今年のバイロイト音楽祭は7月25日の『さまよえるオランダ人』で幕を開けました。







昨年はコロナ禍で中止されたので一年ぶりです。
初日にはいつものようにメルケル首相がご主人とご一緒に観劇に訪れました。


今年の話題は音楽祭史上初めて女性指揮者が起用されたことです。
ウクライナ人の女性指揮者オクサナ・リーニフさんが指揮する『さまよえるオランダ人』は
先日テレビ中継されました。


先日の新聞には『ワルキューレ』のかなり前衛的な舞台の写真が掲載されました。
赤い塗料をぶっかけるなんて『ワルキューレ』のどの場面なのでしょうか?

ところで『トム・ソーヤの冒険』などで知られるアメリカの作家マーク・トウェインもドイツを訪れた折、
バイロイトではありませんが、マンハイムでやはりワーグナーのオペラ『ローエングリーン』を観劇していて、旅行記に綴っています。
トウェインは『ローエングリーン』について「Katzenmusik→猫の音楽(やかましいだけの耳障りな音楽)」という感想を述べていますが、大作曲家のワーグナーが聞いたらさぞかし憤慨することでしょうね(^○^)。

