叡山ケーブル

2021-11-12 01:54:20 |  EIDENで行こう
「EIDENで行こう - 八瀬比叡山口駅から数分」

八瀬比叡山口駅から横を流れる川を木橋で渡る。
川沿いの木々にも色付いているのがあり、早くももみじ狩り気分が盛り上がってきた。
池に沿って少し登るとケーブル八瀬駅がある。



比叡山へはケーブルカーとロープウェイを乗り継いで登る楽しい道行である。
休日は15分間隔で運転。



駅に待っていたケーブルカーに乗り込むと適度な混み具合。
観光地って人がいっぱい過ぎてもうんざりするけど、閑散としてるのも寂しい。
これぐらいがちょうどいい。



前方の眺めが見れる場所を陣取るべく、階段状の車内を前に進む。
ホーム部分の傾斜が緩いからだろう、車両の床の傾きとあっておらず、つんのめって歩きにくいのもまた楽し。
ほどなく出発した。



このケーブルカー、経路が直線でなく大きく曲がっていて面白い。
ケーブルカーを吊り下げている鋼索がレールの間に渡されているが、それを支えるいくつもの滑車がカーブに合わせて斜めに設けられている。
左手になにやら動くものがあり目をやると、別荘らしき建物があり、そのテラスに数匹の猿がいた。
見た目だけでなく結構な山の中にいることを実感。



中間で下り車両とすれ違うポイントがなかなかやってこない。
曲がっていて先行きが見通せないのでそんな感覚をもたらすのか。
直線区間に入ってようやく行き違いする箇所が見えた。
まだ午前中、下りの車両に乗っているのは係員の人だけのようだった。
すれ違い終わるとまたカーブする。



なんでもここはケーブルカーとして日本一の高低差があるそうだ。
遠い所に行かなくても、意外と身近に日本一はある。
他の場所でも何かで日本一のケーブルカーに乗った気がする。



ちなみに滋賀県側から比叡山に登る坂本ケーブルは日本で一番長いケーブルカーだそう。
考えてみればいろんな日本一が設定できる。
日本一長い・短い、日本一傾斜がきつい・緩い、日本一速い・遅い、日本一古い、日本一中間駅の数が多い、・・そんなもんか。
山上駅のケーブル比叡駅に到着。



所用時間は9分らしい。
ケーブル比叡駅は建物がこれまた時を経ていていい感じ。
乗り場でしばし撮影させてもらった。