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岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

農業経営者研修 その2

2018年11月14日 | 百姓
平成30年11月14日(快晴)

今日は先週に続き、農業経営者研修2回目です。
朝から気合入れていきました。が、お腹が緩い。尾篭な話で申し訳ない。お腹が痛いわけではないんだけどトイレが近い。130km移動で道の駅に寄ったりして何とかして、研修センターにたどり着きました。
朝はサンドイッチを食べただけだし、缶コーヒーを飲んだだけで不味いものを食していないけど良く判らない。昨夜の馬刺しかな?

さて、今日の研修はキャッシュフローの計算書作成と経営分析だったんですが、作成は一寸難しかったですね。excel表を使って貸借対照表と損益計算書からマクロを使ってデータを抜き出して計算すれば簡単に出来そうでしたね。



まあ、農業簿記ソフトを使えばキャッシュフローも作成出来るそうですけどね。
要はキャッシュフローから如何に経営分析して今後の経営に生かすかですけどね。キャッシュフローは皆さんはネットで確認してくださいね。

そこで自分的には講師が言っていた説明の中で若干、懸念したことを揚げてみたいと思います。

⓵企業会計ではお金が動いた時ではなく、取引の事実が発生した時に記帳する「発生主義」により計算する。⇒自分は農業はちょっと違うかなと思っている。農産物を出荷した時点では価格が決まっていなくて市場等を通って精算書が出てきてから出ないと金額が分からないので発生主義では処理できない。
講師が発生主義と何回も言うんだけど違うと思う。自分は精算書が出た時点と取引口座に入金されたときに処理しているんですよ。今のところ特に問題は無い。

⓶利益を上げるには仕入れの価格やコストを抑えて、販売価格を高く設定すること。⇒当たり前なんだけど、JAや市場に出荷している手前、自分では価格を設定できない。講師はJA以外でも取引先を増やして高値で売れるところを模索すべしというが、解るけど、地域的に流通経費を抑えるにはJAに頼らざるを得ない。

⓶農産物に付加価値を付ける、他と差別化を図ることで価格を高く設定出来るという ⇒ その理論もわかる。だけどJA等を使用している限りは付加価値を付けてもロットで単価が決まるんで特殊な栽培しても意味がなく、コストを出来るだけ均平な農産物を作ったほうが良いのかなと思う。

以上なことを講師の説明を聞きながら思っていましたし、その他にもトヨタは無借金経営なので倒産はしないとか、反対にソフトバンクは借金しまくりで新しい企業に投資して借金の数十倍の利益を得ている企業もあるなど、話が出ましたけど大きすぎてついていけない。

ただ、秋田県は農業県と標榜しているけど農産物の出荷額は東北6県で最下位だって。知事は何か勘違いしているんじゃないかと言ってましたね。今回の研修は県主催だったんで講師は言い過ぎたと言ってましたけど、自分も思うことは同じです。
秋田の農家さんたちは水稲命ですから水稲を数十haやってることが自慢で大型のトラクターや田植え機やコンバインを持っていることが自慢らしい。
だけど補助金頼みの農業経営って健全な経営では無いと今回の研修でも言ってたし、自分の周りでも水稲や田んぼの話しか出ないのでストレスが溜まる。農業ってもっと多様なもんだけど周りの人たちは野菜の育て方も知らない人たちばかりで話が狭くてつまらん。

来年はUターンした本来の目的に向けて百姓をやるつもりです。今回の研修はその意味で見失っていた第二の人生目標を思いださせてくれた良い研修でしたね。

明日は定期健診で病院に行きます。また、バイト君が応募して来たようです。明日の午後面接してみます。40歳 男性ということですが、期待しないであってみたいと思います。ねぎもあと3週間ほどで出荷できなくなりますので良い人なら来年も春からお願いしてみたいですね。


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