「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

とにかく作ってみたよ!・・・手びねり急須

2008年10月19日 | 作陶工程


前回記事の続き。
乾燥し過ぎた茶漉しはなんとか本体ボディに接着し終えたが、今度は注ぎ口で難儀!!
注ぎ口は上方に向けるために接着面の上部分を斜めにカットする予定だったが、
茶漉しの面積に対して、作り置きした注ぎ口の部品にカットする余裕は全くない。
この時点であきらめてもよかったが、とにかく完成を目指すために無理やり水平に接着。
取っ手も見栄えは悪いが接着。

誰が見ても苦笑・失笑を覚悟の上。

バ○のいっちょ覚えのように黒土・赤土には白化粧。刷毛で何度も塗り重ねたがそれでもムラが。
今回の土は黒泥土。白化粧のムラもアラではあるが風景のうち。

注ぎ口が水平であるため、たくさんお湯を入れると口から出てくる(爆)
それでも家族はこれまでの既製品の磁器の急須を止めてこれを愛用してくれる。
一人分がやっとのこの急須、家族以外が使うとボロクソに言われている。

4人分お茶を入れると、4回繰り返すことになりブツブツ言われている。
その上、蓋は一点でしかはまらない。まるで一眼レフカメラの交換レンズのよう。
蓋だけがちょっとずれるとそう簡単には取れなくなる。しかし慣れるとコツがわかる。

作った自分にとってはどんなに使いにくくても愛おしいものだが、家族はよほど気を使っているのかな???











真横から見ると注ぎ口はむしろ下を向いている。





少し視点を変えてごまかそうと、少し上から見ると注ぎ口が若干上を向いているようにも見える。
しかし今度は蓋のガタガタの隙間が見える。
どう見えたところで現実は変わらないのだ!!




うん、この視点、少しは凛々しく見える。







冗談ではなく本当に家族はこれを使ってお茶を呑んでいるのだ~~~~!!

コメント (4)
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