二つの静か

2009-08-14 00:21:59 | Weblog
今日も暑い日だった。
平穏な大阪の街。
人も車も少なくなって、みーんなお盆休み。
今週頭から少なくなり始め、今日から激減。
時刻表も休日ダイヤに置き換わり、違う電車の違うシートで梅田まで。

お昼休み、食事に出かけに陰を選んで歩いていて、気付く。
・・静かだ。
蝉の声がまったく聞こえない。
あれ、そういえば最近、蝉の声っていつ聞いたか? 
いつの間にかいなくなってしまった。
大阪の街の蝉は短期間に一斉に目覚め、一度に夏を終えるよう。
やはり街中は厳しい環境のようで、クマゼミの声しか聞かなかった。
単層だ。

子供の頃、田舎に暮らしていた頃は、アブラゼミ(最近聞かない)とクマゼミの声で夏が始まり、ツクツクボウシとヒグラシの声に、去り行く夏を感じたっけ。

鳴き始めといえば、高知に居た頃は5月の連休明けに蝉が鳴き出して、その早さに驚いたものだった。

蝉が鳴き始める時については意識が向かうのに、鳴き終える時というのはどこに暮らしてもこれまで気にしたことが無かった。
いつ頃鳴き止んでいたのだろう。
来年は注意して聞いてみよう。
・・覚えていたら。

今週末は、郷に帰省予定。
たぶん田舎ではまだ晩夏の蝉の声を聞けるでしょう。
去る夏を惜しみつつ、お墓参り。

次は秋の虫たちがいつ鳴き始めるかに気が向くのか。
いつ鳴き止むのか。
鳴き止んだら冬か。つまらない。
また春を待つ日々が続く。