休日の居場所

2016-01-20 00:00:25 | Weblog
大阪ではテニススクールのレッスンを終えたら、なににも縛られぬ休日を満喫しに、山の上の公園によく行ってたものだ。
屋外で遅い昼食を食べ、昼寝したり、写真を撮ったりして時を過ごす。
寒い冬は車を里山の道端に止め、温室効果で暖かい車内で音楽を聞きながら、ホットコーヒーを飲んで雑誌を眺めたり。
その解放感は半端なく、仕事に行き詰まるとそんな時間に恋い焦がれた。

そんな山は身近になくとも、こちらでも同じように過ごせる場所が見つかるだろうと思っていたが、一朝一夕では難しそうだ。
街から短時間では脱出できず、街中で長時間車を止めていられる場所はまだ見つからない。
駐車場のある公園に行ってみたが、車を入れるのに並ばないといけなかったりして驚いた。
それに寒くなったから、力を抜いて屋外で過ごせる日は限定的だ。
季節が良くなるまで、公園で過ごすのはお預け。
スクールに自転車通学することにした事もあるし。

そうするともう部屋に帰るしかない。
お休みの日に部屋にいると非常に損した気分になって、そうして過ごした日の終わりは気分が淀んだ。
…ものだったんだが、こちらの部屋だと意外と平気。
というか我が家が今一番落ち着ける場所になっている。
一人の時間をゆっくりと過ごせるのは、今ここしかない、と言える。

新しい部屋は明るく広く綺麗だ。
引越し直後のお休みは部屋で過ごさざるを得なかった。
掃除して洗濯して荷物を片付けて、そして一服したのだが、テーブルの前に座って憩いを感じた。
ここ数年自分の部屋にいて得たことのない感覚だ。
このままインドア派になってしまいそうな危険なくつろぎ感。
大阪の部屋は散らかり、汚く狭く、そりゃあそんなところに長くいたら気分も沈む。
マイナスの運気に満ち満ちていたから、部屋に居たくなかったのは当たり前か。

屋外で過ごす事が休日を充実させる方策と思っていたが、考えてみれば外で何をしてるかって何もしちゃあいない。
ぼんやりして昼寝してるんだから。
居心地の悪い部屋に居たくないから外に出てるだけで、部屋でボーっとしてるのとやってることは変わりない。
「気持ちよく」ゆっくりできればいいだけだ。
こんなことに気がついてしまって、これからスクール後の憩いの場は我が家になりそうだ。

ただ、帰ってくる時刻は要検討。
部屋の中は外的刺激がなさ過ぎ、お昼寝すると目を覚ます起因がない。
グッスリ寝過ぎて夜眠れなくなる恐れが。
夕食を買いにもう一度外出する必要があるのも面倒だ。
この辺の解決策はまた探っていこう。
新しい部屋は今は目新しく新鮮だが、居飽きてくればやはり外に出たくなるだろう。
屋外で過ごせる穴場もボチボチと探して置かねばね。




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