旧八瀬遊園駅

2021-11-10 06:22:42 |  EIDENで行こう
「EIDENで行こう - 八瀬比叡山口駅」

叡山電鉄沿線訪問第二弾。
カエデ、モミジの類も山の上はそろそろ色付き始めたようなので、比叡山は延暦寺へもみじ狩りに行くことにした。
比叡山へは滋賀県側から登ることもできるが、当然叡山電車を利用して京都側から登る。
出町柳駅から単コロに乗って八瀬比叡山口駅までやってきた。



今回は八瀬比叡山口駅の回。
終着駅なので櫛形ホーム。
ホームの奥に駅舎の壁がないので、駅外からでも電車撮影できるいいところ。



駅舎は歴史を感じさせる建物で素敵である。
調べてみると駅名は八瀬駅→八瀬遊園駅→八瀬比叡山口駅と変わっていた。
若い頃、ここにあった鄙びた遊園地に遊びにきたことがある。



友人の車で来たから電車には乗っていないはずだが、駅名が八瀬遊園駅であったことを覚えている。
今もそうなんだとなんとなく思っていた。
駅の入口上には最初の駅名である八瀬駅の看板がかかっていた。




変り種のビールに目が行くこの頃

2021-11-08 07:20:05 | お酒
月、火、水、木曜日は休肝日。
金、土、日曜日はお酒を飲む日。
休日と平日をアルコール有無でスパッと分けてずいぶん経つ。
だからかどうか、お酒を飲まないと休日感が感じられないようになった。
11月3日は文化の日でお休みだった。
そして水曜日。
前日の火曜日は予定どおり休肝日としたが、せっかくの休日前日なのにお休み感が乏しかった。
お酒を飲まない日の夕食はさくさく食べて空腹を満たして終わる。
お酒を飲む日は、ちょびちょび食べて、くぴくぴ飲んで、飲み食いを長く楽しむ。
やっぱりお休みの日は楽しい時間が長い方がそれらしい。
てことで3日の水曜日はお酒の日にしてもらった。
期待通り、素敵な休日の終わりを堪能。
堪能しすぎていつもより飲み過ぎ、木曜日は珍しく二日酔いになってしまった。



さて、イタリアはバラデン社のビールを手に入れた。
ロックンロールという胡椒が入ったビール。



飲んでみると、なるほどほのかに胡椒が感じられる。
ベースは苦味の立ったビールなので胡椒の風味と相性よし。



もっと胡椒を強く出してもいいのに、とは個人の好み。
クラフトビールは作り手のアイデアをいろいろと試せていいですなあ。




大画面で見るべき映画

2021-11-06 18:12:42 | 音楽&本&映画
ヴィルヌーブ監督の「DUNE/デューン 砂の惑星」がようやく公開となった。
ようやくというのは昨年の今頃、年末公開予定との情報を得たが、待てど暮らせど公開の報に出会わず。
日本での公開は何か理由があってできなくなったものと思っていた。
実はアメリカでも公開が延期されていたことをこの夏知った。
そうだよな、アメリカでだけ公開して日本はしないなんて、こんな話題作であり得ないよな。
一年もの月日を経ての公開。
鑑賞してきたので、感想を記しておく。
リブートした映画なので、ストーリーはもう知られているからネタバレはほぼ無いに等しいし、公開からもうひと月になろうとしてるけど、知りたく無い人は以下注意。

若い頃、デイヴィッド・リンチ監督の「DUNE/砂の惑星」(以下、前作)を見た。
失敗作との評価である事が有名だが、原作を知らない視聴者としては充分面白い作品だった。
今作はどう作られているのだろう。
見終えてまず思ったのはとても素直に物語を受け入れられたなあということ。
すっと染み込むように身体に入ってきた。
忘れている部分もあったが、ストーリーや設定をほぼ知っているというのが大きかったのか。
砂漠で生きるために着るスーツが前作とほとんど同じイメージだったり、惑星アラキスの砂漠のシーンの既視感が強かった。
スーツについてはたぶん原作にこんなこんなでと詳しく書かれていて、その通りに作るとああなるのかな、と思った。
砂漠だから当然背景は砂しかないし変えようのない部分。

そんな同じ部分もありながら、やはり違いを発見しつつ見る面白さの方が優った。
アラキスの砂漠の移動手段としてトンボのように羽ばたいて飛ぶ飛行機械が出てくるのだが、これがまた本当に飛びそうで、前作で羽ばたいてる飛行機って出てきたかな?と印象になく、一番の違いに思えた。
特撮技術は当時より飛躍的に向上し、もうなんでも表現できる今の時代、文句の付けようがない映像だった。
戦う時身体に纏い、急な打突を弾くバリアも自然な感じで表現されてるし。
ひとつだけ、むむ?と思ったのは砂虫が砂に潜る際の砂の飛び散り方。
砂虫に襲われかけ、岩山に逃れたポールのすぐ後ろを砂に潜るのだが、あの勢いなら砂の飛沫がもっと飛ぶのではないかと思った。
海を泳ぐ巨大なみみずみたいなイメージだから、砂が水に見えるんだよな。

今作は二部作の前編で、前作より時間をかけて表現できるので、深く人物や環境、背景を描けていたのではないかと思う。
主人公のポールは線の細い青年で、まだその秘めた力を発揮する前。
公爵家の跡取りとしての自覚はあるが、リーダーシップをとって積極的に前に出る感じでは無い。
父親が存命中だから当然そうなんだろうけど、成長途中のそんな状態をうまく演じてたと思う。
ポールの剣術の先生(だったと思う)にダンカンという人物がいる。
ポールが敬愛し兄のように慕う人物で武芸に長けていて、今回はポールと母のジェシカを守るため、獅子奮迅の活躍を見せる。
前作ではあっという間にやられちゃったので拍子抜けしたが、今作は遺憾なくその実力を発揮していてかっこいい。
ダンカンがアトレイデス家との関係を取り持った砂漠の民の生き方についても掘り下げられている。
後編では彼らがより重要な場面で登場してくるのだろう。

