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コーチ考

2008-11-12 23:42:28 | テニス
今日はいいお天気でしたね。
朝、洗濯にベランダに出たら、群青の空。
東を望めば丁度日が昇ろうとするところで、そこにだけたなびく雲が明るい橙色に輝いて、朝の空気もいつもと違う。
こんな光景を目にすると、旅の空を思ってしまう。

さて今日の話題はテニススクール。
自分勝手にコーチングのありようを考察したいと思います。

先日いつもと違うコーチのクラスに振替で参加しました。
ボレーの練習がメインで、ローボレーは前で捌きましょうと指導を受けます。
でもこれがうまく行かない。
私はボレーでもスイングしてしまうほうなのですが、コーチは前にラケットをセットして踏み込みでボールに勢いを与えましょうと言います。
それが理想的なボレーであることは私も分かっているのですが、体の硬くなった中年には窮屈な姿勢であり、足腰の弱った中年にはそのボレーを続けることは非常にしんどい。
それ故どうしてもスイングの勢いに頼ってしまう。
結局そのレッスンではいつものボレーもできず、コーチの言うボレーもできず散々な出来に終わってしまいました。

コーチにより教え方はいろいろで、生徒のショットの特徴に合わせた教え方をしてくれる方もいます。
「ボレーでスイングしてもいいですから、フィニッシュでラケットエッジの下側を前に押し出すようにしましょう」とか、前に突っ込んでネットするのを見て軸を立てて打つために「その場でステップして打ちましょう」とか、生徒の悪い癖を修正するためのコツを教えてくれます。
ローボレーであれば、「ボールが落ちてくるところにラケットをセットして迎えましょう」といった表現をします。
同じことを伝えるにもこの表現方法の違いと言うのは重要で、体が意識する筋肉とその働かせ方が違ってきます。
理想形があってそれにガチガチに合わせに行こうとするのと、理想の方向にまず向けようとするのと。

我々生徒は(私だけ?)テニスを楽しむためにスクールに行っているわけで、ベストなテニスでなくても、思うとおりのショットが打てればベターでも満足です。
もちろん最高の形で良いショットが打てるのが一番なんでしょうけど、未来あるジュニアではないので、残り時間も体力も無い中年が追うには遠い目標に思えます。

前者のコーチ、若くて熱血で好印象なので、も少しコーチングの幅を広げてもらえるとうれしい。
よく行く振り替えの時間に担当替えになったことだし、レッスンを受ける機会も増えそう。

それともこんなことを考えてるから試合に勝てないのかな。