野花

2008-11-04 23:45:02 | 山行
私、写真撮影もそれなりに好きで、登山したり里山へツーリングに行ったりした時は景色や草花をよく撮影します。

やはり野の花は可憐で素敵ですね。
アップで撮影した画を大画面に拡大表示すると、素朴な中にドキッとさせる滑らかな曲線の造りや配色を見ることができ、とても惹かれます。
園芸種にももちろん目を奪われるのですが、私には少し派手過ぎるようです。

野山に行くと今は秋の花がきれいです。
でも、何故かあまり撮影意欲が湧きません。
春はもう目に入る花という花を撮りまくるのですが、この気分の差は何なんでしょう。

考えてみて気が付いたのは、花自体は春の花も秋の花も小さくて素朴なんですが、花の数が違う。
春の花は1輪2輪付けるイメージですが、秋の花は幾つも幾つも束になって咲く感じ。
葉っぱも春は柔らかく瑞々しい感じですが、秋はワサワサと茂ってる印象があります。
整理すると頭でっかちで、本体の葉っぱより花のほうが目立つのがお好みのよう。
高山植物も好きですが、彼女らはよりその特徴が顕著です。
そういうことなんだ。

秋の花は季節の巡りでも損してます。
冬の間、枯れた草木を延々と目にし、暖かくなるのを待ちわびてようやく花開く時至る春。
春、夏と様々な花を満喫した後やってくる秋。
ちょっとハンデがありますね。

写真は、奈良県は高見山で3年前の春に撮ったすみれ(と思う)です。