あと映像も美しい。
砂漠は人が生きるにはとても厳しい環境だが、同時に美しくもある。
そんな砂丘のなんとも美しい映像が挟まれ目を癒やしてくれる。
ポールたちの住む家は広いのだが、シンプルでいて洗練されたデザイン。
惑星に降下するたくさんの巨大な宇宙船。
広場を埋め尽くす出撃を待つ兵士たち。
とにかく壮大な規模の物語であることを感じさせる映像で溢れ、しかも緻密に描かれている。
最後はポールが砂の民に受け入れられたところで終わった。
後編では立場を変えて宇宙の救世主としての役柄を演じるのだろう。
物語のキーとなるアラキスで産するスパイスはあまり前面に出てこなかったが、後編ではどうだろう。
次作公開が楽しみである。

<これは胡椒>



黒枝豆

2021-11-04 06:24:29 | Weblog
竹田城跡への行きがけ、舞鶴若狭道の西紀SAで少し休憩した。
コーヒーを買うついでに、どんなものを売ってるのかとお店を物色。
すると黒枝豆が枝付きで売っていた。
お値段1500円。
いい値がするなあと思ったが、美味しそうなので購入することに。
翌日早速湯掻いてもらった。
粒がなんとも大きく丸々としていて、銀杏みたいに膨らんでいた。
食べてみるとホクホクと甘く、普通の枝豆とは別物の旨さ。
いい買い物をしたなあ。
半分友人にお裾分けしても2食分あったから、納得のお値段。
スーパーでも黒枝豆を売ってたりするが、こんなに大きくも美味しくもなかったな。
また舌が肥えてしまった。
平べったい普通の枝豆を食べる度に思い出しそうだ。




丹波のパティスリー

2021-11-02 06:27:43 | その他旅行き
昔はそうでもなかったが、最近一人で旅している時の食べ物にこだわりがなくなった。
コンビニのおにぎりを買っておいて、その辺のベンチや駅で食べて、腹が膨らめばそれでOK。
より深く広く訪問先を観察するか、ボケっとするのに時間は使いたい。
しかし、連れが一緒だとそうはならない。
その旅先ならではの何かを味わいたい人なのだ。
食事やお茶の時間を確保しておく必要がある。
相反する質なのでそれが困るかと言えばその逆で、彼女の好みで自分一人だと行かないような場所やお店に行けるから、反対に歓迎している部分である。



今回は竹田城跡への通り道、丹波篠山辺りで食べられる名物に目がいって、行きは黒枝豆を買い、帰りは栗を食べに行こうとなった。
栗は栗そのものでなく、ケーキのモンブランが美味しいスイーツのお店があるという。
お菓子だけでなくピザも食べられる所らしい。
丹波市にある中島大祥堂というそのお店、北近畿豊岡道を氷上ICで降りて、ナビに導かれるまま町中の道をいくつも曲がって深くに入った先にあった。



茅葺き屋根の古民家をリノベしたお店で、お庭が取り巻いて和の雰囲気。
ケーキや焼き菓子を並べたスペースと、カフェスペースがあり、カフェの天井は茅葺き屋根の裏がそのまま見えていい感じである。
このご時世だからかテーブルの間隔が広く、ゆっくりできそう。
夕刻だったが7組待ちだった。
待ってでもここで食べたい気持ちは良く分かる。
店内で待つ人数を制限していて、順番が近くなったら携帯電話に連絡するから店外で待っていてくれという。
このあとは予定なく、家に帰るだけなのでゆっくり待つことにした。



駐車場近くで写真を撮っていたら、意外に早く電話があり、店内でもしばし待って、ようやく席に案内された。
夕刻だから売り切れてるケーキ多数。
連れはお目当てのモンブランを、私は丹波黒胡麻とほうじ茶のケーキを頼んだ。
連れが頼んだ通常のモンブランとは別に特別なのがあって、皿の上に設置したケーキの土台に、あの栗のクリームを絞り出すところを見せてくれるという。
サイズも少し大きく、お値段なんと2500円。
我々が席にいる間に二つ注文が入り、注文したお客さんはスマホで絞り出される様を動画撮影していた。
連れも午後早くにここに来ていたら、あれを注文したと思うとおっしゃる。
皆さんお好きですなあ。



私の注文したケーキはとてもおいしかったが、名前と見た目よりこってり。
ババロアみたいなムースみたいな、そんな生地がメインの丸いケーキで、ほうじ茶のムース(と言っとく)の真ん中にゴマのムースがある造り。
思っていたのと逆で、濃厚なゴマの香りがするのにゴマの方があっさりしていて、ほうじ茶の方がクリームの脂を感じるまったりしたものだった。
他にもいろんな部位があり、複雑なおいしさ。
最近のケーキは凝ったものが多いですな。



飲み物はホットコーヒーを頼んだのだが、これがまた美味しかった。
甘味主体でほんの少しの酸味。
連れは少し苦味も感じると言っていたが、私は分からず。
嫌味がまったくなく、舌を丸く包むやさしさがある。
コーヒーが一種しかない店で出るブレンド(たぶん)コーヒーを飲んで、ブレンドもいいもんだなと思ったのは初めてではないか?
カップも不思議で、プラスチックかと思う軽さなのだが、爪で縁を弾くと陶器の音がする。
なかなか得難い経験ができた。
連れに感謝だな。