こんどはだいぶ心が揺れている

2016-09-13 23:12:25 | テニス
2本使いのラケットのストリングスが立て続けに両方切れてしまった。
仕方なくレンタルラケットや試打ラケットでプレーしたが、選べるラケットは限定的で、自分のより軽くて厚い奴だけだ。
いつも思うのだがそうしたラケットは非常に楽チンである。
自分のだとネットを越えない打ち損なったボールが、ギリギリ越えてくれたり、コントロールの難しいバックハンドスライスが、プイッと振れば思うように飛んでいく。
愛用のマイラケット、やっぱり自分には難しいのかな、とまた思い返してしまった。
一緒にプレーした方も、その試打ラケット合ってるんじゃない?
とおっしゃる。
いつも押し出すように打ってるボレーが当てるだけで返してたそうだ。
確かにそう打たないとエンドラインを越えそうだからなんだけど。

厚いラケットは軽い打感と球離れの良さから、きっと軽いボールが行ってるんだろうなと思ってきた。
先のボレーのように加減しないとコートに収まらないから、自分の重いラケットでしっかり振って打ったボールの方が威力ある気がしている。
特に芯を食った時のボールが伸びて重く飛び出していく感触を得るのは、テニスを楽しむ醍醐味のひとつである。
しかしふと疑問に思うようになった。
軽いラケットで打ったボールはホントに軽いのだろうか。
ネットを越えないはずのショットが越えるんだから、ボールにはそれだけ勢いがあるってことだよな。
ラケットを離れた後のボールは、打ち出したラケットがなんであれ、そのスピードと回転量がもつエネルギーの多寡が威力の有無であるはずだ。
ラケットによる球質の差なんてないのじゃないか?

話はそれるが、張り替えるストリングスはポリとナイロンのハイブリッドにした。
ポリを自分のラケットに張るのは初めてだ。
ポリは表面の滑りが良いようで、打ち合った後編み目が乱れない。
人のそんなラケットをみて、いつもいいなあと思っていた。
そんな理由でポリにしていいのか、とも思いつつ一度試してみることにしたのだ。
硬いと聞いていたので一番柔らかいのを教えてもらいそれにした。
のだがやっぱり硬かった。
今までの力加減では全然飛んでいかない。
最初のショートラリーでネットしまくった。
しかしロングラリーとなりガンガン打ち出すと、これがもっちりとボールをつかんでくれていい感じ。
なるほど、この感覚が好まれるのだな。

やっぱり強打者用のストリングスなんだなあ。
自分でひっぱたければ、ゆるいボールも食いつかせて打てるのだろうけど、私には無理だ。
でも強打者もドロップショットなんかのタッチショットで軽く当てて打つこともあろう。
その時は板で打つみたいに感じるのだろうか。
なんにせよ、ますます難しいラケットにしてしまったようだ。
後から切った方は残り半分のストリングスで面圧を下げて依頼したが、こちらでどう感じるかだな。

むむむ?
てことは楽チンラケットにポリを張れば、飛びも適度に抑えられ丁度よいラケットが出来上がるのでは。
ラケット面も大きいからストリングスの素材の硬さも和らぎそう。
軽いラケットでもしっかりと振れれば威力あるショットにできるのでは。
飛び過ぎるのであれば、回転をかける事にパワーを割く事も考えてみたい。
これについてはまた別途。
お好みの打感を犠牲にすれば、新しい世界が広がるかもね。