結局全ては確度だけど

2016-10-22 20:15:01 | テニス
先日スクールのレッスンでサーブの練習時、回内を効かせるよう教えられた。
昔はテニス雑誌で研究しては回内をたっぷり効かせサーブを打ったものだが、無理があったのだろう、肩だか腕だかいつも痛めていたことを覚えている。
フラットサーブを多用しなくなったので、回内はあまり意識しなくなり、今はサーブで痛みが走ることはない。
別に回内はフラットサーブだけで使うものでなく、回転系サーブでも使えば良いのだが、ずいぶんと長い間忘れ去っていた。

で、久しぶりに回内を効かせると、おお、やっぱり回内で使う筋肉は違うようで、変なところに負担がかかっているのが分かる。
ここで無理をするとまた昔のように痛めることになるので、ガツンとは効かせずやんわりと振って練習。
それでもいつもの軌道にボールを送るとサービスラインをはるかオーバーする勢いで飛んで行く。
おひょー。
回転があまりかかっていないからかもしれないが、飛んでく飛んでく。
ふーん、こうして改めて回内を意識すると結構な威力がプラスできるんだ。

で、思った。
これでサーブのスピードに緩急差をつけられないだろうか。
圧倒的な威力のファーストサーブを確率良く入れれるのなら必要無いが、そんな武器を持っていない者は別の戦術でもって戦わねばいけない。
そのひとつが緩急差と思っている。
バシッと打つつもりがヘロンと打った結果、簡単なボールを与えたにもかかわらずミスしてくれる事がままある。
自分が受ける側でも同じようにミスする。
結構使える戦術のはずだ。

これを相手にそうと悟られずに打ち分けるのだ。
悟られずに打つ方法として、回内を効かすかどうかだけを違え、その他のスイング動作はまったく変えない。
回内が効いたサーブは伸びがあり、効いていないサーブは伸びがない。
スイング動作が大きく変わればそれと分かるだろうが、回内だけ違っても見分けるのは難しいのではないか。
ボール軌道も似せる事が出来れば、更に分かりにくくなる。
これをうまく混ぜて打てれば、リターンミスしてくれないまでも甘いボールが返ってくる確率が高くなるはず。

ただ注意しないといけないのは、回内の使用有無を違えるだけだが、やはりスイングは変わるので自分のサーブが乱れる恐れがある。
同じように打ってれば入るサーブが入らなくなる可能性がある。
そうなると本末転倒なんで、よほど安定して打つ自信がなければ諸刃の剣となりかねない。
剛球サーブも緩急サーブも、どれだけ確率よく入れられるかがポイント奪取のキーということか。
なんにせよ、今度サーブ・リターンの練習の時使ってみよ。