
まるでマヤの神様がオカリナで春のメロディーをパンジーに奏でているようです。
今日は「ピアノ」にまつわる思い出を綴ります。
私は5歳から6歳まで「ヤマハ音楽教室」に通っていました。
6歳から17歳の夏にアメリカに行くまでは高橋先生のところで週に一度ピアノのレッスンを受けていました。
その時一緒にレッスンを受けていたHさんは後に音大のピアノ科に進みました。
お嬢さんも同じ大学でピアノを専攻し、数年前にパリにピアノ留学しました。
この間、Hさんがフェースブックにコンサートでバッハの「ゴールドベルク変奏曲」をお弾きになるというメッセージを読んで
驚き、早速コメントしました。
丁度その日の新聞でバッハ生誕330年」の記事を読んだばかりだったからです。

記事のタイトルは「永遠のスーパースター」です。マ、バッハ大先生ならうなずけるタイトルですネ。
私のコメントへのご返事は以下のような内容でした。
「バッハは娘が渡仏して、何となく自分が取り残されたような、人生の終盤戦かなと感じ、何をしても気が晴れないときに、この曲に会いました。
心の曇りがスーッと消えてゆく不思議な感覚が忘れられません」
どちらかというと天才肌で天衣無縫の思い出が強かったHさんの真摯なご返事が嬉しかったです。
学生の頃、彼女と六本木のディスコに行ったことなどを懐かしく思い出しました。
音大は仙川にあり、彼女は確か豪徳寺に住んでいたと記憶しています。
夜遊びした後、何度か泊まったことがあるのですが、狭いスペースにグランドピアノが陣取っていて、私はピアノの下で少し「圧迫感?」を抱きながら寝たことも覚えています。
YouTubeで「ゴールドベルク変奏曲」を聴いてみましたが(やはりグレングールドの演奏が秀逸です!!)、彼女が言うように何か心が洗われるような清々しい気分になりました。
この曲の楽譜は無料でダウンロードできるようですが、私には難しすぎます。
このところ弾いているのは以下の曲です。


メンデルスゾーンの「春の歌」はmintさんのブログを拝見して「そうだそういえば春を表現するこんな曲もあったんだ」と楽譜を引っ張りだしました。
楽譜台に並んでいるモーツァルトの曲は4年前に友人の葬儀で流れた曲で参列していた音楽に詳しい知人が教えてくれ(キミは歩くShazam か!

大学時代以後、ドイツに来てからもほとんどピアノに向かわなかったので、まったくたどたどしい弾き方ですが、でもピアノを習っていて良かったと思っています。
ショパンのエチュードとかもう弾けないなぁと思うと残念ですが。