呑む呑む

2009-10-18 00:09:18 |  お初・シルバーウィーク
またまた9月のお話。
妹は私と同じく酒飲みで、福島への山行で3泊したのですが、毎晩飲みに繰り出しました。

1泊目、新潟の宿はほぼ希望通り繁華街近くのホテルを取れたので、少し歩いたらいろいろとお店が。
日本料理が食べたいというので、ちょっと奮発して割烹のお店に入ることにしました。
入口で席の準備を待っていたら、別のお客さんがお会計する声が聞こえてきました。
結構な値段を請求されてました。
(私)「二人で○円だって。」
(妹)「そんなもんよ。」
ってお前、いつもどんなとこで食べてるんだ。
ちょっと引いてしまいました。

料理はなるほどとても美味しゅうございました。
でも店員さんのお客さんへの対応はなんかイマイチの所。
カウンターに並んで座って飲んでいたのですが、私の横に座っていた先客が注文のお酒がやってこないと怒って帰ってしまうくらい。
カウンター内の板前さんが事情をフロア担当に聞いていましたが、なにやら言い訳してました。
この出来事の是正・予防をどう処置するかで、お店の今後が決まるんでしょうね。


2泊目、福島では地元の日本酒フェアをやってるチェーン店ぽい居酒屋に入りました。
1銘柄だけ(種類は3つ)のフェアですが・・
720mlのボトルを注文し、ぐい呑で二人、さしつさされつ。
料理は居酒屋らしく、いろんな種類の多国籍料理風な品揃え。
これはこれで楽しめました。
一人雨宮塔子似のかわいい店員さんが、ときどき料理を運んできてくれます。
他の福島の人と違い、言葉遣いが標準語より。
それで聞いてみました。(やりとりちょっと省略してます。)
(私)「おねえさん、福島の人と違うでしょう。」
(彼女)「あ、分かります?」
(私)「どこなんですか?」
(彼女)「青森なんです。」
(私)「あれ、想像と逆方向。もっと南の方やと思たのに。」
(彼女)「青森の言葉は濁音が多いってよく言われます。お二人の言葉は柔らかな感じでうらやましいです。お注ぎしますね。」
日本酒を我々二人に注いでくれました。
(私)「おおきに。・・ってあんまり使わないか。」
(彼女)「あら、そうなんですか?」
(私)「どもありがと。」
ちょっとしたコミュニケーションも取れて良いお酒となりました。


3泊目、郡山の宿は繁華街から外れたホテルでした。
フロントで近くの飲食店案内をもらったのですが、一つ二つしかお酒を飲めそうなところが無い。
そのひとつのお店まで歩いたのですが、食事メインな感じ。
結局ホテルまで戻り、1階にある飲み屋に入りました。
女将さんが一人でやってる奥に細長い小さなお店。
カウンターには大皿に料理が盛ってあって、電子レンジで暖めて出してくれます。
そんな料理ですが、これが結構いけます。
秋刀魚の煮たのと烏賊の旨煮、茄子の揚げ煮など食べました。
妹は秋刀魚煮がいたく気に入ったようで、女将さんに美味しいです、と話しかけてます。

しばらくすると出張中らしいおじさんがやってきました。
女将さんに昨日は檜枝岐に行って作業したとか話してます。
(檜枝岐は尾瀬の北にある山深い素敵な所)
二人親しげに話しているので常連さんのようです。
仕事で行く先の福島近辺の地名が次々と出てくるのですが、仕事が何なのか分からない。
ただの営業にしては担当範囲が広いような気がします。盛岡の名前も聞こえます。
それで頃合をみてお仕事は何なのか聞いてみました。
さてその答えは・・、携帯電話のアンテナを設置するお仕事だそうです。
なるほど、それで行動範囲が広いんですね。
それをきっかけに次々と話しかけられ、相手していたのですが、だいぶお話好きのようで途切れることなくトークが続きます。
こちらから声を掛けておいて勝手ですが、いい加減疲れてきたので話の切れ目で女将さんにお勘定を頼み、お話に終止符を打たせていただきました。
そしたら、そのおじさんの方が先にお勘定をしてあっという間に去ってしまいました。

その後、こちらのお勘定をしているときの女将さんの言葉に驚愕。
そのおじさん今日初めてのお客さんで、女将さんは話を合わせていただけだそう。
ええー、なんじゃそりゃ。
見ず知らずのお二人にうまいこと担がれたような気分でしたが、おじさんに対しては飲み屋で働くプロの仕事をしていたということですね。
まあ、お勘定を随分とまけてくれたので許したげます。(なにを?)



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