寡黙な友人の海外歯科治療事情報告

先日の寡黙なタイに単身赴任する友人から新たなメールが届いた。

赴任地での歯科治療が余程ショックだったらしい。

絶対に怒ったり興奮したりする姿を見た事がない穏やかなる彼。

まさに " Study to be quiet!!" (釣魚大全）という詞の見本である。


相手の痛みを心配するより先に、私も再び今回の話を掲載していいか？と尋ねていたら、

月曜日にメールがあって許可が出たが本当に痛いらしい。(笑い事ではないのですが・・・・）

あまりのネタ不足に私自身も薄情な人間になりつつあるようです。(爆）


過去に伊万里大川内山紀行と題して数十回に分けてもったいぶって書いたことがあるが、

私の現在の健康状態からして室内から眺めた風景なら何とか・・・・

ましてや海外から紀行文を寄せるなどということはありえないので、友人の歯の痛みを心配するよりも

そのメールの内容は貴重なのだ。そういうことで全文そのまま掲載する

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○○ヘ


○○も歯医者へ掛かっているとブログで知ったので
こちらの歯医者の話です。

おとといタイのサラブリで歯医者に行ってきました。

実は海外へ出て一番困ると思っているのは歯医者へ行かなければ
いけなくなった時の事。
日本に居たときも何年かに一度は歯医者へ通っていました。
その度に本数が少なくなり入れ歯、差し歯が多くなります。

年に一度、帰国の度に歯医者さんへ予約を入れ見て貰っています。
本来は行きたくないのですが国外で痛くなっては大変ですから予防措置です。

今回も２月に帰国した折に診て貰っていました。
そうしていたにも係わらず来るときには来るもので食事中に違和感を感じた時には
歯が欠けていました。それが４ヶ月前。

帰国してから直すつもりがやはり帰れない・・・・
だんだん欠けたところが広がりやばくなってきたと感じていました。

そこへ一昨日、朝の歯磨き中に今度は被せてあるものが取れてしまいました。
いよいよ観念して会社にお願いして歯医者へ行かせて貰いました。

最近出来たという綺麗な歯医者でした。
タイはどこでもそうですが館内は冷房が効きすぎて寒いです。

待つ事１時間、ついに私の番が来ました。英語も出来ない私に‘マイベンライ‘ＯＫ，ＯＫと
やさしく言ってくれます。
まずはレントゲンを撮るみたいで別室へ・・・・
そこがまたびっくり日本だとレントゲン室はＸ線の遮蔽で隔離されるように出来ていますが
そこにはなんと冷蔵庫があり洗濯物まで干してあります。流し場もあり台所の中にレントゲンの機械が
置いてある感じです。新築の歯医者さんなのに日本とのギャップに驚きです。

日本では被爆を避ける為、感光紙を自分で押さえさせられて看護婦さんは外からシャツターを
切りますがそんな事はマイベンライなのか、リスクを知らされてないのか(多分後者）、同じ室内で
シャツターを切ります。それどころか同じ室内に病院関係者の子供と思しき小学生くらいの男の子も
遊んでいます。大丈夫なの？心配です。

写真を見た先生が今日は人が多いから明日４時に来てくださいといい予約を取ってくれました。
タイの治療法は一人ひとりに時間をかけて集中的に治療するみたいです。
待っている時も大体一人３０分~４０分位出てきませんでしたし・・・

日本ではせいぜい１５分くらいしか見てくれませんよね、それって診療報酬の為？なんて
思ってしまいます。

そして次の日、いよいよ治療開始、麻酔の注射を打たれちょっと心配になります。
なにせ言葉が通じてないのだからいきなり抜いたりしないよね！

治療の為だと分かって少し安心しました。
４時半から始めて６時半まで緊張の２時間でした。

料金は３０００バーツ、型を取った歯が出来てきたら２０００バーツ。
会社の人がバンコクで治療したらいきなり１，００００バーツ取られたっていってたから
まだいいのかな？それとも外国人価格？

アパートに帰って食事しようとしたら麻酔が効いた唇が思うように動かず気付くと耳まで
しびれていました。ちょっと麻酔の量が多過ぎたんじゃない？

翌朝鏡を見ると右目に内出血が・・・・おいおい大丈夫かな・・・・？


中国でも痛くて我慢できずに歯医者に行ったけど歯医者との縁は切れそうも無いですね。

○○

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○○ヘ

メール出したのもつかの間、またまたはからずも新しい展開になりました。

今日は６時で上がり親子丼を作って食べました。
食後のデザートにコーンフレークを食べていたらまたまた違和感。ぞっとしますね。

あらら、昨日直したはずの下の歯がはずれてる。
なんで？ただ乗っかっているだけだったの？
後を恐る恐る見ると土台だけ・・・・未だ７割かたのこっていた歯の無残な姿に愕然としました。

通訳も連れず一人で歯医者に行ったのが悪いのか取り返しの付かない結果に今落ち込んでいます。

マイベンライ、カップ

○○

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○○ヘ

土、日は休みだったのでバンコクへ行ってきました。
休みの時、駐在の日本人はたいがいバンコクへ行きます。
サラブリや私のアパートのあるヒンコンは何も無いからです。

ホテルはみなバラバラで自分の気に入ったホテルに行きます。
私はサイフと相談なのでネットで安いところを見つけて行きます。
値段は９００バーツから１５００バーツ位で日本円で２２００円から３６００円です。
高いホテルは設備もいいですがこの値段でそこそこのホテルです。朝食もつきます。

バンコクも非常に刺激のある所でインド系、アラブ系、西洋人、などいろんな国の
人達がたくさん居ます。日本人が多いパッポン通りや、チャイナタウン、インド街など
さまざまです。

私はタイマッサージが一番の楽しみです。１時間１５０バーツ(３６０円）から２００バーツの
ところで土日で５時間揉んでもらいます。

帰りは会社の車で拾ってもらい日本食材が多い富士スーパーで買い物をして
帰ります。大体２時間で帰ることが出来ます。

歯医者の話も使ってもかまいませんが未だショックが大きい。

○○


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本当に申し訳ない！！まだショックから立ち直れないのに・・・・・

つい先日、世界街歩きでタイの放送があっており、東洋のベニスと呼ばれる

水路の多い活気に満ちた人々の生活が映っていた。水路に小舟を係留し行き交う

小舟に麺類のドンブリらしきものをその場で調理して売り、買った人は進む船の上で黙々と食べることに専念する。

まさに「もの食う人々」である。その姿に人々の本来持っている生きる力というものを感じました！！

マイベンライ・カップ


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