豊橋駅にて

2024-08-18 13:27:48 | その他旅行き
新幹線を豊橋駅で降りて、在来線の乗り換え口へと向かう。
ここから飯田線を走る特急「伊那路」に乗って温田駅まで行き下車、徒歩で一駅先の田本駅まで歩く予定だ。
温田駅でお昼を迎えるので、降りる前に特急内で駅弁を食べておく事にした。
売店で秘境駅弁当なるものを見つけ購入。
飯田線のホームへと向かう。



飯田線ホームは名鉄の豊橋駅と共用されていた。
ちょうど名鉄の電車が入線してきたので撮影していると、連れが電光掲示板のお知らせを見ろという。
なになにと読んでみると、これから乗ろうとしていた特急「伊那路」が巨大地震注意情報発令により運休すると書いてある。
なんですとー!
改札口の駅員さんに話しを聞きに行くとやはり運休だそう。
なんとまあ困ったことに。
どうすればいいんだ?



とりあえず特急券を払い戻してもらう。
駅員さんが言うには、普通電車であればこの後10:42発の岡谷行きに乗れば温田まで行けるとのこと。
時間はかかるけど、と付け足される。
そう、それが問題なのである。
飯田線を普通電車で旅するのは恐ろしく時間のかかる行程となる。
その日の宿は温田のさらに向こうの駒ヶ根なので、そこまで行くだけで5時間半もかかるのだ。
距離にして、たった165kmなのに。
飯田線にこだわらなければ、名古屋まで戻って高速バスに乗る方が早かったりする。
4時間くらいだったかな。
しかし我々にそんな選択肢はない。
その普通電車に乗る事にした。



出発は45分後。
その電車は予定通り特急に乗れていれば、田本駅で乗る後続電車だった。
ホームで待つ間、温田駅から歩くことはできないにしても、せめて田本駅で降りて次の電車に乗れないか調べてみた。
しかし田本駅の次の電車は3時間後で、それだと宿のチェックインの時刻に到底間に合わない。
残念だがその電車にただただ乗って駒ヶ根駅まで行くしかない。



巨大地震注意情報が出た時、自宅でTVを見ていて和歌山の白浜の方に行く特急の「くろしお」が運休になると知った。
ニュースではアナウンサーが備えをしっかりして、慌てず騒がず普段と同じ生活を送るよう言っていたが、公共交通機関が慌ててるように見え、連れとどういうことよと他人事のように言っていた。
JR西日本の情報は得ていたが、JR東海でも同じような対応をとってたのね。
情報確認不足だった訳だが、もし事前に知っていたらどうしていただろう。