yoosanよしなしごとを綴る

つれづれなるままにパソコンに向かいて旅日記・斜読・よしなしごとを綴る

489 リューネブルクで塩発見、塩街道を経てリューベックに運ばれ、塩漬けニシン、塩漬けタラで大いに栄える

2015年05月17日 | 旅行

2015年5月16日・土曜、ドイツ5日目
 昨日~昨日はリューベック・ラディソンブルに連泊した。ホテルは運河沿いの好立地、旧市街が眺められ、マルクト広場まで6-7分と便がいい。
 リューベックはハンザ同盟の中心、ハンザの通所の一つが北欧のニシン、タラなどで、保存のために大量の塩を必要とする。
 リューベックに近いリューネブルクで地下の岩塩層が見つかり、塩街道を通じてリューベックに塩が運ばれた。
 その塩は、コッゲ船と呼ばれる平底の船でバルト海を経て北欧に塩が運ばれ、塩漬けのニシン、タラなどが作られた。
 リューネブルクはその塩で大いに栄えた。今日はそのリューネブルクを見学した。市庁舎は確かに当時の繁栄ぶりをいまに残している。
 今日は土曜でマルクト広場市が開かれ、賑わっていた。ちょうど白アスパラの時期だそうで、白アスパラを求める人が長蛇の列を作っていた。
 そのころ、北ドイツではブドウの栽培が難しく、もっぱらビールが醸造された。リューネブルクにもよく知られたビール醸造所があり、その一部がレストランになっていて、そこで昼食をとった。ドュンケルと呼ばれるビールは黒ビールに似た色合いで、甘みを感じる飲みやすさだった。
 リューベックはデンマークの東側、バルト海に面している。リューネブルクはやや内陸に位置する。さらに西に走り、午後ハンブルクに到着した。ここはデンマークの西側、北海側になる。冷たい風が吹いていて、気温は12-13度と寒いほど。
 ハンブルクもエルベ川を経由した水運が功を奏し、大いに栄えた。いまやドイツ第2の都市である。市庁舎も大きな聖堂もその栄華をよく表している。第2次大戦の空爆で破壊されたが、オリジナルに忠実に復元されている。同時に、現代的なデザインも取り入れられていてそれがうまく調和している。
 夕食は古さをよく残したレストランで、船乗りの料理ラプスカウスを食べた・・説明が難しい・・。ビールは小麦を原料としたドゥクステインにした。苦みのないが深みのある味だった。
 明日はブレーメン、ハーメルンに向かう。天気予報では最高気温14-15度、まだまだ涼しい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする