昔はそうでもなかったが、最近一人で旅している時の食べ物にこだわりがなくなった。
コンビニのおにぎりを買っておいて、その辺のベンチや駅で食べて、腹が膨らめばそれでOK。
より深く広く訪問先を観察するか、ボケっとするのに時間は使いたい。
しかし、連れが一緒だとそうはならない。
その旅先ならではの何かを味わいたい人なのだ。
食事やお茶の時間を確保しておく必要がある。
相反する質なのでそれが困るかと言えばその逆で、彼女の好みで自分一人だと行かないような場所やお店に行けるから、反対に歓迎している部分である。
今回は竹田城跡への通り道、丹波篠山辺りで食べられる名物に目がいって、行きは黒枝豆を買い、帰りは栗を食べに行こうとなった。
栗は栗そのものでなく、ケーキのモンブランが美味しいスイーツのお店があるという。
お菓子だけでなくピザも食べられる所らしい。
丹波市にある中島大祥堂というそのお店、北近畿豊岡道を氷上ICで降りて、ナビに導かれるまま町中の道をいくつも曲がって深くに入った先にあった。
茅葺き屋根の古民家をリノベしたお店で、お庭が取り巻いて和の雰囲気。
ケーキや焼き菓子を並べたスペースと、カフェスペースがあり、カフェの天井は茅葺き屋根の裏がそのまま見えていい感じである。
このご時世だからかテーブルの間隔が広く、ゆっくりできそう。
夕刻だったが7組待ちだった。
待ってでもここで食べたい気持ちは良く分かる。
店内で待つ人数を制限していて、順番が近くなったら携帯電話に連絡するから店外で待っていてくれという。
このあとは予定なく、家に帰るだけなのでゆっくり待つことにした。
駐車場近くで写真を撮っていたら、意外に早く電話があり、店内でもしばし待って、ようやく席に案内された。
夕刻だから売り切れてるケーキ多数。
連れはお目当てのモンブランを、私は丹波黒胡麻とほうじ茶のケーキを頼んだ。
連れが頼んだ通常のモンブランとは別に特別なのがあって、皿の上に設置したケーキの土台に、あの栗のクリームを絞り出すところを見せてくれるという。
サイズも少し大きく、お値段なんと2500円。
我々が席にいる間に二つ注文が入り、注文したお客さんはスマホで絞り出される様を動画撮影していた。
連れも午後早くにここに来ていたら、あれを注文したと思うとおっしゃる。
皆さんお好きですなあ。
私の注文したケーキはとてもおいしかったが、名前と見た目よりこってり。
ババロアみたいなムースみたいな、そんな生地がメインの丸いケーキで、ほうじ茶のムース(と言っとく)の真ん中にゴマのムースがある造り。
思っていたのと逆で、濃厚なゴマの香りがするのにゴマの方があっさりしていて、ほうじ茶の方がクリームの脂を感じるまったりしたものだった。
他にもいろんな部位があり、複雑なおいしさ。
最近のケーキは凝ったものが多いですな。
飲み物はホットコーヒーを頼んだのだが、これがまた美味しかった。
甘味主体でほんの少しの酸味。
連れは少し苦味も感じると言っていたが、私は分からず。
嫌味がまったくなく、舌を丸く包むやさしさがある。
コーヒーが一種しかない店で出るブレンド(たぶん)コーヒーを飲んで、ブレンドもいいもんだなと思ったのは初めてではないか?
カップも不思議で、プラスチックかと思う軽さなのだが、爪で縁を弾くと陶器の音がする。
なかなか得難い経験ができた。
連れに感謝だな。
コンビニのおにぎりを買っておいて、その辺のベンチや駅で食べて、腹が膨らめばそれでOK。
より深く広く訪問先を観察するか、ボケっとするのに時間は使いたい。
しかし、連れが一緒だとそうはならない。
その旅先ならではの何かを味わいたい人なのだ。
食事やお茶の時間を確保しておく必要がある。
相反する質なのでそれが困るかと言えばその逆で、彼女の好みで自分一人だと行かないような場所やお店に行けるから、反対に歓迎している部分である。
今回は竹田城跡への通り道、丹波篠山辺りで食べられる名物に目がいって、行きは黒枝豆を買い、帰りは栗を食べに行こうとなった。
栗は栗そのものでなく、ケーキのモンブランが美味しいスイーツのお店があるという。
お菓子だけでなくピザも食べられる所らしい。
丹波市にある中島大祥堂というそのお店、北近畿豊岡道を氷上ICで降りて、ナビに導かれるまま町中の道をいくつも曲がって深くに入った先にあった。
茅葺き屋根の古民家をリノベしたお店で、お庭が取り巻いて和の雰囲気。
ケーキや焼き菓子を並べたスペースと、カフェスペースがあり、カフェの天井は茅葺き屋根の裏がそのまま見えていい感じである。
このご時世だからかテーブルの間隔が広く、ゆっくりできそう。
夕刻だったが7組待ちだった。
待ってでもここで食べたい気持ちは良く分かる。
店内で待つ人数を制限していて、順番が近くなったら携帯電話に連絡するから店外で待っていてくれという。
このあとは予定なく、家に帰るだけなのでゆっくり待つことにした。
駐車場近くで写真を撮っていたら、意外に早く電話があり、店内でもしばし待って、ようやく席に案内された。
夕刻だから売り切れてるケーキ多数。
連れはお目当てのモンブランを、私は丹波黒胡麻とほうじ茶のケーキを頼んだ。
連れが頼んだ通常のモンブランとは別に特別なのがあって、皿の上に設置したケーキの土台に、あの栗のクリームを絞り出すところを見せてくれるという。
サイズも少し大きく、お値段なんと2500円。
我々が席にいる間に二つ注文が入り、注文したお客さんはスマホで絞り出される様を動画撮影していた。
連れも午後早くにここに来ていたら、あれを注文したと思うとおっしゃる。
皆さんお好きですなあ。
私の注文したケーキはとてもおいしかったが、名前と見た目よりこってり。
ババロアみたいなムースみたいな、そんな生地がメインの丸いケーキで、ほうじ茶のムース(と言っとく)の真ん中にゴマのムースがある造り。
思っていたのと逆で、濃厚なゴマの香りがするのにゴマの方があっさりしていて、ほうじ茶の方がクリームの脂を感じるまったりしたものだった。
他にもいろんな部位があり、複雑なおいしさ。
最近のケーキは凝ったものが多いですな。
飲み物はホットコーヒーを頼んだのだが、これがまた美味しかった。
甘味主体でほんの少しの酸味。
連れは少し苦味も感じると言っていたが、私は分からず。
嫌味がまったくなく、舌を丸く包むやさしさがある。
コーヒーが一種しかない店で出るブレンド(たぶん)コーヒーを飲んで、ブレンドもいいもんだなと思ったのは初めてではないか?
カップも不思議で、プラスチックかと思う軽さなのだが、爪で縁を弾くと陶器の音がする。
なかなか得難い経験ができた。
連れに感謝だな。