それぞれのレベルで

2016-09-01 23:00:33 | テニス
相変わらず頭を抱えるのが、球出しのボールをミスすることだ。
最近頭を抱えているのは…、と書き出して、いやいや昔からだろうと思い直した。
特にやさしく緩やかなボールを出してくれるとミスする率が高い。
相変わらず苦手なボールだからだな。
やってくるボールの軌道や勢いが変わってもダメだ。
2球も3球も同じようにミスを続けるときもある。
多いのはネットだが、それでボールを持ち上げすぎるとホームランになるし。

勢いよく叩く打ち方をする時はたぶんスイングが大雑把なんだろう。
ラケットとボールの接触時間は短いのだろうが、その短い時間ででき得る限りボールへの力の与え具合を感じなくてはいけないのに、それを怠っているからだ。
こんなもんだろう、と叩いている。
ショートラリーの時のように、ラケットとボールの接触状態を手のひらに感じつつ、振り抜く角度を調整しなければ。

しかしそんなものを感じ取ろうとすれば、長くボールに触れようとするから、強く叩けない。
いや、強くではなく速くか。
自分がやろうとしているスイングと相反する動作になる。
やはり一瞬の間に判断しなければ。
そう試みるだけでもプラスになると言い聞かせて練習するしかないな。

でも、うまい人はそんなことごちゃごちゃ考えなくてもスパーンと打てるんだろうなぁ。
身に染み付いた常人にはうかがい知れない感覚があるのだろう。
職人技みたいなもんか。
考えているうちはダメなんだろう。
しかし考えずにパシパシ打てるというのは、反対になんにも考えないということで、工夫の対象がなく面白くないのでは。
こうした事をごちゃごちゃ考えるというのはそれはそれで楽しくはあるからなあ。
なんて思ったが、彼らには彼らのレベルの高度な課題がたくさんあるんだろう。