったのです。此れは、今回は一寸、失敗でしたね。
登山道は30分ほど登ると西沢度に下山する分岐点に到着します。此処にはザックが数個デポっています。そうか、ここまでザックを担ぎ上げて、聖岳には身軽で登れば良かったのかと、後から思った次第です。
という事で、この山は意外と軽い山で前聖には5時30分でした。そこで、下山してきた山ガールと会ってしばらく話をしたんですが、向こうから言ってきたんですが自分と何回か会っていたらしい。光岳から易老岳に縦走した時にすれ違っていた女の子でした。その時は何処から来たんだろうかと思ったいたんでしたが、特に気に留めるまでもなく挨拶しただけでした。そして、その縦走で南岳の下りで自分を追い越していって、随分、早い女の子だなと思っていたのでしたが、テン場でもテントが隣同士だったので沢山話をすれば良かったかなと後で思いましたね。頂上でご来光をみたかったので3時にテン場を出たらしい。テントが夜露で重いと言ってましたし、下山分岐にザックをデポしていたのはこの女の子でしたね。それにしても天気が良すぎましたね。富士山も綺麗に見えています。
苗聖から聖岳頂上には、ここから1時間20分程で着きます。登山道は若干、危険な個所もありますが、特に問題は無く、頂上直下はざれ場なんで歩きにくいですが、程なく着きます。山としては難しいことはありません。頂上到着は6時40分ほどでテン場から2時間40分で頂上なので山としては楽なものです。
相変わらず雲無しピーカンなのでガッチリ日に焼けます。周りの山も山名は判りませんがくっきりです。相変わらず富士山は綺麗です。あそこに何万人も登ってるかもしれないけど、この頂上には自分入れて5人しかいません。
これが爺の夏のサウナ登山のスタイルです。最近はこのスタイルに落ち着きました。パンツはランニング用だしTシャツは速乾性の物で15分すれば乾くんで専らこれです。帽子はクボタ農機からのもらい物で全くお金がかかっていませんね。それにしてもデブですね。日本百名山 92座目 ゲットです。
それにしても当日はお天気が良くて、雲海も綺麗だったし、これが登山の醍醐味なんですよね。
という事で、下山ですが、悲しいことにテン場に戻ってテントを回収して分岐迄戻らなくてはなりませんので、それが辛かった。テン場もテントがほとんどありませんでした。テントを回収してまた30分登ります。
その後も、其の下山道が荒れに荒れて、辛かったですね。先の女の子が良く降りたねと言うくらいでした。下山道は倒木が多いし、道の標識になる目印のリボンが極端に少なくて道を特定して降りておくのが大変でした。踏み跡を頼りに下山していくのですが、其の踏み跡が間違いが多くて5~6回は道に迷いましたね。踏み跡を頼りに進むと道が無くなって、絶壁だったりして仕方なく元のところまで戻って更に道を探すということ数回でした。他の登山者も道に迷って歩くと行きと戻りで通常の道よりも多く歩くので間違いの踏み跡が強くついてしまうんですね。そして、痩せ尾根も多いし、其の登山道が崩れていて一歩間違えば奈落の底みたいなところが多々あります。自分の後ろには高齢のご夫婦が来ていましたが、其のうちに熊鈴の音も聞こえなくなってしまいましたので、無事に下山できたのか心配です。その道を登ってくる人が数名居ましたが、皆「とんでもない所だ」と言ってましたね。
沢度まで到達しても、川の橋が流されていて、ゴンドラで渡らなくてはならなくて、写真はありませんが、そのゴンドラを手前の岸までロープで引っ張り上げて、ゴンドラに乗ってからまたロープで向こう岸迄ゴンドラを送り込まなければならなくて、これが半端ないくらいに重くて大変なんです。男の自分が大変だったくらいですから、それを女の子が一人で渡り切ったのかと思うとよく頑張ったねと言うしかないですね。自分の後に下山してきた若者も明日は腕の筋肉痛だと言ってましたしね。
河を渡ってから、芝沢ゲートまで道歩きになるんですが、沢渡から平場なんですががけ崩れと倒木の道を只管歩きます。そして便が島と言う所から車道を歩くのですが、結局、ゲートまで3時間ほど歩かなくてはなりません。普段、平場を3時間歩くってしませんから、これも辛かったですね。賢い人?山慣れしている人?は便が島や易老度まで自転車で入って帰りは自転車で下るようですね。それぞれの箇所には何台かの自転車がありましたね。
何はともあれ、怪我もなく下れたことに感謝して92座目を終了します。山は良かったので☆3つ上げますが、下山道はマイナス☆ 一つです。
次は北アルプス「薬師岳」です。
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